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最近のお遊び乗馬 | 現役最後 60歳頃の競技会 |
特別な世界・・・そうですね、犬や猫じゃあるまいし、普通じゃ飼うことも出来なけりゃ出会うことすら出来ない世界。そのクラブへ来る人はもっと別世界の人。そういう世界に敢えて自分を持って行き、そこから(離れた所から)、自分自身の人生や社会を見つめ直していたのかなと想像します。 60を過ぎて会社生活とのけじめがついてからは、もっと馬と親しもうと、乗馬クラブの指導者になって馬との付き合いを増やしたようです。至福の時を。 「走る爽快感、物言わぬ馬に約束事を教える調教の面白さ、馬には言葉で表せない魅力があります。」とはご本人の言。 さらに、「人体も馬体も個々に癖が有り左右均等では無いのですが、それを左右平等な演技をして見せるのが馬場馬術です。微妙で繊細で難しい。」とも言っています。まさに人馬一体の妙を限りなく追求していたのでしょう。本当に馬が好きなんですね。 ![]() 今年73歳の健ちゃん、何時かは世界のトップレベルの演技を見たいと思っていたことが叶いました。そうです、北京オリンピックの馬術観戦ツアーに行って来ました。場所は北京でなく香港。馬の検疫だとか難しい制約がないのが香港だからとか。 |
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北京オリンピック馬術競技会場(香港)で |
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障害飛越競技開始前の下見風景 | 法華津選手のグランプリ演技 | |
北京オリンピックと言えば、最高齢で選ばれた日本の期待の星、法華津選手の健闘を見るのも宿願だったのです。私もテレビで見ていました。ひょっとしたら、観客席の中に健ちゃんの顔が写るかなと思って。法華津選手の演技は残念ながら、馬が吃驚したのか、のけぞる所だけを写しており、成績もパットしなかったと報じていました。健ちゃんは帰国後、「テレビなんてそんなところしか写さなかったのか、あれは電光掲示板の光に驚いたもので、電光掲示板の設置ミスとも考えられ、全体として非常に良い演技であり失敗の部分だけ報道されたのは残念。」と法華津選手への同情と会場設営者への不満
を覗かす話をしていました。 最後にご本人が書かれた文をそのまま掲載します、人柄を感じますから。 |
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ー完ー |