山歩きのページ

<bgsound src="scar.mid" loop=-1>  南アルプス 北岳
2014年7月25日(金)


”北岳の頂上直下から北岳山荘、間ノ岳、塩見岳方面”


[概要]
長かった梅雨がやっと明けた。 2ケ月振りの登山は南アルプスを選ぶ。

南アルプススーパー林道は7月初めの豪雨で土砂崩れ、夜叉神峠から先は通行止めになっている。 今回は初めて奈良田から入ることになった。

下界は連日の猛暑日であるが、3000mの稜線は別世界の爽やかさだった。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:
 南アルプス(山梨)、北岳(3193m)
 登山口からのMax標高差(1663m)
[天候 ]      :晴れ
[行程]
:広河原(1530m)7:00 - 二俣(8:30-8:40) - 小太郎尾根分岐 10:20 - 北岳(11:30-12:10) - 二股(14:00-14:20) - 広河原 16:00


奈良田から朝一番のバスで広河原へ。 広河原山荘前のテント場にテントを設営し重い荷物を置いて身軽にして出発準備。



 広河原 7:00

天気は快晴である。広河原から北岳の頂上付近が大樺沢越に見える。





     ”広河原から北岳を望む。 頂上がすぐそこに見えるがここからの標高差は1700m近くある”


樹林帯の中の涼しい登山道を登り始める。 荷物が軽く身体への負担が少ないので登高はすこぶる快調である。
同じバスで降り、先行している登山者を次々と追い越していく。


 二股 8:30





     ”二俣付近から見た大樺沢と北岳山頂方面。 吸い込まれそうな紺碧の空。”


大樺沢から八本歯のコルに向うコースを考えていたが、今年は残雪が多く推奨出来ないと登山口に記されていたので、 肩の小屋経由のコースをとることにする。





     ”池山吊尾根方面。 大樺沢の雪渓がかなり上まで延びている。”






     ”バットレスと頂上方面。”


右股コースの斜面は今が盛りの花畑が大きく広がっている。





     ”シナノキンバイ等の花々。”


右股の最後の急登を乗り切ると小太郎尾根との分岐に出て視界が広がる。


 小太郎尾根分岐 10:30





     ”小太郎尾根に続く小太郎山とその向こうの甲斐駒ケ岳。”





     ”東に目を転ずれば 鳳凰三山。”


ここから先はこのルートで一番快適な稜線歩きとなる。
この辺りから前日泊の登山者とすれ違い始める。 昨日はガスで眺望は良くなかったという。





     ”頂上直下3000mの地に建つ肩ノ小屋。”





     ”明日登る予定の仙丈ケ岳。 大きなカールを抱いた姿が美しい。
    左、大仙丈カール、右、小仙丈カール。”





     ”稜線に咲くハクサンイチゲと遠方の間ノ岳、塩見岳方面。”





     ”最後の岩稜を暫く登るとすぐ先に北岳頂上が見えた。”



 北岳 11:30





     ”山頂。 最近の計測で標高が少し高くなり、3193mに訂正されている。”


東側からはガスが舞い上がりこの方面の眺望はなくなった。





     ”山頂から間ノ岳と眼下に見える北岳山荘。”


北岳山荘側から団体の登山者が続々と登ってきている。

十分に休憩した後が後続にスペースを譲って下山とする。 往路をそのまま下る。

登りに較べれば下りは身体的には楽だが、1700m近い下りは乱暴に降りると膝を痛めるのでユックリと。

標高が下るに連れて気温が上昇し、下りは暑さとの闘いでもある。 登りとほぼ同じ時間を掛けてテント場に戻った。

休憩時間を含めて約9時間。良く歩いた。


 広河原 16:00

山荘から冷えたビールを買ってきて、広いテント場で食事を作って夕食を楽しむ。 といっても今日の夕食はレトルトのカレーであるが。



  咲いていた主な花々。



今回のコース



  ”今回のGPSトラック”   登り、下り 同じ。


2014年山行一覧表  南アルプス山行記録  Home