ハーブティー  
お湯95度前後 注ぎ蒸らす  飲み続けて体調維持  ブレンドして飲みやすく  出し殻 まだまだ使える 


 飲み続けることで効果が表れてくるハーブティだが、独特の味になじめない人もいる。ハーブ同士をブレンドしたり、他の飲み物などと合わせたりすると、ぐっと飲みやすくなる。ハーブコーディネーターの佐々木薫さんにコツを教えてもらった。
 まず、香りや味が似たハーブをブレンドしてみよう。甘い香りのカモマイル(カモミール)とラベンダー、さっぱりした味のペパーミントとローズマリー、酸味のあるハイビスカスとローズヒップ・・・・・といったブレンドで味がまろやかになり、同じタイプでも微妙な違いが出る。
 次に、好きなタイプをベースに別のタイプのハーブを合わせてみる。甘みが欲しい時はオレンジピール、清涼感を出すにはレモングラスといった具合だ。最初から多くの種類を混ぜると、味や香りがわからなくなるので3〜4種類を目安に。「ブレンドすることで深い味わいになり、ハーブがもつ効能の相乗効果も期待できます」と佐々木さん。ハーブの特徴を生かし、TPO(時、場所、場合)に合わせてブレンド=レシピ参照=するのも楽しい。
 他の飲み物とのブレンドでは紅茶が初心者にお薦め。セイロンティーはくせがなく、ハーブの香りが生かせる。アールグレイは柑橘系ハーブのレモングラスやレモンバームと相性がいい。
 フルーツジュースの場合はアイスハーブティーを通常より少し濃いめに作り、ブレンドする。洋酒とのブレンドもハーブの薬効を引き出すという。カモマイルやラベンダーはウオッカやジン、ウイスキー、ブランデーに合う。
 佐々木さんは「ハーブの割合の微妙な違いで様々な味や香り、色に変化が出るのもブレンドの魅力です。色々と試してみて自分好みの味を見つけてほしい」と話す。
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