(社)日立法人会青年部
      平成15年の新春講演会が開催されました!

                               
                                   開催日:2003年 2月26日
                                   会 場 :日立駅前・ホテルサンガーデン

一昨年の「林家ライス・カレー子」 昨年の「綾小路きみまろ」につづいて、今年は「三遊亭円丈師匠」を招いて、
ホテルサンガーデンに260名の観衆を集めて行うことが出来ました。
プロフィールにもあるとおり円丈師匠のパソコン好きは有名であります。
円丈師匠のホームページを見てみましたが、これまたコンテンツが盛りだくさんで、どこから見はじまって
良いのかと迷うほどでした。
僕は「カラフル(綺麗)で見やすい」というのが一番良いHPだと思っていますので、師匠のHPを
見て嬉しくなっちゃいました。
驚いたことに、師匠のHPには「きみは綾小路きみまろを知っているか?」というコラムまであったのです。
スタートとルートは違えども、おなじ「噺」を生業としているもの同士、放っては置けないと思ったのでしょうか。

当日、水戸で行われた茨城県法人会青年部連絡協議会の理事会を終えて日立に戻り、法人会の事務局にいると
コーディネーターの赤堀さんから師匠が到着したとの連絡を戴いて、こちらも心の準備に入ったのです。
早速徒歩で、会場であるホテルサンガーデンさんに来てみると、すでに赤堀さんと師匠は会場のチェックに
入っているではありませんか!?

              
                照明係に指示を出す赤堀さんと冷静な円丈師匠

自己紹介もそこそこに、事務局と4〜5人で照明の改良をしながら、僕は師匠の人柄を客観的に眺めることが出来ました。

実は僕、講演会に先立って部会長としての挨拶をしなくてはならないので、4〜5日前から原稿を作っておきました。
挨拶前に、原稿を読まなくても挨拶がしたいと思ったので、同じフロアの結婚式場に立てこもって練習をしたのです。
真っ暗なところでしたが非常灯の灯りを使って原稿を読み上げてみました。
しかし、初めは声になりませんでした。緊張をしているのがわかります。
昨年の「きみまろさん」の講演の前の挨拶でも緊張はしましたが、今回の方が一段とぶるっています。

               
               北茨城地区輩出の和田副部会長による開会の辞

司会の佐藤博史さんの紹介を受けて開会の挨拶をして下さった副部会長の和田さんに続いて壇上に上がりますと
目の前には250名を越すお客さまが何かを期待してこちらを見ているではありませんか!

                 
                とちりながらも大役を果たしたつもりの部会長・煙山

原稿を左手に握り締めて「皆さんこんばんは。春とはいえ……」と、挨拶を始めましたが、既に初めの
自己紹介が抜けているのに気付いて、ちょっと頭が白くなりました。
なんとか先ほど何度も読んだ原稿を思い出しながら、飛び飛びでしたが挨拶を終えることが出来ました。

さて、講師の紹介に続いて入場した円丈師匠、いきなり掴みに入ります。
「なんて言ったって、日立法人会が一番!」ですもの。

                  
                     いきなり客を掴む円丈師匠

お客さんを弄り倒して笑いを取ってしまうのではないかと、僕ははらはらして師匠の噺を聞いています。
そこはやはり新作落語ではピカイチの噺家さんですから、次から次へとネタが飛び出します。

          
       健康のつぼでお客に倣わせる師匠 師匠を真似てつぼを刺激する観衆の皆さん

師匠ネタ、家族ネタ、自分ネタに展開して行き、演題に沿った「人生はマルチメディア」にたどり着いたのは
一時間が過ぎた頃でした。
たくさんの引き出しの中でも、やはり一番熱が入っていたのがパソコンの噺でした。
HPを見てみると、昨年秋に購入したパソコンのスペックが紹介してありましたが、これが凄い数値の能力を
備えているのです。
オーダーして作らせただけのことはあるなと唸ってしまいました。
しかし、会場の七割を埋めた奥様方には、聞いてもチンプンカンプンなネタであったのでしょうか、このネタでは
笑いはなかなか起きませんでしたね。

最後は「笑いの閻魔帳」なるものを取り出してくれてのリクエストタイムの時間です。

           
              ご開帳             ノリに乗って最後の笑いを取る師匠

日立法人会の山口会長など、数名のお客さんに手を上げて番号を言ってもらい、リクエストされたページを開いて、
そのネタで笑わせてくれるというサービスなのです。
1〜20ページのうち、殆どをリクエストしてしまいましたが、これも芸のうちだと思えば「客を弄った」と思わせないように
して、実は弄っていたのです。

師匠の話が終わって、謝辞を言う頃になっても僕の緊張は解けませんで、出番が着たら一気に舞い上がった状態に
戻ってしまいました。
司会者のたち位置に行って、マイクを前にしたら何も言えなくなると思った僕は、演壇の真下で生声で話そうとしました。
しかし、師匠が気を利かせてマイクを差し出してくださったのです。
僕が遠慮をすると「あがっているのかな?」と聞かれましたが、まだ演段の下にいたので「まだ上がっていません」と
言ってから段に上がり「今、上がりました」とボケをかましてしまったのです。
これ、謝辞ではなく、師匠と僕との二人の漫談になってしまいました。
師匠の話を褒めることもしなければなりませんので、お客さんに向かって聞きました。
「師匠のお話はいかがだったでしょうか? 期待通り、お客さんは弄りませんでしたよね?」と、お客様に問いかけました
ところ、盛大な拍手を戴くことが出来ました。

                       
                       師匠を弄って笑いをとる煙山

謝辞としては間の抜けたものになりましたが、笑った後の会場の雰囲気にはこんな御礼の仕方も合っていていいのかな
と、自分勝手に思うことで、自分を納得させました。

                      
   僕がマイクを持って退場したので、地声で閉会の挨拶をする羽目になった井上副部会長

会場を移して青年部会の新春賀詞交換会を開催しました。

               
             懇親会の司会小野崎さんと 乾杯発声の小峰直前部会長

ここには山口会長と、日立地区会の会長である木曽様も同席していただき、また、石井所長をはじめとする
大同生命鰍フ社員さんたちにも参加していただきました。
部会長としての挨拶では、今回の成功に向けて尽力していただいた方々への感謝の言葉だけは、心を込めて
言うことが出来ました。

           
          山口会長と乾杯をする円丈師匠      赤堀さんと共にお別れの挨拶をする師匠

ややあって師匠と赤堀さんも同席してくださり、和やかに宴が進みました。
電車の都合で師匠が退席されて終宴かと思われましたが、部会員はしばらくは席を立つこともなく、懇親を深めて
くださいました。

           
   大同生命・石井所長
      講演の司会・佐藤さんと山口会長、日立地区会の木曽会長


翌日、赤堀さんから電話がありまして、僕はお礼を言い、赤堀さんは僕を労ってくださいました。
人と人とのコンビネーション無しではどんな事業も成功に至ることは出来ませんから、今回の事例も成長の糧にして未来に向けて
歩き続けて行こうと心に誓う僕なのでありました。


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