***高木陽市***

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【インド古代文化(仏教)について】

 ここでは、世界古典文学全集の仏教辞典について紹介したい。  仏典Tは、原始仏教聖典(主としてパーリ語)ならびに、それを奉じた伝統的保守的教諸派いわゆる小乗仏教の作品がおさめられています。  仏典Uは、もっぱら、大乗仏教の諸派の作品がおさめられています。
   「仏典T」
   「仏典U」

【ローマ人の物語を読んで】

 塩野七生著「ローマ人の物語」は、ローマ建国(BC753年)から東ローマ帝国の滅亡(AC1453年)までを扱った大作(全15巻)です。  明治以来、日本も西洋文明の影響を受けており、西洋文明を理解するには本書は大変役立つ書籍です。第1巻は王政時代(約140年間)の記録で、  第2巻は共和政時代(約500年間)の記録でボエ二戦役(ハンニバルが活躍)に多くのページがさかれています。  第3巻、第4巻は共和政から帝政への切り替え時の動乱(ユリウス・カエサルと初代皇帝アウグストゥスが主役)が記述されています。第5巻から第15巻は、ローマ帝政時代の全記録です。  ローマ帝政時の制度を最も多く取り入れている国は米国と言われています。大統領令はローマ皇帝の元老院の承認を経ない指令とそっくりです。最も読んでもらいたい作品のひとつです。  

【私の読書のはじまり】

 私が小学生の頃(昭和25年〜)東京の叔母より小包がたびたび届いていました。  叔母の家族が読み終えた雑誌「週刊朝日」が定期的に送られてきたのです。吉川英治の「新平家物語」が連載されており、  当時、私は、この連載を楽しみにしていました。インターネットで調べてみると、昭和25年から7年間、吉川英治の「新平家物語」が「週刊朝日」に連載されていたようです.  私は高校時代は徳島市内で下宿していたので小学4年から中学3年まで6年間この連載を読み続けたことになります。  中学になると学校の図書を利用できるようになり、吉川英治の作品を手あたり次第読んだように記憶しています。  先日、水戸の県立図書館に立ち寄った時、吉川英治の連載小説「新平家物語」が、「小説 週刊朝日 新平家物語」として全編保存されていることが分かりました。杉本健吉の挿絵入りの当時のままで読むことができます。  私の小学時代から中学時代のこの読書経験が、その後の読書(長編作品志向)に大きな影響を与えたと思っています。


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