登山口のよく整備された駐車場に入り、立派な登山ゲートに登山届を提出し出発。
6:00 笹ケ峰登山口
ゲートをくぐるとすぐに木道が始まる。高谷池までのかなりの部分を新しい木道が敷設されている。
登山道を傷つけないようにストックの先にゴムキャップを付けて歩き始める。
黒沢の橋まではなだらかな登山道で、朝のウォーミングアップにちょうど良いが、久し振りの幕営、
そして水場の水質はあてにならないので、担いできた5Lの水がズッシリと重い。
橋を過ぎると少しづつ勾配がきつくなり、十二曲がりと称する急登で一汗かく。 その後も暫く急登が続き、富士見平に出て
勾配は緩やかになる。
黒沢岳の裾を巻くように北に向かって進む。紅葉の始まった周りの木々が美しい。
”黒沢岳の巻き道付近”
やがて左前方に目指す火打山が姿を現す。
”2100m付近から見える焼山(左)と火打山”
高谷池ヒュッテは素通りし黒沢池への分岐にザックをデポして天狗の庭へ進む。
振り返ると高谷池と高谷池ヒュッテの風景が美しい。

”天狗の庭方面から見た高谷池と高谷池ヒュッテ”
天狗の庭からの火打山の風景がまた素晴らしい。足を止め紅葉の始まった風景に暫く見とれる。

”天狗の庭と火打山”
天狗の庭を回りこみ、やがて尾根に取り付く。
左手前方の雲の上に後立山連峰が顔を出す。
この時期としては澄んだ空気のためか白馬岳から五竜岳、鹿島槍ケ岳までがくっきりと。

”後立山連峰” 右から白馬岳、白馬鑓ケ岳、唐松岳、五竜岳、そして鹿島槍ケ岳
振り返ると天狗の庭が箱庭のように俯瞰できる。

”火打山が目の前に迫ってくる”
やがてなだらかになり、頂上へ到着。
11:10 火打山
火打山の頂上では数名の登山者が休憩していた。
素晴らしい眺望にみんな感激している様子。

”西側眼下に噴煙を上げる焼山が迫る” その左に雨飾山が僅かに見える。

”振り返ると天狗の庭の全景とその向こうに妙高山が広がる”
百名山であり、さすがに登山者は多い。次から次へと登山者が頂上に上がってくる。
十分に眺望を楽しんだあと後続者に山頂を譲って、先へ進む。
往路をそのまま、高谷池と黒沢池の分岐まで戻り、ザックを担いで、今日の最後の行程の黒沢池ヒュッテへ。
茶臼山まで僅かに登り返し、そこからは下りである。
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”更に黒沢池が近づく”
13:30 黒沢池ヒュッテ
受付をして、あまり広くないテント場にテントを設営。早い時間なのでテント設営は一番乗りだ。
夕方までのんびりと過ごしたあと、明るいうちに夕食をとり、明日に備えて早めに就寝。