山登りのページ
浅間山
黒斑山、蛇骨岳、鋸岳、湯ノ平
2010年9月1日(水)
”賽の河原からJバンドを振り返る”
[概要]
夏の終わりの省エネ登山の二日目は車坂峠から浅間山周辺を歩いた。
車坂峠は標高1973mと高く、ヒンヤリとして酷暑日の登山口としては恰好の地である。
出来れば浅間山(前掛山)までと考えていたが、雲が取れないので湯ノ平から引き返した。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:浅間山(長野、群馬)、黒斑山(2404m)、蛇骨岳(2366m)、鋸岳(2540m)(登山口からの累積標高差約900m、延べ距離GPS計測11km)
[天候 ] :曇りのち晴れ
[行程 ] :車坂峠(1973m)7:00 - 8:20黒斑山 8:30 - 9:30鋸岳(Jバンド) - 10:30湯ノ平 10:45 - 11:40トーミの頭 12:15 - 12:55登山口
前泊の小淵沢の道の駅から約1.5時間、涼しい高原道路を朝のドライブで車坂峠へ。
今日から9月、夏山シーズンは過ぎたのか、大きな駐車場に車は無かった。
7:00 車坂峠登山口を出発。
前夜にかなりの雨が降ったためか、辺りはガスっている。 登りは表コースへ向かう。
車坂山の小さなピークを登り、一旦40m下り、ガレた急な登山道を行く。 ガスで周囲は見えないが涼しいのが良い。
槍ケ鞘に来るとドーム状の避難小屋が有る。
天気が良ければ展望の開けるトーミの頭もガスの中。 其のまま進む。
黒斑山の手前には火山観測用のカメラと大きなスピーカーが設置され、万一に備えている。
”火山観測用のカメラ。”
やがて少し開けた黒斑山の頂上へ出た。
8:20 黒斑山
”黒斑山の頂上”
黒斑山は浅間山の展望台のような場所だが、残念ながらガスで視界不良。 少し休憩して先に進む。
浅間山の外輪山のような地形の稜線歩きが始まる。 晴れていれば素晴らしい眺望が得られると思われるが今日はガスの中。 涼しさだけの稜線を行く。
”黒斑山から外輪山を遠望。”
”蛇骨岳の頂上”
小さなピークを幾つか越えて進むが、この辺りは歩く人も少ないらしく、コースがはっきりしない個所がある。 大きく迷うことはないが、視界が悪いのでルートを見定めての歩きである。
虎ノ尾と呼ばれる個所は、珍しい火山積層の地形が見られた。
”火山岩と土との何層にもなった地形。”
登山道を覆うように伸びた灌木を潜りながらすすむと、Jバンド、の地へ出た。
9:30 鋸岳(Jバンド)
”Jバンドの取り付き”
Jバンドの名前の由来はいろいろあるみたいだが、浅間山側から鋸岳の内壁の登山道地形がJの字をしているからというらしい。
ここから急な内壁を降りる。 一見物凄いところに見えるが、バンド状に登山路があり問題なく降りられる。
”Jバンドの下り。 約150mを一気に降りる。”
賽の河原に降り立つと一面の草地で、ピークを過ぎた夏の花があちこちに見られる。
”賽の河原から降りてきたJバンドの急壁を振り返る。 左上から斜めに右下へ降りた。”
天気が良ければ浅間山(前掛山)へ行こうと考えていたが、相変わらずガスが掛かっているので、諦めて湯ノ平へ向かう。
湯ノ平高原まで来ると草すべりの急坂の向こうに黒斑山の稜線を見上げることが出来る。
”湯ノ平高原から黒斑山の稜線を見上げる。 左がトーミの頭、右が黒斑山”
10:30 湯ノ平口
天狗温泉からの登山道を左手に見て、草すべりの急坂へ向かう。 急坂の斜度は45°前後あるが、登山道はジグザクに付けられているので問題なく登ることが出来る。
”草すべりの急坂。 夏の名残の花が咲いている。”
”草すべりの急坂を上から見下ろす。”
やがて、トーミの頭が見えて、急な登りは終わる。
”トーミの頭が見えてきた。”
11:40 トーミの頭
展望台のような地形で暫く休憩し、景色を眺める。 時折雲が切れて浅間山が顔を出す。
”雲間から顔を出す浅間山。”
ゆっくり休憩ののち、登山口までの最後の下りに掛かる。 下りは中コースを選択。 こちらは樹林帯で視界は悪いが比較的なだらかで歩きやすい。
12:55 登山口
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