第十八話

〜さとちん的ラーメン本取材その4(ホームラン軒@日立)〜

8月6日

大学のOBとして研究室の合宿に参加し、なぜか最後に北茨城の美術館へと行くこととなった。そこで現地解散

ということになった。さて、今は昼時なのだが、どうしよう。少し走れば、こないだ取材した大雪@磯原があるが、

うーん、原稿も残っているし、戻るかな。ということで一度寮へと戻った。

久々(といっても2日ぶりなのだが)のメールチェック、
 
題名:地図があったらイイナ! 
カメ・がんじ〜 でございます。 

ラーメン本の事を考えていて、ふと、考えた事ですが 
全体地図と地区別の地図があったら便利ではないでしょうか? 

私は、都内の営業の時に、麺吉さんの本を持っていく事が多い 
のですが、他のラーメン本に比べて優れているのは全体の地図が 
ついていて大変使いやすいです。 

たとえば、県北の人が 
「明日、県南を廻るけど昼時は伊奈か谷田部あたり、どこか良い 
ところないかな〜 ?」と本を見た時に、 
「オッ!!京まさ と 大河がルートから近いな、6号から廻れば 美浦 
って手もある」という感じです。 

店の紹介ページの地図は周辺地図ですので、遠くから来る場合は、 
道路地図を改めて見なければなりません。 
全体・地区別地図で大体の位置関係がわかれば大変便利だと思う 
のですがいかがでしょう?

うん、便利そうですよね。その時の地図はかなり正確に描いて欲しいです。というのも、今年の三月、

東京で学会があった帰り、某ラーメンブックの地図をたよりにラーメンを食べに行ったのですが、これがかなり

いいかげんな地図で、2時間くらい探したのですがみつからなくて断念したことがあります。また、ラーメンとは

違うのですが、やはり学会の帰り、大阪でいか焼きを食べようと、ガイドブックの地図を見ながら探したのですが

やはり2,3時間くらい探しても見つからず、断念しました。(る○ぶのばかー!)

(この話の詳細は、前者は後日にさとちんHP2NDにて”さとちん旅日記’00春〜さとちんLAST TOUR〜にて、

公開予定、後者は”さとちん旅日記’98秋”で絶賛公開中です。)

後追いするように、kimurakunさん、まちゃあきさん、かずやんさん、たべさんがおいらと同じような考えで

いるようだ。みんなそんな経験があったりして。

さて、原稿を書こうかな・・・・うう、腹減った。どっかに食べに行こうかな?そうだ!

私の少ない脳みそがとんでもない考えを閃いてしまった!

「ホームラン軒の取材と昼飯を同時にすませちゃおう!」

なんて、卑劣(?)な考え!かくして、ホームラン軒の取材を急遽行なうことを決定した。

まずは電話番号だ。タウンページで調べてみる。ええと、ホームラン軒はと・・・ないな。”ラーメン屋”、”中華料理

屋”で調べても載っていない。しょうがない、番号案内サービス(114でしたっけ?)で聞いてみることにした。

さと:「すいません、日立のホームラン軒の電話番号を知りたいのですが」

オペレータのおねーちゃん:「おまちください、(かたかたかたかた・・・・)申し訳在りません、もう一度お店の

お名前をお願いします。・・・・・ホームラン軒ですね。(かたかたかたかた・・・)ありませんね」

うーん、どうしましょ?腹減ったしな。これこそアポ無し取材しちゃおうかな?

結局、結論として、ホームラン軒へ取材道具をもっていく→ホームラン軒のどこかに電話番号が書かれていな

いか調べ、その番号で取材することを伝える→十数分後にホームラン軒を訪れる

うん、完璧!(笑)、かくして、さとちんはその計画を遂行すべく、ホームラン軒へと向かった。

車は、路駐2時間パーキング(200円で、なんかシールはるやつね)にとめて、いざホームラン軒へと向かった。

店に到着し、まわりを見るが、どこにも電話番号が書かれていない。うーん、ここまで来たんだ。食べるか。

がらがら・・・「いらっしゃいませ」女主人の声。おきゃくさんはけっこういました。

おいらはラーメンを注文、店内を見回してみるが、電話番号がかかれている様子はない。しかも、電話機すら

見当たらないのだ。この店って電話がない?でも、茨城新聞社はどうやって連絡をとったんだ?謎だ。

待っている間、おいらはPHSのネット機能を使って、ネットの知人のHPを見ていた。となりに座っていた人の

注文した味噌ラーメンが出てきた。なんかうまそうだな。

おいらのラーメンも続いて出てきたので食べた。うん、うまい。こないだ、麺が生カップ麺みたいだったんだけど、

今日のはいい感じでした。たべながら店内を見渡したら、張り紙が会って、明日から暫く夏休みになるらしい。

うーん、ということは今日取材しないと、10日の原稿提出に間に合わないな。しばし、ラーメンを食べながら

悩んだ。よし、決行しよう!とりあえず、お客さんがみんないなくなってから直接お話しますかな。

で、待つこと、20分くらいスープを飲み飲み、やっといなくなってからお話(この時点では、ラーメン本出版のこと

は非公開なので、このような処置をとった。)

