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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 越後三山只見  守門岳(大岳)
2009年4月18日(土)


大岳から見た守門岳

[概要]
新潟と福島の県境近くにある守門大岳は標高は1432mであるが豪雪地にある山で、 多くの山スキーヤーが訪れる。
例年なら5月の連休までスキーを楽しめるのだが、今年は稀にみる少雪で様子が違っていた。

何箇所か藪コギを強いられたが、それでも、頂上付近の景観は豪雪の山を十分堪能できる素晴らしさが残っていた。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:越後三山只見(新潟、)、守門大岳(1432m)
                 
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]      :二分(420m)7:40 - 10:00 保久礼小屋 10:10 - 12:00大岳12:40 - 14:10二分

スタート地点の二分まで来たが、車は数台のみで、その中には渓流釣りの車もあり、 スキーで登ろうという人は見当たらない。
山スキーはもう無理なのか。と暫し思案する。 遠くに見える守門岳はまだ真っ白に輝いているので上の方は大丈夫だろうと 腰を上げる。










 ”二分の道路から見える守門岳” 山裾の雪は既に消えた。


 

7:40   二分の駐車地点を出発

スキーを担いで、雪の無い林道を大平経由で登る。

雪のつながったルートはないものかと、途中で山へ入ってみたが、藪に阻まれて、元の地点まで戻り、小沢沿いを雪を拾いながら登る。


右往左往しながら、長峰まで来て、やっと雪の状態が安定して、一安心。
重かったスキーを下ろし、ここからシール登行を開始。










 ”長峰付近” 先方に守門岳がちょっと見える。



なだらかな尾根に出て、周りの景色を見ながらクロカン気分で快調に進む。 それにしても凄い天気と気温で、汗だく。 アンダーシャツのみになる。
 

10:00   保久礼小屋










 ”骨董品のような保久礼小屋”



2時間半かかって、標高はわずか280m稼いだのみ。 ここまでは効率の悪い登りだったが、ここからは順調に高度を上げられそう。










 ”800m付近のヤセ尾根を振り返る”



1030m付近に建つキビタキ小屋を通過。小屋はこの時期大部分露出している。










 ”キビタキ小屋” 疎林のなかなか良い斜面が続く。



1100m付近からは、疎らな潅木帯となって、急斜面をひたすらに登る。  雪が緩んでずり落ちるので、一歩一歩踏みしめての登高。



やがてノッペリとした頂上に到着。


12:00   大岳頂上

頂上には数名の登山者が休憩していた。
快晴で360度遮るものなし。 ぐるっと景観を楽しむ。




        ”守門岳方面” 雪庇に割れが出ているので先端には近付けない。











 ”越後駒ケ岳と八海山方面”







        ”遠方の飯豊連峰と手前の会越境界尾根”











 ”左の1388mピークと連続する雪庇”



ユックリと休憩のあとは、下山。

無木立の大斜面を独り占め。これぞ山スキーの醍醐味。

保久礼小屋までは、あっと云う間に降りてしまった。
保久礼小屋からは、頂上で休んでいた登山者が話していたコウクルミ沢沿いに降りる。
急斜面を雪を拾いながら、横滑りを交えて高度を下げる。


やがて沢まで降りて、沢沿いに残ったなだらかな雪面を滑る。


最後の1km位はスキーを担いで、路肩に顔を出し始めた、フキのトウを摘みながら、のんびりと、駐車地点へ戻った。


14:10   二分駐車地点

下の方は雪が無くて、苦労したが、それでも十分におつりがくる、満足な一日であった。




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