09/09/20〜21 新潟の旅2
一日目 上杉謙信の居城・春日山城へ
史上初となった9月の5連休、シルバーウィーク。天気は良好、4人を乗せた車は、一路新潟・上越へと向かったのであった。
■フェリー乗り場の屋上から日本海を望む
昼の時間に差し掛かった頃、今回の目的地・新潟県上越市に到着。市内を走行中、偶然佐渡島行きのフェリー乗り場を発見、立ち寄ってみることにした。屋上から望む日本海には、対岸にある大陸の存在を意識してか、日頃見慣れている太平洋とは違う何かを感じたのであった。昼食を近くの食堂で取り、間もなく春日山方面へと車を走らせた。
■越後の龍・上杉謙信像
■「愛」の兜を装着
春日山の麓、上越市埋蔵文化センターで愛の兜を被り、それぞれ記念撮影をした。旅の恥は掻き捨て、ベタを楽しむのが一番である。
それからシャトルバスに乗り換え、春日山の中腹へ。バスを降りた一行は、高台にそそり立つ上杉謙信像を拝み、春日山神社でお参りをした。そしていよいよ、春日山城へ。半ば山登りのような道を進み、山中に点在する家臣達の屋敷跡を巡った。
■春日山城本丸にて
■春日山でジャンプキック
山頂の本丸跡からの眺望は素晴らしいの一言であった。眼下には上越市街地と日本海、それを取り囲むようにそびえる険しい山々。謙信公も見たであろう雄大な景色を背景に、ノガのジャンプキックが決まった。
下り道の途中、かの有名な毘沙門堂があり、ララが「強くなりてー!」と願っていた。ちょっとしたハイキングを終えた一行は再びシャトルバスに乗り込み、春日山を後にした。
■シーサイドわかばの夕食
■日本海に沈みゆく夕焼け空
夕刻、日本海に沈む夕日を見ようと、海沿いの国道8号線を走り、道の駅うみてらす名立に到着。しかし水平線は雲に覆われており、残念ながら海に沈む夕日を見ることはできなかった。道の駅内にあった風呂に立ち寄り、「愛」のTシャツに着替えた一行は、今晩の宿「民宿シーサイドわかば」へと向かった。夕食は海の幸を中心とした献立となっており、黙々とカニと格闘する時間が続いた。
8時からみんなで天地人を見た。関ヶ原の合戦の回だっただけに、固唾を飲んで放送に見入った。それから市内を軽くドライブした後、軽く晩酌をして就寝した。
二日目 上越の史跡を巡る〜春日山林泉寺、高田城〜
■宿から臨む潮騒
二日目の朝も快晴だった。朝食を済ませて宿を出ると、目の前の海水浴場へと走った。砂浜を駆ける潮風が心地良かった。
■春日山史跡広場
■春日山林泉寺
この日も上越市内を散策。かつて謙信公が修行し、「第一義」の文字が刻まれている林泉寺。宝物館の展示物を見学した後、春日山城の歴代城主の墓に手を合わせた。苔むした石段や墓石に時の流れを感じた。
■直江兼続・上杉景勝と一緒に
■オン ベイシラマンダヤ ソワカ
それから一行は、春日山史跡広場を見学したのち、越後上越天地人博を訪れた。天地人博では、関連する様々な展示物のほか、ドラマ天地人の撮影の裏側などが公開されており、楽しみながら回ることができた。
昼食は昨日の夕方にも立ち寄ったうみてらす名立で、フラダンスを見ながら海鮮丼をいただいた。
■高田城天守
■フラダンスを見ながらの昼食
最後に、同じく市内にある高田城にも足を延ばした。石垣はなく、こじんまりとした天守閣であったが、木造建築によって再建されたその姿には風格が漂っていた。
同じ敷地内にある上越市立総合博物館では、昨日の宿の女将さんから情報を得た「御所参内・聚楽第行幸図屏風」の特別公開が行なわれており、長い行列ができていた。上越市内の民家から偶然発見されたという屏風絵は、秀吉が京都に造営した聚楽第へ後陽成天皇が行幸する様子を描いたというもので、絵の状態も良く、見応えがあった。
日も傾いた頃、高速に乗って帰路についた。車内ではBUMP OF CHICKENが流行り、のんびりと旅の終わりを楽しんだのであった。無事日立に到着、いろいろあったが、充実した良い旅となった。