橋のある風景(その2)

 日立市内で日立駅を中心とした北側に位置する、川を遡って橋を探しながら訪ねてみた。 「行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え かつ結び久しくとどまるためしなし。世の中にある人とすみかとまたかくの如し」
 これは鴨長明が記した鎌倉時代の随筆『方丈記』の冒頭部である。現代語に訳すと「川の流れは 絶えないが、それも本の水と同じではない。よどみに浮かぶ水の泡は一方では消えたり、一方では 生まれたりして、長い間残っているものではない。世の中に存在する人と家もまたこのようなもの である」
 川風に吹かれて川の流れを眺めていると、小生のような凡人でも同感し納得してしまうから 不思議だ。

1、宮田川
  渚橋、宮田川橋、名前のない橋、日立橋、宮田橋、田中橋、橋下橋、関根橋
  瑞穂橋、地蔵橋、大新橋、白銀橋、杉本橋、楓橋、大雄院橋、大白峰橋
  大牛橋、金山橋
2、北川
  北川橋、北川橋(同名の橋が2か所ある)
3、田尻川
  名称不明の橋(河口)、名称不明の橋(田尻中継ポンプ場横)
4、東連津川
  東連津橋、東連津橋(同名の橋が2か所ある)、名称不明の橋、中山橋
  日高橋、太子堂橋
5、十王川
  梁津橋、豊良橋、名前のない橋、十王橋、川根橋、東橋
  JR常磐線十王川橋梁、櫛形橋、桜橋、荒宿橋、江戸内橋、壇上橋、高田橋
  大成橋、新高橋(十王ダム)
  小松沢橋、扇橋、禄橋、古田橋、藤坂橋、名称不明の橋、川崎橋、寿橋
  高原橋
6、小石川
  小石川橋、名称不明の橋、名称不明の橋、小石川橋(同名の橋が2か所ある)
  念佛橋、鹿島谷橋、竜子田橋

参考文献
『河川大辞典』日外アソシエーツ(1991年)
『全世界の河川事典』丸善(2013年)

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