神峯山−大煙突
2006.02.08 前へ トップへ 次へ
昨年12月、日立鉱山は開業100年を迎えた。明治38年(1905)12月創業者久原房之助氏が当時の赤沢銅山を買収して、開業した。その前、赤沢銅山の時期、元治元年(1864)9月26日助川海防城を占拠していた天狗党田中愿蔵らは高鈴山方面に逃亡した。このあと、赤沢銅山の事務所にも寄り、いろいろ逃亡に必要なものを所望したが、断られて事務所を荒らした。このことで、かなりな打撃を受けた銅山だった。現在、新日鉱グループはジャパンエナジーを含む、新日鉱ホールデングスを核とした大企業となっている。
写真の大煙突は、建設時世界一高い155.7mだったが、平成5年2月倒壊し、54mという1/3の高さになった。その日、筆者は小用で窓から見る煙突が極端に低くなっていて、その前の小用で見た時と違うことに気がつき、自分の眼を疑ったのである。本日の写真は、かみね公園南駐車場から望遠で撮ったものである。左は神峯山(標柱:594m)で山頂附近には神峯神社奥社があり、以前には天気相談所神峯山観測所があったところである。