山スキーのページ

<bgsound src="hosinosekai.mid" loop=-1> 那須連峰  スダレ山〜三本槍ケ岳
2014年1月24日(金)


”三本槍ケ岳頂上から見た旭岳。”

[概要]
一月は寒い日が続いていたが、ここにきて少し寒さが緩み この週末は3月並の暖かさだというので、雪が腐る前にと三本槍ケ岳 へ出掛けることにした。

那須連峰は強風地帯、積雪は多くないので、滑りというよりも冬の景色を楽しむことが主である。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:那須連峰(福島、栃木)、スダレ山(1850m)〜三本槍ケ岳(1917m)

[天候 ]      :快晴
[行程 ]      :マウントジーンズスキー場トップ 9:20 - スダレ山 (11:00-11:15) - 三本槍ケ岳(12:00-12:30) - スキー場 14:00


9:20  スキー場トップ(1410m)

昨年の同時期より積雪は少し多いようだ。 早速シールを付けて北方の1462mポイントに向けて登高開始。 

その後進路を左にとりスダレ山を目指す。





     ”北温泉からの登山路との合流点。 かすかに見えるトレースを辿れば締まった雪で、 登高は楽々。”






     ”1550m付近からスダレ山の姿が見えてきた。 この辺りは笹が目立つ。  途中からトレースはすっかり消えてしまった。”






     ”左手にお馴染みの朝日岳、茶臼岳が見える。 朝日岳への尾根は紅葉時季には真っ赤に染まる。”


今日は気温が高く、風も殆どないので かなり暑く春スキーの様相。アウターを脱いでも汗が噴き出す。





     ”スダレ山の斜面が段々近づいてくる。 果たして斜面の雪質はどうか。”


スダレ山への登りは夏道から外れて 急斜面をダイレクトに行く。 斜面の雪質は案の定 かなり悪い。  ウィンドパックされて表面が締まり、下が柔らかいモナカ状で 雑に登ると厚い表層がガバッとズリ落ちる。





     ”斜面越しに北側をみる。 赤面山が右下に見える。 この山もいつも強風に晒されて雪が少ない。”


斜面の上部に行くにしたがってシュカブラが大きく発達している。登りは問題ないが、滑りを楽しむには?。




11:00  スダレ山付近(1850m付近)





     ”1850m地点から見た 朝日岳方面。 えびのシッポ状のシュカブラが発達している。 見た目はきれいなのだが・・・”






     ”北東方向、遠く磐梯山が。手前は大白森山。 右端かすかに布引の風力発電が見える。”


スダレ山から先はアップダウンが殆どない。最短距離を行きたいところだが、スキーでも踏み抜き易く、植生を傷めるので 夏道に沿って進む。 強風地帯 故に夏道には殆ど雪は積もっていない。





     ”清水平との分岐付近から見た三本槍ケ岳。 山名のイメージと異なり台地状である。”


分岐から少し下り、急斜面を約50m登るとシュカブラで覆われた頂上に出た。


12:00   三本槍ケ岳

少し風があるものの、強風地帯とは思えない穏やかさである。 周りに何もない展望台のような頂上からの眺望は素晴らしいの一語。





     ”北側の眼下に那須の鋭鋒 旭岳。  数年前 甲子側から頂上直下まで登り 右の急斜面を滑り降りた。”






     ”ミニ飯豊と称される デザートシュガーをかけたような ”流石山〜三倉山” の峰々。 ここに来た者のみが見ることができる景色。”






     ”北東遠方、磐梯山、吾妻連峰、猪苗代湖。 手前の山は先日出掛けた二岐山。”






     ”飯豊連峰を遠望。”






     ”更に左手遠方に、豪雪の山 守門岳、浅草岳。”






     ”南西方向遠方に日光白根山。手前に男鹿山塊。”






     ”強風地帯の象徴 ”氷柱”ならぬ 頂上標柱。 左から右に強風が吹き風上に向かって えびのシッポが伸びる。”






     ”ガリガリのシュカブラで覆われた山頂付近。”


ゆっくりと休憩、腹ごしらえした後は、下山開始。 シールをつけたまま急斜面の上まで移動。
高度差が僅か50mの斜面だがシールを外してまず最初の滑り。







     ”ウィンドパックされているが ここはまずまずの雪質。”


再びシールを貼ってスダレ山まで移動。この時間になると空は薄い雲が掛かり始めた。

スダレ山から本格的滑りの開始。 となるところだが、 登りの際に雪質は確認済で、上部は大きなシュカブラ、下部はウィンドパックされた 厚いモナカ。 引っ掛けないようにユックリと滑り、尾根に出る。


尾根部の雪質は更に悪い厚モナカとガリガリの組合せ。小さいターンは難しいので大きく円弧を描きながら滑る。

1462m地点までノンビリと滑って、一休み。 雪質が良ければ東尾根をと考えていたが今日の雪質では楽しめそうにないので、 素直にスキー場を滑り降りて終了。



14:00  スキー場

スキー場のフロントに下山報告をして帰途についた。

月に何回も訪れない好天に恵まれ、素晴らしい冬山の景色を堪能した一日だった。



今回のコース




     ”GPSの軌跡(下り) ” 登りもほぼ同じ。




2014年山行一覧表   山スキーの記録  那須、日光、山行記録   Home