09/01/10〜11 スノボ in猪苗代2

レンタカーで借りたターコイズブルーのウイングロードに乗って、僕らは一路猪苗代へと向かった。道中地面は雪の影響で滑りやすくなっており、安全運転が要求された。それなのに、後ろからやたらと煽ってくる車がいて危なっかしいったらありゃしなかった。たまらずララは持っていたミドリ甲羅を後ろに発射して、厄介な後続車をスリップさせた。さすが乗り慣れた車なだけあってその辺の操作も手馴れたものであった。

リステル猪苗代でコッキと合流し、僕らは猪苗代スキー場へと向かった。しかしこの日の天候は大荒れで、さすがにリフトが止まるということはなかったが、吹雪いて前方が見えず、楽しんで滑るという状況ではなかった。日が沈んだ頃ようやく天気は回復の兆しを見せ始めたが、とりあえずこの日は早めに切り上げることにした。


■月夜の鶴ヶ城冬景色


■慣れない雪道を進む

夕方スキー場を後にした僕達は、本日の宿泊地・猪苗代湖畔に建つ「レイクサイドホテルみなとや」へと向かった。夕食をホテル内の中華レストランで済ませ、部屋でのんびりと過ごすも、何となく時間を持て余している感があった。せっかく猪苗代にいて、車もあるのに…。

「そうだ、鶴ヶ城へ行こう!」鶴の一声ならぬコッキの一声に、全会一致で賛同した。凍結した道と時折吹雪く天候に気を付けながら進むこと約1時間、鶴ヶ城に到着した。閉まっていると思われた城門は普通に開いており、車ごとそのまま突入した。雪化粧を身にまとい、月明かりに輝く鶴ヶ城は誠に美しかった。歴代の城主もこの風景を見て趣を感じていたのだろうと思うと、とても感慨深かった。

宿に戻り、大浴場で冷えた体を温めた。あれ、なんかこの風景、見たことあるなぁ…。その時僕は、俗に言うデジャブを感じていた。…いや、これはデジャブなんかじゃない!そして思い出した。さかのぼること6年前、磐梯山を登山(※詳しくは2003年のダイアリーを参照)した後に立ち寄ったあの風呂であったのだ。懐かしい。偶然とは全くもって奇妙なものである。


■駐車場にて集合写真


■2日目のゲレンデは晴天に恵まれた

2日目は、昨日と打って変わって快晴の天気。気分はまさにパプワ晴れであった。ホテルで朝食を取った後、再び猪苗代スキー場へと向かった。絶好のコンディションの中、思う存分に滑りを楽しんだ。コッキからのスノボ指導もとてもためになった。しかしなんだかんだ言って一番楽しかったのは、ゲレンデ間を結ぶ長い連絡通路で始まった、ボードでのソリ遊びの時だったか(笑)。

帰路に時間的な余裕を持つため、早めにゲレンデを後にした。途中、「郡山ユラックス熱海」に立ち寄り、お風呂に浸かってきれいさっぱりリフレッシュ。その後も快調に車を飛ばし、ひたすらゴールを目指した。レンタカーの返却予定時刻20:00にも間に合う目処がつき、帰りの運転を引き受けてくれたコッキには感謝の気持ちと安心感を抱いていた僕達であった。あの、本山のトンネルを抜けるまでは…。

峠の下り坂でイニシャルDの世界を垣間見た僕達であったが、なんとか無事、日立に帰ってくることができた。その後は、ノガの家で大河ドラマ「天地人」を見ながら晩御飯をいただき(どうもごちそう様でした。)、宴もたけなわではあったが、解散と相成った。今回も例に漏れず、予期せぬイベント・アクシデント満載でとても楽しかった。機会があればまた行きましょう。

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