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<bgsound src="ich.mid" loop=-1> 八ヶ岳  赤岳、横岳、硫黄岳
2010年8月31日(火)


”日ノ岳から見た赤岳の鋭鋒”

[概要]
連日の猛暑で夏バテ気味であるが、暫く山へ出掛けてないので、登山口の標高が高く、涼しくて手軽に登れる場所、ということで、久し振りに八ヶ岳へ出掛けてみた。

8月最後の平日とあって、余り人は入っておらず静かな山歩きを楽しむことができた。


[メンバー]  :単独
[山域&山名]:八ヶ岳(長野、山梨)、赤岳(2899m)、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)(登山口との標高差約1200m、延べ距離GPS計測15km)

[天候 ]      :晴れのち曇り
[行程 ]      :美濃戸登山口(1700m)5:20 - 7:00行者小屋 7:15 - 8:30赤岳 8:45 - 10:20横岳 - 11:30硫黄岳 11:50 - 13:00赤岳鉱泉 13:40 - 15:10登山口


凹凸道路を赤岳山荘まで入り、有料駐車場に車を置く。 朝早いせいか、数台の車があるのみ。

5:20   美濃戸登山口を出発。


周回コースとするため、最初は南沢コースに入る。 連日の猛暑だが、ここは標高が高く、かつ早朝の為半袖シャツでは寒く感じるほどの涼しさが嬉しい。

沢沿いのなだらかな登山道をゆったりペースで歩き、涸沢状態に変わると間もなく行者小屋が現れる。


ここから進路を右に取り、文三郎尾根の急登へ取り付く。 要所にスチールの長い階段がある急登でグングン高度を増す。

やがて中岳への分岐へ出て視界が大きく開ける。





        ”阿弥陀岳とその手前に隠れるような小さなピークの中岳。”





        ”登ってきた文三郎尾根。 左下に行者小屋が見える。”


赤岳への登りにさしかかると既に頂上を越えてきた数人とすれ違う。





        ”権現岳方面。 手前のキレットと 遠方遥かに南アルプスの山並。”


鎖の付いた岩溝の急登を暫く登ると赤岳の頂上へ出た。



8:30   赤岳


この頂上はいつ来ても素晴らしい眺望が得られる。 暫し景色をのんびりと楽しむ事にする。





        ”阿弥陀岳方面”






        ”南東はるか彼方に見える富士山”






        ”北方稜線。 横岳、硫黄岳、その先の天狗岳。 直下に赤岳展望荘が見える。”


十分に景色を堪能したら先に進む。 ここから暫くは滑り易い急な下りである。所々クサリを利用しながら足もとに注意し、一気に下って 赤岳展望荘まで下りる。

左手に地蔵尾根が見え、間もなく地蔵さんが座った地蔵尾根との分岐である。



二十三夜峰を過ぎると再び登りが始まる。コブ状の溶岩が露出したクサリ付きの急登が続く。





        ”日ノ岳付近から赤岳を振り返る。 この角度からの赤岳の姿は大変素晴らしい。”






        ”南東のかなたに富士山をかけ登るように雲が包み込んでいる。 珍しい光景。”






        ”赤岳が段々遠くなり、中岳、阿弥陀岳も同じ視野に。”


三叉峰を過ぎると横岳の大権現、奥の院が目の前だ。


やがて横岳に到着。 渋の湯から来たという年配の二人連れが頂上で休んでいた。行けるところまで行って今日はそこで小屋に泊まるという。 こういう山歩きものんびりしていいかも知れない。



10:20   横岳


ここから硫黄岳まではなだらかな稜線に変わる。





        ”横岳を過ぎて振り返る。 赤岳が段々遠くなる。”






        ”横岳の下りから見た、のっぺり顔の硫黄岳。 段々雲が出てきた。”


山荘から先はなだらかな岩屑の斜面をケルンに導かれて硫黄岳へ向かう。





        ”登山道に沿って立つケルン。 視界不良の際は心強い味方となるであろう。”


やがてなだらかな丘状の硫黄岳へ着いた。



11:30   硫黄岳





        ”硫黄岳から横岳方面を振り返る。 赤岳方面は既に雲の中。”






        ”凄まじい爆裂火口を覗きこむ。”


持参したおにぎりを食べて暫く休憩。 残念ながら雲が増えて眺望は余り良くない。

腹ごしらえのあとは、登山口までの長い下りのスタートである。 膝を痛めないようにゆっくりと下りを開始する。

赤岩の頭を過ぎるとシラビソの樹林に入り、視界は良くないが涼しい登山道が続く。 途中、二つの沢を過ぎて暫く下ると赤岳鉱泉に到着。



13:00   赤岳鉱泉

小屋脇のベンチで休憩。 横になっていたらいつの間にか気持ち良く30分ほど寝てしまった。

スッキリしたところで再スタート。 登山口までのなだらかな下りである。


北沢は朝の登りに歩いた南沢に比べて水量が豊富である。 涼しい水音を聞きながらのんびりと下る。


最後は林道を30分ほど歩き、登山口に着いた。


15:10   美濃戸登山口




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