ってのはつらいですよ。秋の寒い頃に出る本ですから、しょうがないんですけどね。
取材時の心構えとして、スーツは基本ということで、ズボンとYシャツ、ネクタイを締めて行った。(上はかんべん)
なんとか約束の2時に間に合うように車を走らせた。時間がけっこう余ったので、上の2階にあるゲームセンター
で時間潰し&涼んだ。
2時ちょうど、店に入る。この時間でもちょこちょこ人がいますね。
さとちん:「すいません、茨城新聞社のものですが、取材に来ました。」
店員さんは「は?」と言ったような顔。
店員:「なにかお約束があるのでしょうか」
さと:「あ、実は茨城新聞社でラーメン本を出版するのですが、その取材に、ここの社長さんが対応してくれる
ということになっているのですが、なにかお聞きになっていませんか?」
店員:「いえ、あ、まあおかけになって下さい」
席に座って、テーブルに取材用具一式を置いた。
厨房から「本の取材なんだって」と、アルバイト学生の声が小さく聞こえた。なんか俺、見世物パンダ状態で
すな。はは・・・。
「ご注文は?」と聞かれて、おいらは「は?」となった。
さと:「いえ、社長さんが来てから頂きますよ」
待つこと15分、おかしい。20分、やはりこない。店員さん達がおいらが来ることを知らないことや、社長さんが
こないことを考えると、おいらが場所や時間を間違えたのか? 茨城新聞社の担当者さんからの連絡事項の
メモを見ても間違っている様子はない。うーん?
ここは一応、取材の連絡をした茨城新聞社の担当者さんに確認してみますか。
取材要綱を見ながら、PHSで電話した。
女の人:「はい、茨城新聞社でございます」
さと:「すいません、私○○と申しますが、出版局のK○さんをお願いします」
K○さん:「はい、お電話かわりました。K○です」
さと:「すいません、ラーメン本取材担当の○○ですけど」
K○さん:「あー、どうも」
さと:「ちょっと確認したいことがあるんですが、じゃんがらの取材は今日の午後2時、上水戸店で社長さんが
対応して頂けるということなんですよね。間違ったところはありませんよね。」
K○さん:「はい、そうですよ。」
さと:「そうですよね。ところが、社長さんがまだいらっしゃらないようなんですよ。私、じゃんがらの本社の電話
や社長さんのお名前も存じ上げないので、連絡しようがないので、K○さんから連絡をとって頂けませんか?」
というやり取りがあり、しばし待つ。
ジリジリリリ・・・じゃんがらの電話がなった。店員さんが取る。
店員:「茨城新聞社の方はいらっしゃいますか」
電話をかわった。
社長:「(ノイズまじりで)すいません、取材今日でしたね。時間を変更してもいいですか?」
さと:「あ、お忙しくて移動できないのですか?それでしたら、私が直接本社に行きますか?たしか水戸駅南
でしたよね。何時ごろお伺いしますか?」
社長:「あ、すいません、今静岡なんですよ」
え?静岡?なぜ静岡なのですか?訳わかんない。
社長:「なんでしたら、私が会社のほうへお伺いしていきますが」
さと:「え、それは茨城新聞社ということでしょうか?」
社長:「はい・・・・・・・・・・・・(音が小さくなって) ツーツー」
電話が切れた。しばし待って、また電話がなる。
さと:「すいません、私、正式には茨城新聞社の人間ではありませんから会議室を貸してくれるかどうか・・・」
社長:「では、明日はどうですか?5時ごろがいいのですが」
え?明日は会社にいるD中学校の同級生の同窓会(私が幹事)があるんだよね。無理っすよ。
さと:「すいません、その時間は都合があって・・・・2時ではだめですか」
と言うやり取りで、明日の2時に決定しました。
今日来た意味がないな。腹減ったからラーメンを食べていくか。
じゃんがらラーメン(A辛)を頼み、食べている最中PHSに電話がかかった。K○さんからだった。
K○:「茨城新聞社のK○ですが、どうですか?連絡はつきましたか?」
さと:「はい、なんとかつきました。なんでも、今静岡にいるらしくて明日に取材することになりました」
K○:「なにーぃ?」
こ、恐い。俺に対して言っているのか。考えるまでもなく、社長さんでしょうけど。
K○:「そうですか、約束を忘れてしまったんですね。まぁしょうがないですね。明日、よろしくお願いしますね」
さと:「はい、それで取材が一日遅れたので、原稿提出も少し待って頂けませんか?」
K○:「いいですよ。少しくらいなら問題ないですから」
ふう、帰ろうとすると店員さんが「ミニ餃子いま焼きあがりますから食べていきませんか?」
いや、もういいです。おなかいっぱいです。
せっかく水戸に来たんだから、匠家で食べたいね。でもさっきくったばかりだからな。漫画喫茶で腹が
すくまで待った。
・・・・・時間は9時00分、かなり漫画にはまってしまった。やべ、匠家が閉まっちゃう。急いで行ったが
店はやっていなかった。あれ、まだ時間はあるはずだが。ついてない。
さて、いつまでも水戸にいてもしょうがない、帰るか。
明日は、2時から取材、6時から同窓会だ。取材で遅くなってもいいように、高速道路を使って行けば
間に合うだろう。でも、高速入り口がわからないから、今日確認してこようと、那珂インターへと向かった。
那珂インターの詳細場所を知らなかったので、看板を見ながら走ったのだが、どうも見えてこない。
道間違えたのかな?引き返すか。暗くてよくわからなかったのだが、 なにやら広場らしきところがあった。
そこに入ってUターンするか・・・・なんだ、段差?!
