09/11/21〜23 京都旅行3

一日目 清水寺で紅葉を愛でる

早朝、僕達3人は朝日が昇ったばかりの日立を出発し、東京でコッキ、ノガと合流。新幹線で京都へと向かった。昼過ぎに到着、京都駅周辺は観光客であろう思しき人達で溢れ返っていた。僕らは早速レンタカーで借りた白いアイシスに乗り込み、京都の町へと繰り出したのであった。


■清水の舞台を背景に


■紅葉に囲まれた清水の舞台

今回は紅葉を愛でるため、清水寺へと足を運んだ。赤や黄に染まった紅葉と長い年月を経た本堂とのコントラストは美しいの一言であった。それから、同じ敷地内にある縁結びの神様、地主神社に立ち寄った。それぞれが、それぞれの思いを、願いに託した。茶屋でうどんをいただき、土産物屋が軒を連ねる清水坂を下りながら、クレープや団子をほおばった。


■観光客でごった返す清水坂


■縁結びの神様 地主神社

空はすっかり夕暮れ時、再び車に乗り込み、一路兵庫県朝来市へと向かった。しかし、激しい渋滞に巻き込まれて時間が読めず、おまけにナビも故障してしまうという事態に。それでもなんとか、本日の宿「有斐軒」に到着した。苦労した分、宿のおかみさんの優しさが心に染みた。


■居酒屋・ゆずで地元の味をいただく


■民宿・有斐軒

夜飯はおかみさんに紹介してもらった和田山駅近くの居酒屋「ゆず」でいただいた。店名からして好きな感じだが、地元の味を楽しむならこういうところでいただくのがベターだと思った。ハタハタの塩焼きにフグの唐揚げ、但馬牛刺し…鴨鍋は結局出てこなかったが、どれもおいしかった。宿に戻り、明日に備えて就寝した。

二日目 絶景の竹田城から福知山城、天橋立を巡る

6時起床、竹田城までの道のりを知るおじさんの車に先導してもらい、狭く急な山道を上った末、城の入り口に辿り着いた。山の頂上に整然と積まれた重厚な石垣と、眼下一面に広がる雲海、どこまでも続く美しい山並み。やがて山際から顔を出した朝日が、全てのものを黄金色に染め上げた。もはやこの景色にふさわしい言葉など、どこにも存在しなかった。


■朝日を浴びて輝く竹田城


■朝日に向かって歩き出す

竹田城のあまりの感動に燃え尽きた感も否めなかったが、朝マックをして、次の目的地福知山へと向かった。明智光秀の居城として有名な福知山城は、野面積みの石垣と質実剛健な天守閣を備えていた。城内の展示物を見学し、城下の町並みを見終えると、早々に福知山を後にした。


■福知山城天守の前で


■天守を目指して坂を上る

次に向かったのは、日本三景の一つ天橋立。しかし、高速出口付近で激しい渋滞に巻き込まれて大幅に時間を食ってしまった。昼食は適当に屋台の串焼きで済ませ、水切りをしながら天橋立を歩いた。結局4分の1ほど歩いたところで時間的に戻らざるをえなくなり、天橋立観光は不完全燃焼に終わった。股のぞきは、またの機会ということで…。


■日本三景の碑


■天橋立で水切り大会

京都府を縦断し、京都市内に入るとまたしても渋滞に。所用のため帰るウミノを京都駅付近で見送って、7時頃、今晩の宿「大原山荘」に辿り着いた。熱々の味噌鍋を平らげると、部屋へと急ぎ、天地人最終回の上映会となった。木の香りが心地よい露天風呂にのんびり浸かりながら、一日の疲れを解きほぐした。

三日目 大原・寂光院から下鴨神社へ

朝食は湯豆腐膳だった。ララがまたしても納豆がないと嘆いていた。この日は初めに宿から徒歩圏内にある寂光院を訪れた。ここは天台宗の尼寺で、西暦594年に聖徳太子が建立、平家物語の中にも登場する古刹である。諸行無常の鐘楼や、池の水面にうつりこんだ紅葉の赤と苔むした石の緑には、なんとも言えぬ趣があった。


■古刹・寂光院


■大原山荘の前で

次に僕らは、河合神社を訪れた。ここには日本サッカー協会のシンボルとしても有名な、蹴鞠の祖神ともいわれる八咫烏(ヤタガラス)が祀られており、「サッカーがうまくなりますように」と願ったのであった。それから七五三で賑やかな下鴨神社でもお参りをして、レンタカー返却のため京都駅方面へと向かった。


■下鴨神社の鳥居前で


■河合神社でシュート

昼食は常連の大阪屋でうどんを食べた。うどんはもちろんおいしかったのだが、その後コッキにおとずれたアクシデントにより、コッキと僕達3人は急きょ別行動をとることとなった。とりあえず僕達は京都タワーに初登頂し、所用のため帰るノガを京都駅で見送るなどして過ごした。


■夕空に浮かぶ京都タワー


■常連となった大阪屋

夕方、コッキと再び合流し、新幹線で東京へと向かった。上野駅でパスタを食べて、コッキともここでお別れ。無事日立に到着し、今回の旅も終了と相成った。京都の紅葉に竹田城の雲海…この世の中にはまだまだ知らない絶景がたくさんあることを知った。その感動を味わいたいという探究心がある限り、これからも僕達の旅は続いて行く。

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