山歩きのページ

<bgsound src="ich.mid" loop=-1>   御嶽山
2007年8月28日(火)




”田ノ原の駐車場から御嶽山を見上げる”頂上に見えるのは王滝頂上で最高部の剣ケ峰はその先である。



[概要]
御嶽山は中部にある独立峰でなかなか行く機会が無かったが、空木岳へ登ったついでに足を延ばした。
ここは富士山と並ぶ宗教的な聖地で最盛期には白装束姿で、凄い人が入るが今日は夏の終わり、 天気も余りよくなかったせいか、それ程多くは入っていなかった。
昔は木曾福島寄りの一合目から長い距離を登ったようだが、現在は田ノ原から標高差約870mを登ると 最高部の剣ケ峰に着く。
生憎ガスと雨で眺望には恵まれなかったが、それでも御嶽山の雄大さを実感することが出来た。
御嶽山の標高は3063mで日本の山岳標高の14番目に位置する。今回の登山で3000m以上の標高山岳21座 を全て登ったことになる。

[メンバー]  :単独
[山域&山名]:御嶽山(長野、岐阜)、剣ケ峰(3063m)

[天候 ]      :曇のち雨
[行程 ]      :田ノ原駐車場(2190m)6:40 - 7:30八合目 - 8:40王滝 - 9:05剣ケ峰9:20 - 11:30田ノ原駐車場

明け方まで雨が降っていたので天候を見極めようとスタートを少し遅らせた。田ノ原に着いたらガスで視界は悪いが 雨は降っていないので登ることにした。

6:40  田ノ原駐車場を出発

最盛期の人出の多さを物語るように、田ノ原には大きな駐車場がある。登山道は駐車場脇の鳥居をくぐって行く。








”登山口となる鳥居”
 



歩き始めは殆ど平坦な道で、 この辺りは湿原と針葉樹の自然公園らしく周遊する遊歩道が出来ている。
7合目付近から次第に勾配がきつくなって、暫くは枕木で出来た階段が続く。

森林限界を抜けると溶岩のゴロ岩の登山道に変わり、金剛童子像のある八合目となる。








”溶岩ゴロ岩の登山路”
 





7:30  八合目









”金剛童子像”
 



金剛童子像は「いざなぎのみこと」でこれから上は聖地であり、昭和30年ごろまでは、ここで新しい ワラジに履き替えて登ったという。
八合目と九合目に石室があり、風雪をしのぐことが出来る。









”八合目の石室”
 







    ”九合目付近にある案内板”

九合目を過ぎ一頑張りすると王滝頂上に着く。今日は天候が悪いので殆どの人はここから引き返している。


8:40  王滝頂上

ここには王滝頂上神社と宿舎があり、金剛杖を持参した人は焼印を押してもらう。









”王滝頂上神社”
 




王滝頂上神社の横を抜けて八丁ダルミと称する砂礫地を進んで、剣ケ峰へ向かう。視界は無いが、左の地獄谷からガスの噴出する 音が聞こえ、硫黄の刺激臭がする。
やがて宿舎が視界に入ってきて、剣ケ峰に到着。

9:05  剣ケ峰

天候が悪く、周りには人の姿は見当たらない。取りあえず神社に拝礼。
寄進で出来たのであろうか、剣ケ峰頂上部分へは黒御影石で出来た立派な階段で登る。








”黒御影石の階段”この上に御嶽奥宮がある。
 











”剣ケ峰頂上(3063m)”
 



頂上に来たら、雨も降ってきて、ゴロゴロと雷の音もする。
暫く休憩した後、下山開始。
雨が降って、足許の岩が滑るので慎重に足を運ぶ。天候は悪いが登ってくる人とポツポツと出会う。
八合目まで降りてきたら雨は相変わらずであるが少し視界が良くなってきた。









”八合目付近から下を見下ろす”
 



やがて登山口の駐車場に到着。

11:30  田ノ原駐車場

皮肉なことに山を降りたらガスが切れて御嶽山全体が見渡せるようになった。(トップの写真)
濡れた衣類を着替えて、帰途に着いた。


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