04/03/29 ラーメンショック

注:このラーメンは僕が作ったものです

「おいしいラーメンを食べに行こう!」

その言葉から始まったラーメン屋探しは、とんでもない結末を迎えることになる。初めに僕らは、日立エリアで有名なたんぽぽの詩へ向かった。しかし、店の前には準備中の文字が…。仕方ないので、次に常陸太田エリアで有名なおくちゃんへ向かった。しかしここもまた、やっていなかった。時間はすでに3時を回り、僕らの胃袋は限界に近づいていた。

「もうどこでもいい、早くラーメンが食べたい!」

僕らは無意識に、赤と黄色の看板に誘われるがままに、とあるラーメンチェーン店へと入っていった。椅子に座ると早速、僕とウミノとウザワがチャーシューメン、ララがとんこつラーメンを頼んだ。なんだか嫌な予感がした。まず、メニューの数が半端なかった。店員にはやる気が感じられず、僕ら以外に客はいないし、とにかく不安材料がたっぷりだった。チャーシューをフライパンで焼き始めたのを見て、この頃にはもう食欲がなくなりかけていた。でも、とりあえず食べてみた。予想通りだった。全てが既製品のような味。自慢のチャーシューはまるでハム。ショックだった。会計でチャーシューメン代750円を出そうとした瞬間、

「消費税を合わせまして788円になります。」

と言われて、さらに追い討ちをかけられた。消費税を取るラーメン屋なんて初めてだったし、ラーメンがおいしかったならまだしも…帰りの車の中は最悪だった。誰もが皆、暗い表情を浮かべていた。だがララだけは違っていた。ラーメンはしっかりと完食し、感想もまあまあだったと話していた。その発言に僕らは怒った。ララにとっては、なぜに怒られなきゃいけないんだという心境だったであろうが。とにかく僕らは怒りの捌け口が欲しかったのだ。ごめん、ララ。でもやっぱりあそこのラーメンはワースト1だぞ。

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