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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 尾瀬:  燧ケ岳
2015年5月1日(金)


”東田代から見た燧ケ岳”

[概要]
スキーシーズンも終盤になり好天続きで各地の山の積雪は急激に減ってきている。

例年は連休に出掛ける燧ケ岳。 今年は御池までの開通が遅れていてまだのようだ。

それなら、と。一度トライしてみたかった七入橋からの往復をやってみた。



[メンバー]  :単独 
[山域&山名]:尾瀬(福島)、燧ケ岳(2346m),七入橋からの標高差(1266m)、 延べ距離16.4km

[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :七入橋(1080m)6:10 - (8:20-8:40)東田代 - (11:10-11:50)燧ケ岳 - 12:15東田代 - 14:00七入橋



6:10   七入橋。

駐車場は除雪が完了してないので進入路の入口に駐車して出発。 暫く国道を進み最初のヘアピンカーブからスキーでのシール登高が出来るようになる。

5日前に来た時に較べ明らかに積雪は減って、雪面は枯れ枝などが散乱しているが何とか滑りは出来そうな斜面である。

最初の急斜面を登りきると平坦なブナ平へ到着。





        ”ブナ林の間から燧ケ岳が少し見える。
    殆ど勾配のないブナ平の広大な雪原を縦断して燧ケ岳を目指す。”






        ”途中、沼山峠への道路を横断する。
    除雪はかなり前に行ったようで道路脇にはフキのとうが既に開いている。”


ここからモーカケ沢を源頭部まで登り詰める。最初は緩やかな勾配で ウグイスの声を聞きながらのノンビリ ハイクアップを楽しむ。

1500mを過ぎると傾斜はきつくなる。雪質が締まっていれば問題はないが、気温の上昇で雪面が緩みスキーがズリ落ち るので辛い登りだ。





        ”モーカケ沢源頭部の急斜面。
    比較的雪面が締まっている日蔭部分を探しながら登る。”


スキーで滑り降りた際は最高の斜面だったが、緩んだ雪面の登りとなると大変手強い。 スタミナをかなり消耗して、やっと東田代に到着。


8:20   東田代。





        ”東田代から見た燧ケ岳の頂上方面。”


ここからは頂上を目指して 下りの滑りルートを考えながら進む。1990mピークの北側裾の沢を辿って燧ケ岳への 最短ルートをとる。

2200mからの急斜面は気温上昇とともに雪面が緩んできているのでシール登高にはちょっと厳しい。しかしツボ足も疲れるのでスキーで登る。 エッジを効かした斜登行より も、ちょっと急だがシール全面を使った直登の方がむしろズリ落ちない。





        ”頂上が見えてきた。 例年のこの時季には見られない ブッシュがかなり広がっている。”



やがて勾配が緩やかになり燧ケ岳(俎ー)の頂上に到着。





        ”頂上から会津駒ケ岳方面を振り返る。
    手前に見えるのは頂上直下に立てて来たスキー。”




11:10  燧ケ岳頂上。

予想通り頂上には未だ誰もいない。 遠景は少し霞むが 早速お馴染みの写真を撮る。





        ”なだらかな平ケ岳。その奥に見える越後三山。”  





        ”至仏山と手前の尾瀬ケ原。”  





        ”尾瀬沼と遠方の日光連山。”  


ゆっくりと休憩した後はスキーデポ地まで戻る。 御池から登ってきたテレマーカーが休憩していた。私と同様に今朝 七入橋から来たとのこと。

いよいよ待望の滑降。 長く 辛かった登りもこの瞬間に全てが忘れられる。






        ”滑り開始の急斜面。適当に緩んだ雪面は大変滑り易い。”  


登りと同じルートを短時間で滑り降り、東田代で休憩。 一息いれたあとは登りで苦労した東田代からの急斜面を快適に滑る。






        ”モーカケ沢の源頭部の急斜面を滑る。”  






        ”更に続くモーカケ沢。木々も疎らで滑り易い。”  


緩んだ雪面の急斜面はよく滑るが緩斜面になるとスキーが滑らない。 沼山峠への道路を過ぎた付近からは、ヒールをフリーにして 推進滑走でブナ平を縦断。

1160mのヘアピンでスキーを脱ぎ担いでスタート地まで戻って本日の行程を終了。


14:00  七入橋。


予定していた通りの8時間弱の行程でした。 帰り、ブナ平の殆ど水平に近い部分の推進滑走がちょっと疲れたが 楽しい初夏のスキーでした。

今年は雪解けが早いのでスキーシーズンはこれで終了です。



本日のコース



  ”GPSトラック”   登り、下りほぼ同じコース。


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