まずはお会計をすませた。

店主:「ありがとうございました」

さと:「あ、すいません、申し遅れましたが、私こういうもので」

と、茨城ラーメン本取材用の名刺を渡した。

店主:「あ、そうなんですか、うちにこんなのがきたんですよね」

と店の奥にあった封筒をだす。それは茨城新聞社が各店に郵送した取材依頼書であった。

さと:「その取材をしたいと思いましてきました。本来であったら、私のほうから電話して取材の日程を打ち合わ

せてから行くべきなのですが、ホームラン軒さんの電話番号が電話帳に載っていなかったものですから、

今日、このように来店しまして取材させて頂こうかなと思いました。もし、お忙しいようでしたら後日改めて

お伺いしますが。」

店主:「あ、いいですよ。今お受けします。あ、そうだ、取材で食べに来られたんですから、これ、お返ししますね」

と先程払った700円(チャーシュー麺代)を返そうとした。が、おいらは拒否。

さと:「いいんですよ。どうせ取材費が出るんですから」と言ったが、とりあえずお金はカウンターに置くことにした。
さて、早速取材です。まずは例によって、基本データを聞く。

「ラーメンの麺は、基本的に細めんなのですが、好みに応じて極細麺にも変えることができますよ」

女性客に人気なのだとか。あの複雑な味のスープには極細麺があいそうですな。そういえば、前の茨城ラーメン

本にもそんなことが書いてあったな。言えばよかった。

スープはたくさんの種類の材料を使用している。基本的に煮干し系のスープなのだが、ポイントは大きな

煮干しをつかうとのことだ。煮干しが小さいと、あの飲みやすいスープにならないとのこと。

先程、おいらがラーメンを食べていた時に隣に座っていた人は、常連さんらしく、普通の味噌ラーメンに特別の

トッピング(味付け)を施したものなのだとか。だからうまそうなのか。

店主:「食べてみますか?うちの味噌ラーメンは、いかにも「「みそ」」といった感じがして、結構気にいってくれ

ているお客さんもいるんですよ」

え、いいんですか?さっそく頂くことにしました。うーん、たしかに味噌!といった感じです。ロン@高萩の赤味噌

ラーメンに近い味ですが、こっちのほうがまだ食べやすいです。食べている間、さきほど食べたチャーシュー麺の

味の感想も同時に書き込んだ。でないと忘れっちゃいますかなね。

このお店を始めたのは昭和42年からなのだそうだ。私が生まれる8年前ですな。そんな昔からあったんですね。

当時は、このお店は大きかったのですが、一人でも店を切り盛りできる様に、店の敷地面積を半分にしたそう

です。だから、 店が斜めに位置しているんですね。納得です。そんな長い歴史がある店はこの日立の移り変

わりをみてきたそうな。

当時、店の前にはストリップ劇場があったらしく、そこのお客さんがけっこう食べにきてくれたので、

かなり繁盛していたらしいです。(なんか、今の日立では昔ストリップがあったとは想像がつきません)

確か、9,10年くらい前ですか、日立駅前にデパートYが出来てから、あのあたりの商店街にお客さんが

あまり来なくなってしまったそうですが、そのあおりをこの店も受けたらしく、今では昔ほどのお客さんは

来ていないのだとか。
 
チャーシューの作り方にもこだわりがあって、ちょっと変わった作り方なのだが、いつもスープを沸騰させて

から店を閉め、チャーシューを中に入れておくそうな。で、朝にスープのもとに漬け込んでおくそうな。

スープ、チャーシューがうまいわけです。

この前、友人と店の近くに来た時に、店がまだ開いていなかったので、近くのとらやでニンニクラーメンを

食べた話をしたら、うちでもニンニクラーメンがありますよ。と言う。油で揚げ、スライスしたガーリックチップが

うまいらしい。今度食べに来て下さいと言われたので、行くことにしますかね。

女店主の人柄を前面に出そうと、いろいろな質問もしました。

また、以前は笠間焼きの器を使っていたそうな。「そっちのほうがいいんじゃないんですか?だめなんですか?

あ、お客さんが割っていっちゃったりするんだ」と言ったら、そうではないらしい。あの濃い色のスープに

笠間焼きの色が重なると、かなりしょっぱく見えて、いけないらしい。気遣いやさんですな。

そんなこんなで、楽しい取材は終了しました。

寮に戻る前、そのホームラン軒の危機に陥れたというYデパートへ買い物に行った。あ、忘れてた。

慌ててPHSでホームラン軒に電話する(基本データにて教えて頂きました。)。写真撮影の予定など必須の

伝える事項を言い忘れてました。合宿疲れ?

