***高木技術研究所***


画像処理を用いた侵入者監視システムの紹介



侵入者監視方法は、機械電気的な方法や赤外線を利用した方法がよく知られているが、最近、画像処理 による方法が注目されるようになってきた。画像処理を使用した監視は、@リモートでの監視が可能、A広い面空間でのでの監視が可能等の 特長がある反面、欠点としては@背景とのコントラストの小さい対象物の検知ができないA背景の変化に弱い等がある。ここでは、典型的な2つの侵入者検知のアルゴリズムを紹介する。実際の侵入者監視システムでは、各種の改良されたアルゴリズムが使用されている。これらのアルゴリズムについては別途論文を参照されたい。


侵入者検知アルゴリズムの例


(1)背景画像との差分をとる方法

背景画との差分をとる方法


図1


図1は背景画像との差分をとり侵入者を検知する方法を示す。静止した侵入者を検知できる反面、 背景自体が変化する場合に適用できないという欠点がある。



(2)連続した2画面での差分をとる方法


直前画との差分画像をとる方法


図2


図2は直前画との差分をとり侵入者を検知する方法を示す。背景の変化に対応できる反面、静止した侵入者を検知できないという欠点がある。



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