(9/10):舟山十字路(1620mm)6:00 - 7:30御小屋山7:45- 10:40阿弥陀岳11:10- 13:00赤岳13:20- 15:00キレット小屋(幕営)
(9/11): キレット小屋5:30 - 7:10権現岳7:30- 8:50青年小屋9:10 -9:40編笠山10:10 -
11:30西岳11:50 - 14:20舟山十字路
鉢巻道路の八ヶ岳美術館先から別荘地脇を通って林道へ入る。ゲート前に5〜6台の駐車スペースがあり、
既に4台ほど車があった。この時期、きのこ狩りで入る人も多いようだ。
6:00 舟山十字路出発
ゲートの脇を通って、左へ曲がり、御小屋尾根方面へ進む。曲がらずに沢沿いを真っ直ぐに進み、中央稜を行くルートもあるが、
まずは、オーソドックスなルートを進む。
30分ほど歩くと林道から、狭い山道に変わり、カラマツ林の中を高度を上げていく。
約一時間半で美濃戸からの道に合流。ここが御小屋山である。
”御小屋山” 尾根上のなだらかな通過点。
御小屋山から先は暫くなだらかな道が続き、やがて水場(不動清水)に出る。水場は登山道から2分程度と近い。
この先の水場はあてにならないので、ここで3Lの水を確保。 ザックがズッシリと重くなる。
水場から先は潅木帯に変わり、勾配も段々急になる。
”振り返ると茅野の町の向こうに中央アルプス、御嶽山が見える。”

”登ってきた御小屋尾根を見下ろす。”
最後に崩れた溝状の長い急登をロープを頼りに登りきると、阿弥陀岳手前ピーク(中央稜分岐)に出て視界が一気に開ける。

”ピークと阿弥陀岳の間にある岩を乗り越える。”
10:40 阿弥陀岳
阿弥陀岳の頂上では行者小屋方面からの登山者も多く、賑わっている。
素晴らしい眺望にみんな感激している様子。

”キレット(左)と、明日のルートの権現岳、右に編笠山、西岳。左に富士山、後方は南アルプス”
休憩のあと先に進む。阿弥陀岳の急な下りを慎重に下りて、中岳とのコルへ。
小さな中岳のピークを越えると赤岳
の登りが始まる。
標高差は大したことはないが、強い日射しを浴びての登りは体力を消耗する。

”赤岳への登り”
文三郎道と合流し、ちょっと裏へ回り込んでキレットへの分岐へ出る。
ここにザックをデポして、空身で頂上へ。 今まで担いでいた荷物を降ろすと何だか、かえってバランスがとりにくいのが不思議である。
13:00 赤岳
八ヶ岳の主峰で暫く休憩し、眺望を楽しむ。今日は空気が澄んでいて、北アルプス、中央アルプス、をはじめ、
かなり遠くまではっきりと見渡すことが出来る。
休憩の後、デポ地まで戻り、ザックを担いで、キレット小屋までの最後の下りである。

”赤岳の下りから阿弥陀岳、中岳方面”
キレット小屋はすぐそこに見えるが、なかなか近づいてこない。 この下りが凄い。このコースで一番の難所であろう。
最後のガレた下りがこれまた凄い。崩れ易い岩のルンゼ状の長い下りである。 剥がれ易いホールドにガレた急な下り。
荷物が重いのでバランスを崩さないように四肢をフルに使って慎重に一歩一歩下る。
ここは奥穂高から西穂高ルートの間ノ岳のガレた下りを彷彿とさせる。

”ガレた下りを下から見上げる”
ガレ場を過ぎると、間もなくキレット小屋。 テントを申し込んで、すぐ下のテント場へ。
水場は案の定、涸れているとのこと。重いが水を担いできて正解。
15:00 キレット小屋
テント場は余り広くないが 5張くらいのスペースがある。既に先着2張が設営されていた。
設営後、暮れ行く、赤岳を見ながらノンビリと夕食を楽しむ。

”テント場から夕方の赤岳を見上げる。”中央のルンゼ状の下りが厳しかった。