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高木陽市



私の故郷(動画でご覧ください)
生家(徳島県勝浦郡上勝町)
写真は、生家(上勝町高木家):

富岡城主新開遠江守の愛用の火鉢が家宝として伝えられている.東西130m、550坪の広大な屋敷と屋敷林の古木は過去の繁栄を偲ばせるものがある。 一戸美代子(旧姓高木)著高木家四百年史によると、元祖長右左衛門は元名元年(大阪夏の陣の年 )生まれと伝えられている。3代目伊勢衛門(103歳長寿)は、阿波藩へ木材や薪を納めた屋号を伊勢屋と称し、莫大な資産を残した。この家の隆盛に対するねたみから3年間に3回付け火で家を焼かれたが、ますます栄えたという。火災で焼けない白壁の土蔵を勝浦郡で最初に建てたという。伊勢衛門の子高木弁蔵(4代目)は、元禄〜文化年間に 阿波藩主蜂須賀公より高木家苗字帯刀御免覚書を許される。8代目房太郎は、藩政下で、勝浦郡では唯一人のみつ又紙奉行を務めた。 剣の達人でもあった。ある夜の2時頃、横瀬(現在勝浦郡勝浦町横瀬)へ油を買いに出かけるところ、向こうの山で山犬の鳴き声がするので、 「あれは」というと、「山犬だよ」といって、さっさと平気で出ていったという。十代目高木増太郎(小生らのおじいさん)は、 大正14年頃から瀬津名代を務める。 この頃より、連帯保証人を受けるようになり、高木家没落が始まる。 殿河内では一ヶ所で97町歩の山林を所有していたがそのことごとくを失い、実家の没落により、この家からの出身者達は、半世紀にわたって、 まことに厳しい状況のもとに世間への旅立ちであったが、 振り返ってみると、彼ら(この家からの出身者達及びその子弟たち)の中から、博士(3名) 、大学教授・講師(3名)、医者(3名)、薬剤師(3名)、教師(4名)、企業家(コンサルタント、酪農業、土木業、その他産業)、 電気技術者等を輩出している。

生家(徳島県勝浦郡上勝町)

屋敷を囲う「タブ」の古木は、2年〜3年毎に枝打ちされる。枝打ちされた莫大な量のタブの小枝や木の葉は、線香の原料として有用であり 線香製造業者に引き取られる。線香は、松や杉の葉っぱの粉を固めて製造されるが、タブの葉や小枝の青い皮を粉末にし、これに水分を付与すると粘着性があり、線香製造の際、粘着剤として使われるのである。


生家(徳島県勝浦郡上勝町)

夏になるとタブの木のいくつもの樹液の出る所は、カブトムシやクワガタ等が無数に集まり、まるで昆虫たちのオアシスである。



生家よりの展望

生家よりの展望 勝浦川の最上流部にあり、雲早山(1495m)、高丸山(1439m),旭ヶ丸(1019m)等の連山がそびえ、標高600mを 超える土地が65%を超え、四国山脈の中心部にある。かつては、良質の木材やミカンの産地として発展して きたが、木材の低迷、及び昭和56年2月に異常寒波に襲われ、ほとんどのミカンが枯死し、この町の農林 業は大きな打撃を受けた。その後、関係者の努力により、山間地域である標高差を利用した高原野菜(ほうれ んそう、タラ芽の栽培等)、果物(すだち、ゆこう、ゆず)、茶、椎茸、あめごの養殖等で成果をあげ、 特に、料理の季節感を演出する「いろどり」は全国的に知られるようになったきた。 四国で、一番小さい町、寝たきり老人のほとんどいない、元気で最も長寿の町でもあるそうだ。


「いろどり」の里(上勝町)紹介
庭先のありふれた木の葉で稼ぐ……。
「タヌキが葉っぱをお金に変える」というおとぎ話のような話が現実にある。

「いろどりの里」に関する日経新聞記事へリンク


定年退職と博士号取得を仲人である故小田日立製作所名誉顧問に報告(平成13年4月3日)

故小田名誉顧問訪問の写真

写真 (株)日立製作所顧問室にて(日本ビル9階)
左から故小田名誉顧問、妻、小生


丈六寺


徳島平野の南端緑濃き吉田山を背にして、 勝浦川の清流を臨むところに丈六寺があります。 白鳳年間の創建と伝えられ、優れた古い建造物と寺宝の多いことから、「阿波の法隆寺」とか、 「阿波の正倉院」と呼ばれ、県内最古の名刹です。 広大な寺域の中には、総門、中門、三門(重文)、 書院(県文)、観音堂(重文)・経堂(県文)などが整然と配置されています。
丈六寺の血天井:戦国時代、長曽我部元親が阿波侵攻の際、室戸海部方面からの軍勢は、 富岡城主新開遠江守の勇戦に阻まれた。そこで、長曽我部方は、謀略戦に変更し、 平定後の好条件のかわりに富岡城を開城することを提示し、和議を丈六寺で行うこととした。 和議成立後の祝宴で酔った新開主従が帰ろうとして縁側に出たとき、陰に潜んでいた長曽我部方の武士が斬りかかり 討ち取られた。その時の血の付いた手形が残っており、その縁側の板で後世に天井を作ったとされる。

丈六寺の写真

丈六寺にて

左から実家兄嫁、小生の妻、丈六寺老師(父(高木雅一)の従兄弟)、小生

写真 丈六寺にて(平成13年1月)


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