炭鉱の仕事はいろいろあって鉱内で働く作業が最も過酷です。
そのかわり賃金が高くなっています。父はそれほど体が頑丈ではなく岡番(陸番?)と言われる
地下に入らない仕事をしていました。それはボタといわれる品質の悪い石炭を捨てる仕事です。
そのボタが積みあがったのがボタ山 とかズリ山 とか言われるのもです。山に線路を引いてその上を
ボタを積んだトロッコが山の先端まで行きそこで捨てられます。そうして段々高くなっていきます。
掘り出した石炭を良炭と不良炭に選別するところが選炭場です。
ズリ山の線路はこの選炭場から始まります。
母もここで働いていました。