07/01/01 神峰山
神峰の展望台に着くと、そこにはすでに初日の出を待ち侘びるたくさんの人で賑わっていた。日が出るであろう水平線の上にはうっすらと雲があるように見えた。今年は見られないのかなあ、そう心配しつつも、日の出が見られることを願った。
その願いが通じたのか、水平線の上から真っ赤な朝日が昇り始めた。その美しさに僕らは言葉を失った。かつて水戸黄門が神峰の山を登った時、朝日の立ち昇る光景を見て、その眺めは領内一だと言い、そうして日立の名が生まれたそうである。
今年が良い年になりますように、そう心の中で願ったのであった。