寮で2日ぶりのメールチェック。TOSHIさんとたべさんからこんな提案をMLでしていた。
 
題名:とてもくだらない話です。


みなさん。こんばんは toshiです。

とても、くだらないので読み捨ててください。
札幌ラーメン・喜多方ラーメン・佐野ラーメン・東京ラーメン・横浜ラーメン
和歌山ラーメン・九州ラーメンなどありますが。
茨城ラーメンはありません。なんか残念。幻の茨城ラーメンをみんなで考えて、
造ってくれるお店を募集しませんか?どうでしょう。必ずいると思います。
そのお店を選んで、ネットで宣伝するのは、どうでしょう。
(茨城ラーメンとみんなが認定した場合)

私が考える茨城ラーメンとは、味はとんこつ・みそです。養豚が盛んです。
みそと言うのもしょうゆより茨城ではみそを自家製で作ってるとこがあります。
うちでも母親の自家製みそです。海岸があっても塩田は茨城にないでしょう。

具となると、岩のり、山菜あり、野菜、海の幸と豊富ではありませんか?
鳥に関しては、奥久慈のしゃもです。霞ヶ浦のわかさぎのてんぷらもいいです。
ラーメンに合いませんね。
麺もまだ茨城産のみの材料で出来るでしょう。細めんのちぢれ派が、多いか?

幻の茨城ラーメン企画したらいいかも?
失礼します。

かなり面白そうですね。茨城のラーメンと言えば・・・・納豆?(笑)ラーメンの師匠、mtmt君が聞いたら

怒り出すだろうな>納豆嫌い

つぎは、たべさんからのメール
 
(中略)
それと,他のラーメン本でもよくやってることではありますが,
各店の味の系統が一目で分かる一覧表(あるいは図?)も
付けるというのはダメでしょうか?いくら自宅や職場から近くても
自分の好みとかけ離れた味の店には行かないですから。
確か,石神さんの本では「こってり−あっさり」軸ともう1軸
使って平面グラフ上に各店の味をプロットしてて凄く分かり
やすかった記憶があります(わかとら家のマスターに借りた本
だったので今は手元にない)。また立石さんの本では「首都圏で
食べられるご当地ラーメン」という一覧表がついてます。
もし可能なら石神グラフみたいな図の上で,さらに家系とか
札幌系,旭川系などのお店を色違いの線で囲うと面白いかな
と思います。どうでしょう?

これもあったほうがいいね。うん、ラーメン本らしいアイデアが次々と提案されつつあるな。

・・・・ん、待てよ、たべさんの件、ちょっと問題あるな。その点を指摘する為、ホームラン軒の取材完了も

兼ねて連絡した。
 
題名:「ホームラン軒」取材完了&質問&意見


さとちんです。
やっと盆休みに入って、取材を再び再開しました。
本日は「ホームラン軒」の取材が完了しました。
場所は、前回のラーメン本に書いてあるので、判っていただけるかと。
ていうか、説明しにくい。日立伊勢甚の正面入り口をまっすぐ歩いて
大きい道路を渡り、その付近の細い道を歩いて左手側すぐです。
「和蘭」「ホームラン軒」早急に原稿を書き上げます。
いやー、基本的に県北のラーメン屋はみんな良いひとばっかりです。
残すところあと2件なのですが、K○さん、じゃんがらの取材日程と
湖南飯店の取材許可はどうなりましたか?

[ラーメン広域マップの件]
カメさんの案、いいっすね。OKっすね。

[味の系統グラフ化の件]
グラフを作るという案は基本的に賛成です。
しかし、ネックが一つあります。それは、各人の味覚の違いです。
Aさんが、B店のラーメンを「あっさり度4」に選んだとします。
また、CさんがD店のラーメンを「あっさり度2」に選んだとした場合、
第三者が、B,D店に行って食べ比べた時、
「おいらはどっちとも同じくらいのあっさりさだと思うのに、なんで
評価が違うんや!」となる可能性があるからです。
そのネックが解消される案があればグラフ化の案は通すべきでしょう。
「石神本」のグラフは、一人が全部の記事を書いたからこそ出来た
ことであって、うちらのように大人数で本を構成する場合は難しい
ところであると思います。何か良いアイデアありますかね>ALL

[茨城ご当地ラーメン]
面白いですね。>TOSHIさん
しかも、ご当地ならでわの食材の選定もかなり的確かと。
もっとも、県北のラーメン屋にはそういったラーメンは作ってくれるよう
なところはないですね。(土地柄によるもの)
県南にはそういった企画に興味を示しそうなとことがありそうですね。
ちなみに、おいらだったらこんな食材を選んでみます。
・梅(梅の香りがするラーメンって食欲がでそうです)
・かじめ(日立のかじめ湯最高!)
・こんにゃく(なるとの形を作るOR麺)
・あんこうの肝(スープの隠し味)
なんてね。

ー以上ー

そうなのだ。取材した人数は今回11人、一人一人の味覚は異なる。誰か1人が全部を食べ歩いたなら、味

グラフは作れるであろうが、メールでも提案した通り、たべさんが提案したままの案ではいいグラフが作れない

であろう。グラフを作るアイデアはよいのだけど。なにかその問題を解消する方法はないものか・・・

まあ、誰かがいいアイデアを出してくれるだろう。さて、寝てから、たまっている原稿を書くか。


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