思いきりバックしても轟音を立てるものの、全く動かず。こまったな。夜だし、交通量も少ないから助けてくれる
人もいなさそう。まあ、だれかしら止まって助けてくれるだろうと思ったが、それは大きな間違い。車は通るが、
誰も止まりやしない。なんだ、親切な人っていうのはいないもんか?俺だったら助けるぞ!
20分後、一台の車が止まってくれた。
「どうなさったんですか?」と男の人が聞いてくれた。うわー、いい人や。
事情を説明すると、いろいろと脱出策を考えたりしていました。そんな時に、電話が鳴った。Sさん(中学校の
同級生)からだった。明日の同期会についてのことで電話したとのことだが、いろいろ脱出手段を講じてくれ
ているおじさんにいつまでも話していると悪いので、すぐさま用件を手短に話して電話を切った。
おじさんは、会社が車で10分くらいのところにあるから、そこでワイヤーをもってきてくれることになった。
さらに20分待つこととなった。その間、やはり他の車は止まってくれなかった。どうにかして脱出したいなと、
おもいっきりバックしたら白煙があがった。ゴム臭い。脱出をしばし諦めた。
すると、近所に住んでいるという人がやってきて、さっきの脱出音に気づいてくれてやってきてくれたのだ。
いろいろとなにか道具を持ってくると言い残して一旦去った。10分後、ほぼ同時に先ほどのおじさん&おじい
さんがやってきた。試行錯誤の末、おじさんの車で私の車を引っ張ることで脱出することができました。
本当に有り難うございました。
お礼をしたいのだが、丁度手持ちには2500円くらいしかなかった。すいません、これだけで大変申し訳
ないのですが、汗をかいただろうということで、1000円づつ渡しました。
おじさん、おじいさんは「いや、いいよ。困った時はお互い様ですよ」という。実はこのおじさんも先週山で
車を走らせた時、私と同じようなことがおきたらしいのである。
でも、こちらの気が済みません。それに、たかだか2000円くらいですし。本当はもう少し渡したかったのですが、
先程も書いたように手持ちがないし、銀行だって、当然しまっていますから。
ということで、私は2人が帰って行くのを頭を深く下げて見送った後車を走らせた。
なんか手がすごい汚れています。どっかで手を洗いたいな。ん、たんぽぽの詩の電気がついている。洗わせて
頂きますかな。
で、店に乱入。手を洗わせて頂き、もう喉が渇いたので、アイスコーヒーを飲みました。マスターといろいろ
話をしていると、ライムさんはやっと旅から戻ってきたらしく、お店に来たのだとか。取材してねん。
やっと帰宅。この不幸をもう誰かに聞いて欲しい。そして慰めて〜!
題名:ついていない&私の取材の今後の予定
さとちんです。 もう、自分の今日の不運がいやになりました。 本にちょっと関係ないので、読み飛ばしても結構ですよ。 ただ愚痴を聞いて欲しいだけですから。 その1)
その2)
その3)
♪なけてーくーるー [今後の予定について]
TOライムさん
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明日、また取材に水戸までいかなくちゃ行けないんだな。ああ、どっと疲れた。寝るか。