山歩きのページ
奥日光
日光白根山
2013年7月12日(金)
”前白根山付近に咲く、今が見頃の赤いコマクサ”
[概要]
梅雨明けはしたが、まだ北アルプス方面の天候は不安定である。関東地方は好天が続き、連日の猛暑。
さてどこへ出掛けようかと考えたが手軽に行けて、標高が高く眺望が良い、ということとなると ここでした。
下界は今日も猛暑日なのだが、流石に2500m を超すと涼しく、別世界の空気を吸ってきました。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:奥日光(栃木、群馬)、白根山(2578m)(累積標高差:1300m、 延べ距離:11.8km)
[天候 ] :晴
[行程 ] :菅沼登山口(1740m)6:00 - 弥陀ケ池7:10 - 白根山(7:55-8:10) - 前白根山9:30 - 五色山(10:00-10:20) - 登山口12:10
6:00 菅沼登山口。
2年振りに来たら、駐車場は管理人がいて有料になっていた。(1000円)。 有料の割に駐車スペースは凹凸の未整備のままである(?)
”駐車場から少し入った場所にある案内版。 今日も好天だ。”
朝の冷気を感じながら歩き始める。 所々 申し訳程度に手入れ跡がある 全体に荒れた登山道を行く。
弥陀ケ池まであと0.9kmの標識を過ぎ、 座禅山の裾を巻くように付けられた登山道を行く と勾配はなだらかになり ほどなく弥陀ケ池のほとりに出た。
”弥陀ケ池と朝の光を浴びる白根山。 ”
右に座禅山を見ながら沢沿いを暫く行くと白根山への直登ルートに出る。
”標高2400m付近から頂上方面を見上げる。”
ガレたゴロ岩帯の急斜面を登り、2500m付近で稜線に出る。 ここが頂上直下である。
”2500m付近から弥陀ケ池方向を見下ろす。 左上に菅沼も見える。 菅沼の登山口から800mを約2時間弱で来た。”
”頂上手前のピークから見た白根山の山頂方面。”
白根山の手前のピークを過ぎ、その先の小さな谷を越して白根山頂上に出た。
7:55 白根山
”白根山頂上(2578m)。 遠方の左に燧ケ岳の双耳峰が見える。 ”
下界は猛暑だが、2578mの地は流石に涼しく、肌寒い。 アウターを着て暫く眺望を楽しむ。 この時期は気温が高いので、残念ながら遠方は少し霞んでいる。
”錫ケ岳方面。 手前のゴロ岩部分に奥白根神社が見える。”
しばらく景色を堪能したあと、前白根山方面へ向かう。
小さな谷を越え、奥白根山神社に参った後は 少しガレた登山道を下る。
”眼下にコバルトブルーの五色沼が広がる。 この時季は比較的雨が多いので沼の面積は大きい。”
勾配が急になりかけた付近の砂礫地に、コマクサが咲いている。 他の季節なら見落とすところだが、 登山道のすぐ脇に点々と咲くピンク色の花はよく目立つ。
”ちょうど今が見頃のコマクサ。 群落が育つように そっと見守りたいものだ。”
急斜面を下り、樹林帯を過ぎると平坦地になり、左折するとすぐに避難小屋で、 小屋からは樹林帯をトラバース気味に暫く登る。
分岐の標識がある白錫尾根に出ると なだらかな ザレた斜面を持つ前白根山はすぐそこである。
前白根山の手前の茶色の砂礫地に先程のものと種類の違うコマクサが咲いていた。
”珍しい赤い色のコマクサ。”
”この赤い色の花は、草津白根山に咲く赤いコマクサと同じ仲間だろうか。”
9:30 前白根山(2373m)
ここは奥白根山から少し離れているので訪れる人は少なく、周りには誰もいない静かな頂だ。
”前白根山頂上。バックは奥白根山。 ”
前白根山から五色山までの稜線は白根山の絶好の展望台である。 五色沼を抱いた白根山を左に眺めながら進む。
”前白根山付近から見た白根山と五色沼。 ”
約70m程の急斜面を登り五色山まで来ると2名の若い登山者が休憩していた。 金精峠から来たが、登山道が険しくて厳しかったと。
ここで大休憩とし白根山を眺めながら持参したおにぎりで昼食とする。
”五色山から見た真名子山、女峰山、太郎山 とシャクナゲ。”
”五色山からの 少し角度の違う白根山。”
”咲き始めのシャクナゲ。”
ゆっくり休憩した後は登山口までの下山である。 コメツガの中の登山道をゆっくり下って登山口へ戻った。
12:10 登山口
今朝は数台のみであった駐車場は びっしりと埋まっていた。
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