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<bgsound src="scar.mid" loop=-1> 谷川連峰  平標山
2006年4月9日(日)


”下りの斜面。河内沢支沢をトラバース”

[概要]
今回は一月に赤面山でご一緒した、埼玉のKaさんのお誘いにより初めて上越の山に出掛けた。 最初は巻機山を狙ったが、天候が悪そうなので、Kaさんが数回経験している平標山に目的地を変更。
午前中はちょっと天候回復が遅れたが、下るころはまずまず。季節外れの新雪が降り、素晴らしいツアースキーが経験 出来た。

[メンバー]  :二名(Kaさん、恒)
[山域&山名]:谷川連峰(新潟、群馬)、平標山(1984m)
                 (登山口からの標高差、登り:1000m、下り:1000m)
[天候 ]      :晴れ
[行程 ]     :登山口(980m) 7:30 - 10:00支尾根稜線 - 10:55平標山頂上11:10 - 12:00河内沢側中間尾根12:15 - 13:30登山口

天候は余り良くないが人気の山スキーコースとあって、登山口には10台以上の車があり、次々と出発していく。








 ”元橋登山口”



7:30   登山口を出発する。

今朝までに降った雪が20cmくらい積もっている。 最初は除雪された、別荘地進入道路をスキーを担いで歩き、除雪が切れた地点よりシールを付けて スキー歩行。







 ”林道を行く先行者”



やがて橋を渡ってヤカイ沢の左岸に入り、緩やかな樹林帯を進む。途中まで行ったら、 テレマークのスキーヤーが早くも下ってきた。何時に出発したのだろう。

1400mあたりから傾斜は段々急になり、ジグザク登高をしてもずり落ちるので登りにくい。








 ”急斜面を行く、先行者”











 ”ブナの疎林の急斜面”



やがて支尾根の稜線に出る。風が強く雪が飛ばされているのでここでクトーを付ける。
天候が良ければ最高の稜線歩きであるが、残念ながら強風と横殴りの雪の中を我慢の最後の登りが続く。
まもなく頂上に到着。回りは何も見えない。

10:55  平標山頂上









 ”凍て付く頂上標識”



ここには居られないので、ちょっと風下に降りて下山準備。








 ”下山準備をする登山者”風上には顔を向けられない。



暫く時間が掛かって下山準備を完了。慎重に滑りを開始するが、数m先が全く見えず、そして強風のため、ゆっくり 滑っていても身体の平衡感覚が全く狂う。止まっていても、動いているような錯覚になり、転んでしまう。
途中でGPSで位置を確認したら、ルートから100mくらい東に外れている。 1850mまで降りたら少しづつ視界が良くなってきて現在地を確認すると、やはりかなりずれて隣の支尾根の上 である。
ここから元の尾根に戻るのはちょっとくたびれるのでKaさんの提案で、この尾根を降りることにする。
この山はどの尾根を降りても最後は同じ林道に出るので都合が良い。

やがて急斜面に差し掛かる。
昨日降った新雪が20cm以上積もって、この時期としてはまずまずのパウダーである。
Kaさんは軽快に連続ターンでどんどん下っていく。私も同様に、と行きたいところであるが、そううまくはいかない。 数ターン毎に体勢を整えながら下る。 最高の斜面である。結果的にこちらを降りて正解だったようだ。









 ”降りた斜面を見上げる”二名のスキーヤーが降りてきている。











 ”途中まで降りて少し南にトラバース”先を行くKaさん。



1600m地点まできたところで休憩。ここにきて少しづつ明るくなり、回りが見えるようになる。









 ”南東方面”大源太山。



休憩の後は最後の滑り。ブナの疎林の中をツリーラン。ここも快適である。








 ”ブナの疎林”




段々傾斜は緩くなり、最後はダケカンバの林である。ここまで降りるとさすがに雪質は重い。








 ”ダケカンバ林”



やがて林道にぶつかり、ここから林道を漕ぎながら滑って登山口まで戻る。途中の林の中からスキーヤーが出てきた。
ここはどこから降りて来てもいいのである。
振り返るとヤカイ沢の上部が段々見えてくるが、平標山の上の方は依然として雲が掛かっている。








 ”林道からヤカイ沢を見上げる”一番右の白い部分を登った。



林道が終了し、最後はスキーを担いで駐車場へ。

13:30  登山口到着

自然の厳しさを味わい、そして素晴らしい斜面を降り、平標山の山スキーは無事終了した。
Kaさん、いろいろ有難うございました。






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