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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 南会津  大杉岳
2014年4月27日(日)


”大杉岳頂上付近から会津駒ケ岳”   

[概要]
大型連休は定番の燧ケ岳を予定していたが 352号の御池までの開通はもう少し先になるという。

七入までは車で入ることが出来るので、そこから大杉岳を目指すことにした。
余りこの時期 人が入らない山であるが、下まで雪が繋がっているのでスキーでノンビリ登り、滑るのには向いている。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:南会津(福島)、大杉岳(1921m)(登山口からの標高差840m)(延べ距離約13km):

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :6:55 七入(1080m) - 7:40ブナ平 - (9:40-10:10)大杉岳 - 12:00登山口


6:55   七入駐車場。

駐車場から先の国道は重機が置かれて、通行止め。 駐車場入り口に車を置いて出発。渓流釣りの車、山スキーの車など数台がある。

最初のヘアピンカーブでスキーを履いてショートカット気味に登り始める。 昨日入ったトレースがいくつも見受けられる。
途中沢を避け 一度道路に出て、次のカーブでシール登高再開。 雪面は適度に締まって歩くのに都合が良い。

このルート一番の急斜面を登りきると平坦なブナ平にでる。





     ”ブナの疎林の平坦地を行く。”


大杉沢沿いに寄りながら、渡渉点を探し適当なところで対岸に渡る。





     ”大杉沢と七入沢に挟まれた尾根に取り着く。 最初は広いが次第に細尾根になる。”


  尾根は全般的に勾配は なだらかだが、途中から 雪付が悪い個所もあるので雪の多そうな斜面を選んで進む。。





     ”1500m付近のなだらなかで細い尾根。 右に少し雪庇状に張り出している。”






     ”1600m付近の小さなピーク。 ブナ林の中に クロベの大きな木が混ざっている。”






     ”樹林の間から燧ケ岳が顔を出す。この角度からは柴安ーと俎ーの双耳峰がはっきりしている。”






     ”この付近の山は何れも同様に 1700m辺りで 植生はブナからオオシラビソに変わる。”






     ”右手に大津岐山からの尾根とその向こうの会津駒ケ岳が見える。”


やがてなだらかになり1888mのピークに到着。 この付近は樹木が少ないので見晴らしが良い。 北は会津駒ケ岳から会津朝日岳、北西方向に 越後三山、南に燧ケ岳、日光連山もぐるっと見渡せるが 今日は気温が高いためか遠景は霞んでいる。





     ”少し霞んでいる 越後三山方面。”






     ”大杉岳のピークはここから少し左手にある。”






     ”樹林帯の切れ間から見える燧ケ岳の全景。 滑るには今が「旬」だ。”






     ”会津駒ケ岳と中門岳。 ここもまだたっぷり雪がある。”


なだらかな稜線を少し歩いて大杉岳と思われるピークに着いた。 ここは回りを樹木で囲まれているので、 眺望は殆どない。



9:40   大杉岳

今日は全国的に夏日になるという予報。4月なのに驚きである。


昼寝でもしたいくらいの気分だが、この気温では時間が経つに従って 雪が相当緩み 滑り難くなるので早々に下山する。

往路をその儘戻るのでは余り変化がないので、大杉沢を少し降りてみる。





     ”大杉沢を150m程滑り、左岸を少し登り返したところで振り返る。 かなりの急斜面と細いV字谷。”


沢は細く急なV字形で滑り難いので、左岸から往路の尾根を目指して少し登り返す。





     ”V字谷とその先の燧ケ岳を振り返る。”


尾根に戻ったらあとは往路をそのまま下る。 尾根は比較的なだらかでノンビリ滑るにはちょうどよい。

今朝渡った沢のスノーブリッジはちょっと頼りなかったので 少し上流側のしっかりした場所を選んで渡る。

ブナ平を適当に滑り、朝登ったルートに戻って下る。 1160mでスキーを脱ぎ、 国道脇の土手に芽を出したフキのとうを摘みながら駐車場へ戻った。

12:00   登山口

春スキーをのんびりと楽しんだ一日だった。 こういう山も中々いいもんだ。


本日のコース



     ”GPSトラック”  赤:登り、 青:下り




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