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<bgsound src="s_song.mid" loop=-1> 吾妻連峰  西大巓〜南西尾根
2014年2月12日(水)


”西大巓頂上からから見た 磐梯山”

[概要]
先週末の記録的な大雪で 雪に馴染みのない当地では全くのパニック状態に陥った。

道路の除雪体制もなく、住宅地周辺道路の雪かきも徹底されず、日頃雪道を走っている我が車も4日間殆ど動けない状態だった。

予報では今週末もまた雪らしい。やっと行動出来るようになったので 気晴らしにちょっと出掛けてみた。

当初は那須を目指したが、白河の手前まで来たら那須方面は雲が・・・・ それに比べて福島方面はかなり明るい。
この差に誘われて、余り勧められた行動ではないが 単独行の気軽さで結局 裏磐梯へ転進となった。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:吾妻連峰(福島、山形)、西大巓(1982m)〜南西尾根 (登山口からの標高差:登り約400m 下り800m、合計距離 約8km)
[天候 ]      : 晴れ
[行程 ]      :スキー場TOP(1580m) 9:50 - 西大巓 (11:00-11:20) - 南西尾根 - 不動沢橋 12:40 - スキー場 13:20



9:50   スキー場TOP

目的地変更もあって、少し遅いスタートとなったが スキー場TOPからは昨日のものと思われる立派なトレースがあり、 今日の登りはこれで楽勝??






     ”1650m付近。 小道のようなトレースに載って快調に登る。” 





     ”暫く登ると少し開けて、後側に磐梯山が。 猪苗代湖が左奥に。” 






     ”1843mのポコ付近から見たニセピーク。 ” 


先行トレースに従ってニセピークの左裾を巻いて進む。 頂上直下の無木立斜面では、若いカップルが尻スキーで戯れていた。






     ”頂上へ続く尾根から東斜面と西吾妻山を見る。  東斜面には無数の滑った軌跡がある。” 






     ”間もなく頂上。 依然として大きなトレースに導びかれて。 ” 



11:00   西大巓の頂上

遅いスタートの割に、好天としっかりしたトレースのお蔭で早目の到着。

空は全体に高曇り状態だが、意外に遠望がきくのが嬉しい。 頂上付近 この山としては珍しく東側からの風が吹いて少し寒い。





     ”飯豊連峰が真近に、そして真っ白に輝き、神々しいまでに偉容を示している。 ”






     ”磐梯山をやや上からの角度で眺める。 いつも雪が少ないこの山もこの時季は流石に白い。”






     ”安達太良連峰の遠望。 左から箕輪山、鉄山、安達太良山、和尚山。 見るからに荒涼とした山肌だ。”






     ”米沢方面は雲海が広がる。その向こうに朝日連峰が。”


暫く眺望を楽しんだ後はシールを外して、滑降に移る。 東斜面に誘われるが、今日の目的は南西尾根。 標高が下った時点で下りラッセルも予想されるので、今回は東斜面はパスして前へ進む。

途中から前後して登ってきた二人連れのスキーヤーはこのまま元のルートを戻るらしい。

さて滑り開始。頂上付近はガリガリと、薄く載った新雪との混在斜面であまり快適ではないが 1850m付近まで下るとちょっと重目だが パウダー状態になって滑り易くなる。





     ”1850m付近から快適なツリーランが始まる。 ”


先程まで高曇りだった空もかなり晴れて、春スキーを思わせるような暖かさである。

時々GPSで方向チェックしながらの ツリーランはどこまでも続く。 いやー、楽しいですね。






     ”下るに連れ少しづつ勾配はゆるくなるが、緩斜面でもスキーは良く走る。 ”






     ”1550mを境にシラビソからブナに植生が変化する。 ブナ林のツリーランは見通しも良く更に快適に。 ”


1400mから少し急斜面になる。 いつも灌木が邪魔するこの付近も今年は積雪が多く全く問題なし。

やがて不動沢橋手前で、林道に乗る。


12:40   不動沢橋





     ”不動沢橋付近から、西大巓方面を振り返る。 頂上から標高差 750mを滑り降りてきた。”


最後は林道を辿ってスキー場へ向かう。 林道の途中までは何とか滑ったが、 最後の1kmは再度シールを付けての歩行でスキー場へ出て終了。


13:20    スキー場

スキー場のインフォメーションへ下山連絡をして本日の行程を終了した。
この山は色んなルートがあって飽きることがない。


今回のコース




  ”今回のコースのGPSの軌跡。 赤:登り、 青:下り”


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