かな料紙製作者
2005.12.13 ←戻る  トップへ  次へ→
茨城北部の海岸線国道は6号で、それに平行するように海岸から山一つ越えて走る国道349号がある。この道路を北へ向かい常陸太田市を過ぎると日立市に入る。するとまた常陸太田市になる。まもなく常陸太田市大菅町(旧里美村)である。そこには開湯3百年という看板を掲示した大菅温泉がある。この近くに平安時代から伝わるかな文字の用紙、料紙を作っているお宅があり、本日訪ねた。
帰りに車に乗りかけたら息子さんが出てこられた。丁度、かまどの前だったので、写真を撮らせてもらった。この窯で1週間も煮続けるとのことだった。楢の木の皮をぐずぐずと煮るのだ。息子さんと歴史の話に少し弾んだ。最後にこの伝統芸術を主人と一緒にやっていると聞き、立派だと思いながらそこを後にした。