日立紅寒桜−未だ蕾−
2006.03.08 前へ トップへ 次へ
JR小木津駅構内にいつも1月中ごろから咲きはじめ、今頃の3月初旬に満開になる極早咲き桜があった。職場の同僚に小木津駅を通勤で通る時、咲き具合を見てくるようにお願いすることもあった。花の色が濃いので写真に映えると思い、いつか撮りたいと思っていた。平成14年1月、突然その桜は移植されてしまった。結局、枯れちゃうのではという愛好者を悲しませる結果となった。本日、日立市郷土博物館の館長講座を聞いた後、同じ受講者に無理なお願いをしてそれを見に行った。枯れた状態で現在も植栽地にあった。隣には、事前に枝から育てていた2世が元気に生育しているのを確認できた。「日立紅寒桜」と品種登録しているこの若木の開花が、今年は遅れている。この桜は合格桜とも言うんですと、ここの施設の管理者が来て説明を加えてくれた。以前、小中の学校があったこの地の周りは、大きなソメイヨシノ桜が8本のびのびと枝を伸ばしていた。花時は見事だろうと想像しながら、そこを離れた。