07/09/23 日立ライフ杯

日時:2007年9月23日(日)AM9:00〜
大会名:日立ライフ杯
会場:フットサルグリーンかつた
参加チーム数:13

試合記録

予選L第1戦
チーム駒王 5 4-0
1-1
1 imbatible kadian
チーム駒王得点(前半)ララ2、ウミノ2
(後半)ララ1
予選L第2戦
チーム駒王 3 1-1
2-0
1 ヘルペス
チーム駒王得点(前半)ララ1
(後半)ウミノ2
決勝T準決勝
DECOBOCO 2 0-1 2-1
2 PK 1
2 チーム駒王
チーム駒王得点(前半)ララ1
(後半)コッキ1

試合レポート

TENという名の怪物に打ちのめされた前大会からはや一年。今年もまた、あの大会がやってきた。

今回は、フミナリ、ウミノ、ララ、ウザワ、テツの他、県外から駆けつけてくれたコッキ、それから助っ人として現役高校生であるユウキがメンバーに加わり、心強いチーム体制で臨んだ。

AM10:00、予選リーグ第1試合キックオフ。立ち上がりの悪さが毎回のように身に沁みていた自分達であったが、今回は試合開始前にその点をしっかりと確認し、集中を高めて試合に入った。そのことが功を奏し、相手がまだエンジンのかかりきらないうちに流れを作って、ララがキレのあるドリブル突破から先制のゴールを決めた。その後も、相手がもたついている隙にウミノが追加点をゴール左隅に突き刺すと、さらにはコッキからのロングボールを受けたララからユウキ→ウミノと繋いで3点目のゴール。前半終了間際には再びララがドリブルで相手を置き去りにして4点目のゴールを決めた。後半に入り、相手もようやくエンジンがかかったのか、前半のようにはいかなくなった。さらに大切な交代枠もユウキの負傷で使えず、体力の消耗が気にかかった。そんな中、相手の3人目の動きについて行けなかったことが数的不利を作られる結果となり、とうとう失点した。それでも相手に与えた決定機といえばこの時くらいで、要所要所はしっかり連携が取れていた。終了間際ララが1点を追加し、5-1でこの試合を終えた。初戦としては理想的な試合の入り方とゲーム内容であった。

AM11:00、予選リーグ第2試合キックオフ。第1試合と同様、立ち上がりから集中を心掛けた。相手はとにかく裏から大きくボールを蹴ってくるチームで、ミドルシュートを多用する戦術?を取ってきた。精度が良ければ怖いものだが、そういうわけでもなかった。ただ、こういうチームは駒王にとってやり辛いチームの部類にあたり、サマーカップ06で対戦したAチームにも同様の戦術によって負けを喫している。この試合も例外ではなく、偶然ミートしたと言っては失礼かもしれないが、その相手のミドルシュートによって先制点を奪われてしまった。互いに攻め手を欠き、前半は膠着した時間が続くも、終了間際カウンターでフミナリ→ララと繋いで1点を返し、前半を折り返した。後半からメンバーを入れ替えると、次第に流れが変わった。前半よりもボールが回るようになり、特にララ→フミナリ→ウミノとパスを繋いで生まれたゴールは理想としていた得点の形であり、パスによって完全に相手を崩すことができていた。その後もコッキ→ウミノと繋いで追加点を決めるなど、パス回しからの攻撃が何度か見られた。だが、選手の入れ替えで一つ問題が起きた。コッキとテツがディフェンスラインで組んだ時、2人共に攻撃の薄さを感じて同時に上がってしまったのだ。バックラインのカバーに入ったウミノがそのことに危機感を覚え、この2人が組むとバランスが崩れてしまうと訴える場面があった。3-1で試合を終え、予選リーグを1位で通過した駒王だったが、チームのバランスについて試合後も意見が飛び交った。いずれにしても、誰がフィールドに出てもチームのバランスが崩れないようにするのが大切なことで、試合中のチーム全体のバランスとともに、メンバーの組み合わせによる変化(良い方向への変化は別として)を少しずつ解消していくことが必要だと感じた。

PM2:00、決勝T1回戦。この試合もこれまでと同様、立ち上がりから集中して臨んだ。予想通りディフェンスに回る時間帯が多くなったが、こちらも負けずにパスカットから素早くパスを繋ぎ、何度かキーパーと1対1の場面を作ることに成功していた。さらに徹底した守備で相手をイライラさせ、決定的な場面を作らせなかった。そして1本のカウンターが成功し、相手GKが出過ぎていたところを突いて、ララが先制点を決めた。後半に入っても、前半同様互いに拮抗した時間が続いたが、再びインターセプトからカウンターを仕掛け、フミナリ→コッキと繋いで2点目のゴールを奪った。しかし、大きく流れが変わったのはこの後である。ハーフライン際まで上がってきた相手GKにボールが渡ると、その位置からまさかのミドルシュート。あまりの不意の突きようにGKウザワも全く動けず、失点した。この時フィールドの選手は一人一人しっかりとマークに付いていたが、GKが5人目のプレーヤーとしてフィールドに現れたことによって詰めに行くこともできなかった。その後、一瞬の隙を突かれ、再びミドルからの失点。他にも相手に攻め込まれる場面があったが、集中した全員守備とGKウザワの体を張った好セーブで追加点を与えなかった。駒王も何度かカウンターで攻撃を仕掛けるも相手GKの好セーブに阻まれ追加点を奪えず、同点のまま試合はPK戦にもつれ込んだ。

先攻はDECOBOCO。1本目、GKウザワが真正面に来たボールを弾くも、勢いのあるボールはウザワの目に当たってゴールに吸い込まれた。駒王1本目はコッキ。落ち着いてゴール左隅に決めた。2本目、先ほどのシュートで目を負傷しつつも執念でGKを続けたウザワだったが、無常にも相手のシュートはゴール左隅に突き刺さった。駒王2本目はウミノ。左隅を狙ったシュートは相手GKにコースを読まれ、弾かれてしまった。3本目、これを止めなければ駒王の負けが決まってしまう…。そんな時、ベンチから見守るテツが、「アイツ、外すぜ。」と小さく言葉を漏らした。すると、コースを狙い澄ました相手のシュートはポストに弾かれ、ここでテツがまさかの予知能力を発揮した。それはさておき、なんとか3本目に望みを繋いだ駒王であったが、フミナリの蹴ったボールはこれまた相手GKにコースを読まれ、PKスコア2-1で決勝トーナメントの舞台から退くこととなった。

悔しかった。ただ負けたからではない。勝利目前のところまで相手を追い込み、かつ取られた失点もディフェンスを崩されてのものではなかった。確かな成長を感じつつも勝ちきれなかった、その理由とは一体何なのか、次の大会に向けてまた課題を模索する必要がありそうだ。

今回の試合を総括すると…
◇良かった点◇
1.試合前の話合いとウォーミングアップによって立ち上がりの悪さを解消できた。
2.チーム全体の守備意識が終始高かった。
3.攻撃時の3人目の動きで厚みとパターンが増加した。
4.パス回しの成功率が高かった。
5.試合中の互いの声の掛け合い、さらにベンチからの声もよく出ていた。
◆見えた課題◆
1.相手の3人目の動きへの対処の遅れ。
2.ディフェンスラインでのボール回しの際、サイドに開きすぎている場面があった。
3.ミドルシュートへの対応の準備不足。
4.レベルの高いGKから点を奪う方法、PKキッカーの練習。
5.ベンチワークと交代後のスムーズな試合への入り方。

etc…。ほか、気付いたことがあったらどんどん話し合っていこう。

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