08/07/19 京都旅行 一日目
いざ京都へ
予報通り晴れ渡り、絶好の旅日和となった3連休初日。日立組4人は8:47発の特急列車で一路東京へ。東京駅でノガとコッキと合流し、11:10発の新幹線でいざ京都へと向かった。

京都へ向かう車内ではくだらない話に花が咲き、これから先に待ち受けているであろう新たな出会いや風景に心躍らせながら、2時間ちょっとの時間を過ごした。
13:28京都着。近代的な印象の京都駅を抜けると、いよいよ強い日差しが降り注ぎ、じんわりと汗が噴出した。この体にまとわりつく嫌〜な暑さが、否応にも京都に来たことを実感させた。これだけ暑いと逆に気持ちがいいと思ってしまうのは自分だけであろうか。

昼時ということもありお腹も空いていたので、2年前に訪れた時にも利用した「大阪屋」で昼食を取ることにした。試しに頼んだ京風たぬきうどんはあんかけ状の汁にきざみ生姜が乗せてあり、アツアツながらもさっぱりしたおいしさであった。
同じくこのメニューを頼んだコッキであったが実は冷たいうどんが食べたかったらしく、ちょっとだけ悔やんでいた。
壬生寺界隈を歩く―新撰組の足跡を辿って―
暑さでバスを待ちきれず、タクシーで四条大宮へと向かった。タクシーのおっちゃんに京都の美味しいラーメン屋さんを教えてもらったさかい行こ思うとったが、忘れてもうた。

僕らはまず、前川邸を訪れた。ここはかつて、新撰組の屯所として使用された屋敷である。現在は個人の住居となっているため内部の見学はできなかったが、勝手口付近のグッズ売り場で楽しませてもらった。
次に向かったのは壬生寺。新撰組の屯所と隣接していたことから、武道の鍛練の場として使われていた。境内の壬生塚にある隊士の墓に手を合わせ、どこからともなく聞こえてきた新撰組歌謡曲の歌詞と旋律に心を震わせた。それから壬生寺を背景に集合写真をパチリ。快く写真を撮ってくれたあの人は元気にしているだろうか。

続いて向かったのは八木邸。こちらも新撰組の屯所として使用された屋敷である。芹沢鴨暗殺の部屋が見学できたほか、座敷に座って新撰組に関するエピソードをじっくりと聞かせていただくことができた。
一通り見学した後、八木邸内に店を構える京菓子屋で、屯所餅と抹茶をいただいた。小学校で教わった抹茶の飲み方を思い出しながら、しばし心安らぐ時間を過ごした。新撰組隊士の名前が刻まれた墓石がある光縁寺に立ち寄って、壬生を後にした。
河原町・祇園を歩く―京の風情を感じながら―
ワインレッドの阪急線に乗り、大宮駅から河原町駅へ。京の風情を求めて、僕らはまた歩き出した。

四条大橋へ向かう途中、左手に風情のある通り(先斗町通)を発見、行ってみることにした。狭い路地の間に飲食店がひしめき、川床をやっているお店もちらほら見えた。いつかはこういうところで食べてみたいものだ。休憩のため「はまゆう」という喫茶店に入ってマッタリした。アイスコーヒーもおいしかったが、オレンジセーキもおいしそうだった…。
やがて三条大橋に着くと、鴨川のほとりに涼を求めた。やはり周りはカップルばかりであったが、そんなことは気にせず川縁に座ってのんびりした。近くで演奏していた二人組はなかなかの腕前で、ついつい聞き入ってしまった。
それから再び四条方面へ。今度は高瀬川沿いの木屋町通を歩いた。柳と川の景色がとても印象的であったが、とりあえずこの通りは飲み屋街といった趣が強い感じがした。

毎年祇園祭の神輿洗の舞台となる四条大橋を渡り、3年前に訪れた時にも利用した京めん屋「金閣寺」で夕食を取ることにした。錦糸玉子の上に鰻が乗っている関西独特の鰻重を食べて、スタミナを補充した。
八坂神社でお参りして、花街・祇園の中心、花見小路通りを散策。しかし、舞妓はんには会えず残念…。バスで京都駅へと向かい、21:08発の電車で奈良へと向かった。
22:17奈良駅着。徒歩0分のところに本日の宿「ホテル日航奈良」はあった。さっそくチェックインを済ませ、大浴場でこの日の汗を流した。夜食を買いに奈良駅周辺を散歩したが、あまりの静けさにあっけを取られた。まあ、これでこそ古都・奈良に相応しい落ち着きである、と思えば納得することもできたのだが。この日はあまり夜更かしもせず、早々と就寝した。