山スキーのページ

<bgsound src="ich.mid" loop=-1>   富士山
2009年5月15日(金)


”富士山を滑る。” 3200m付近を滑降する”Oさん”

[概要]
山スキーシーズンのフィナーレは、今年もやっぱり富士山。
単純明快な滑りで今シーズンの山スキーを終了した。


[メンバー]  :二名(O さん、恒)
[山域&山名]:富士山(富士宮口)
                 
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :新五合目(2370m)6:55 - 10:50八合目(3200m) - 12:30 九合五勺(3550m)13:40 - 14:40登山口

朝から好天である。予報では気温がちょっと低いのが気になる。
富士山スカイラインの途中のびゅうポイントから見ると雪の状態はなかなか良い。5月に降った新雪で、上からほぼ下までつながっている。




        ”今年の富士山の南斜面” 赤いラインが滑降したルート。




        ”富士山の南斜面-2008年5月”




        ”富士山の南斜面-2007年5月”


平日の為か駐車場には数台の車が見えるのみ。

早速ザックにスキーを着けて駐車場の東端から出発。


6:55   新五合目を出発。

夏道歩きを約一時間、2550m付近から雪渓がつながりだした。 ここからはスキーにシールを張りシール登高の開始。

昨年の富士山行で紹介されたスキーアイゼンがすこぶる具合が良く、快調に登ることが出来る。










 ”2550m付近から上を見上げる” ウーン、頂上は遠いなー。



登山者と山スキーヤーが数人見える程度の静かな山である。
気温が低いので雪面は意外に締まっている。 この分だと上の方の雪質が心配だ。




10:50   八合目(3200m)。

案の定、雪面は段々硬くなって、場所によってはカチカチの所もある。 新方式のアイゼン着用の私はシール登高で登ることが出来るが、 Oさんはここからスキーを担ぎ、アイゼンをつけて、つぼ足登高に切り替える。

今日は天気が良いので、駿河湾や、愛鷹山を下方に見下ろし、高度感を体感。









 ”3300m付近から見た駿河湾方面” 下を見ると、凄い高度感だ。




天気は最高だが、登る速度がガクンと落ちてきた。 昨夜の前夜祭がちょっと過ぎたようだ。
雪面もカチカチになってきたので、このまま登っても、滑りは不可能であろう。

こういう場合の決断は早い。  本日の登りはここまでとする。



12:30   九合五勺(3550m)





        ”九・五合目付近を更に頑張って登るスキーヤーがいた。”









 ”ピッケルを持って下山する登山者” 下から雲が湧き上がってくる。




ゆっくりと休憩の後、滑降に移る。
といっても、雪面はガチガチなので、暫くは、斜滑降を主体に慎重に高度を下げる。

200mほど下ると、程よい堅さの雪面になって、ここから快適な滑りが始まる。





        ””3200m付近を滑降する「Oさん」” 登りで、バテバテだったが、滑りになると、別人になる。”


2550mまであっと云う間に滑り降りてしまう。 登りで5時間近くかかったのに滑りは30分も掛からない。
この豪快さがなんとも云えない。

最後はスキーを担いで、30分ほど歩いて、駐車場に到着。


14:40   登山口

苦しくて、また楽しい富士山の山スキーは無事終了した。




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