山歩きのページ
奥鬼怒
鬼怒沼山
2013年9月19日(木)
”鬼怒沼湿原から見た燧ケ岳と平ケ岳。”
[概要]
台風が通り過ぎて、秋の好天が続いているので久しぶりに山へ出かけた。 行先は先日民放テレビで放映された 鬼怒沼山。
以前一度出かけているが、その時はガスであまり景色は良くなかった。2000mの高地に広がる湿原は 秘境の地のはずである。 ちなみに尾瀬ケ原は1400m付近。
[メンバー] :単独
[山域&山名]:(栃木、群馬) :奥鬼怒、 鬼怒沼山(2141m)
[天候 ] :晴れ
[行程 ] :女夫淵(めおとぶち)温泉登山口(1110m) 6:00 - 日光沢温泉 7:15 - 鬼怒沼湿原(9:00-9:20)- 鬼怒沼山(10:00-10:20) - 日光沢温泉 12:30 - 女夫淵温泉登山口13:40
6:00 女夫淵温泉登山口
出発準備して周囲に設置してある注意看板を見ると、今年2月の栃木地震で登山路などがダメージを受けているらしい。
”女夫淵の駐車場。”
入山禁止とは書いてないが、登山道ではなく車道を歩くよう勧めている。 しかし車道はかなりの遠回りになるので、 従来の登山道を行けるところまで進んでみることにする。
”以前からある吊り橋は問題なく渡ることができる。”
どうやら今年の地震で登山路脇斜面の落石がひどいようで、いたるところでロープの迂回路が作られている。
鬼怒川沿いに付けられた登山道は所々に地震、台風の爪痕が残る。斜面崩落、登山道の流失など。
”ここは岸沿いの登山道が流失している。台風で増水している川を渡渉をする。 ”
約一時間で奥鬼怒温泉郷を通過。八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉と続く。 この付近は大掛かりな治水工事中。
”最初の温泉場、八丁の湯。 ”
7:15 日光沢温泉(1400m)
”一番奥に位置する日光沢温泉。 建物の真ん中のトンネルを進む。”
日光沢温泉を過ぎると狭い登山道になる。 根名草山への分岐があり、橋を渡って暫く左岸沿いに進むと 急斜面へ取り付く。
”以前来た時はなかったが、丸沼への分岐に立派な吊り橋が掛かっていた。”
ここからの400mはこのコース唯一の急登で、階段状に整備された歩きやすい登山道になっている。
”面白い名前の「オロオソロシの滝」を対岸にある展望台から眺める。 写真は帰路に撮影のもの。 ”
急登が終わると なだらかになり、シラビソ、モミなどの針葉樹林帯に変わる。木道が出現すると鬼怒沼はもう間近である。
9:00 鬼怒沼(2020m)
”鬼怒沼湿原の入口 ”
木道を暫く進み、ベンチのある部分で 今日最初の休憩をとる。 湿原は一面 草紅葉となっている。今朝の冷え込みでこの付近は氷点下になったと想像される。
”湿原と鬼怒沼山。 右側のピークをこの後登った。”
休憩したあと、鬼怒沼山へ向かう。途中で単独の登山者と出会う。 尾瀬の入口である大清水から物見山を経由して登ってきたという。 女夫淵からとほぼ同じ距離のようだ。
”湿原の奥に建つ東電の巡視小屋。 ここも尾瀬ケ原と同様に東電の管理地である。 ”
鬼怒沼山までは湿原から標高差で100m 。二つあるピークの最初の裾を巻きながら進み鞍部から 少し西側に回り込むと登り口があり、踏み跡を暫く進むと頂上に出る。
10:00 鬼怒沼山(2141m)
”周りを樹林で囲まれた鬼怒沼山の頂上。 ”
三角点があり、手製の山頂看板が幾つか樹に掛かっている。 周りは殆ど見通せないが、白根山方向は僅かに 開けている。
”鬼怒沼山の頂上からみた日光白根山。 ”
眺望もあまり得られないので小休止のあと往路を戻る。鬼怒沼山から、県境尾根を進めば尾瀬沼へ通じるが、 時間は5時間ほど掛かるようだ。
”鬼怒沼湿原に戻ったところで見えた 北側方向の燧ケ岳と平ケ岳。 ”
”池に映る鬼怒沼山。 ”
”白根山(右)と根名草山(左)。 ”
後は往路をゆっくりと登山口まで戻る。
13:40 女夫淵登山口
崩れた登山道もあったが、それ程危険なレベルではなく。7時間半のハイキングは無事終了。
女夫淵には温泉宿があったが、廃業するらしく建物を解体作業中であった。ここまで立派な道路が通じているのに 勿体無い気がする。
今回のコース
”今回のGPSトラック”
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