夢荘日記　　　　98年8月

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1998/8/31
　夏休みの語学研修でロンドンに行っていた長男が帰国した。行くときもちょっとその辺にの感じで有ったが、帰りも近所から帰って来たのと変わらない。若さなのか時代なのか、まさにボーダレスである。向こうでの戸惑いや困った事も無かったようだ、しいて挙げれば食事が不味かったと言うだけ、時差ボケも無くロンドンの生活を楽しんできたようだ。でも、百聞は一見にしかずで、風土、考え方の違い等は身体で感じてきたのだろ。若い時にほんの少しでも異文化に触れるのは、今後の人生に良い影響を及ぼす事を期待している。

　この長男はロンドン到着時、中間、出発時と電話をよこしたし、絵葉書も２度書いてきたので、向こうでの状況はほぼ把握出来た。ところが、同じ頃ロスに出発し１週間長く滞在する次男の方は梨の礫である。英語に堪能な義兄がホストファミリーに電話したところ、元気に楽しくやっているらしいので安心はしているが、同じ兄弟でも違うものだ、と書いてアップしようと思ったら葉書がきた、それも英語で、びっくりさせるのも性格か。

　それぞれの個性、信条だろうが、これからどうなっていくのか複雑な気がする。予想通り長男は９月の学会発表に備え直ぐに大学に戻ったし、次男は帰国後、アルバイトに精を出すのだろうか、生き方それぞれである。

　リンクのページを作りました。まだ工事中のようなものですが、おいおいユニークなものにしたいとは考えています。

　早速、有名サイトの皆さんからメールを戴きました。秋山先生、直江さん、早川さん、ポセイドンさん、G3 Macs are Goさんありがとうございました。

1998/8/30
　iMac発売風景や印象があちこちのページで見られる。好調な出だしのようで、まずはめでたし、めでたしだ。Windows派からも注目を集め、行列に並んだ人もいるようだし、新たなMacユーザーも増えることだろう。

　使いやすいからMacを選ぶ、Macを使っていたからMacを選ぶ、これがMacユーザーの当たり前の感覚かと思っていたが、どうもその常識では考えられない人達がいるらしい。mac, marco &macroさんが8/21に書かれている「iMac本当の理由」を見ていささかびっくりした。デザイン事務所でMacを使いこなしている若い女性が、自宅用に購入を考えていたのはWintelマシンだったそうだ、理由は安いから。たまたま仕事でMacを使っていただけで、自宅でInternetをやるためには、どちらでも良かったからだそうだ。

　小さな子供たちにパソコンをいじらせると、MacもWindowsも関係無いように使いこなすそうだ。Windows95になってMacっぽくなったからかと大人は思うが、子供達にはOSの差なんて全く意に介さないのかも知れない。

　目に見えない使いやすさ、楽しさからもMacの良さは有ると思う。iMacで初めてMacに触れた人達が、それを感じ取ってくれるのか、それとも何の違和感もなく使いこなすのか、これからのAppleの躍進にも影響が有りそうだ。iMacでMacの良さを感じ取って欲しいと願う、一ユーザーである。

　現在30日の午前7時過ぎ。遠くに荒れる海の音が聞こえる、普通では聞こえない海の音だ、雨も時折激しく降り出す。ここからそう遠くない水戸や福島では、大雨の被害も相当出ている、被害に遭われた方にお見舞い申し上げるとともに、これ以上の被害が出ないことを願う。

1998/8/29
　iMac発売おめでとうございます。＼(^o^)／

発売までこんなに注目を集め、期待と批判が渦巻いたパソコンは無かったのではと思う。もちろん期待はそのデザイン、批判は販売方法だ。これからどんな展開になるか、これまた不安と期待がいりまじっている。

　私とMacとの出会いはPerforma5210だ。ベテランのMacユーザーと話をして、所有する機種のことを話題にすると、大概「Performa・・・・」と少しの間が空いたものだ。その間は「何だPerformaか」の意味がこめられていた。確かに拡張性は無いし、Appleでさえ7.5.3のアップデータはPerformaは対象外なんて言っていたし、特殊なものだったのかも知れない。でも、そのPerformaでMacの面白さに触れ、こんなページも立ち上げることが出来た。

　ところが今度のiMacはどうだろう。同じ場面でも、皆「お！iMacですか」との声が直ぐに出るのではないだろうか。一体型である、拡張性もそんなに無い等Performaと同じようだが、反応は全く違うはずだ。これがPerformaのボディーにiMacの性能を詰め込んだのなら、こんな反応は無いだろう、まさにあのデザインのたまものだ。Macintosh誕生の時から、一体型は正当派なのだ、起動画面だって一体型のMacだ。その正当派が久しぶりに戻ってきた感じがする。そんなiMacで新しいMacユーザーが一杯誕生すると良いなと思う。「初めてパソコンに触れたのがiMac、それでホームページを立ち上げました」なんてページを早く見たいものだ。

　そんなiMacだから、どこでも見られる、どこでも買えるに早くして欲しいですね、アップル・ジャパンさん改心する気は無いのでしょうか。このiMacの姿、きっとテレビドラマや雑誌のなかで使われますよ。そんな時何処で買えるのなんて考えさせてはいけません、直ぐにiMac擬きのDOS/V機が出現し、そちらにお株を奪われ、何時の日かMacも真似したのを作っているなんて言われそうです。ぜひ、そんなことの無いよう、アップル・ジャパンさん頑張ってください。

　昨日の折り込み広告によると、市内のパソコン店でも２９日午後３時に売り出されるらしい。事前にあったアップルの案内では、このチェーン店の筑波が販売店として出ていたようだが、ここ「ある町」でも本当に見られるのだろうか。必要性と予算の都合で購入予定は無いが、ぜひ見てみたいものだ、誰かに奨めたくなるiMacを。

午前１１時４０分追記
　やはり市内のパソコン店では販売も予約もやらないそうだ。大きなiMacの折り込み広告に小さく書いてある。更には、販売しない店の地図はあるが、販売店の地図が無いのだ。なんだこれは、アップルも販売店も、お金をかけて自慢はするが、売りたくないのか。まるで娘の自慢はするが、嫁にやりたくない、どこかの親みたいではないか。怒りを取り越してあきれてしまった。

1998/8/27
　今回の新規インストールで変えた環境の話、その二。複数のプロバイダーに接続されている方はどの様に切り替えて使っているのだろうか。私はホームページを持つこのプロバイダー、勤務先にPPPとARA接続の三つを使い分けている。これまではpppとTCP/IPを一々切り替えて接続していた。MacOS8.1CD-ROMには作業環境マネージャが付属している、これを使ってみることにした。

OSインストール時に既にインストールして有ったので、作業環境マネージャは下のコントロールバーに有る。プロバイダーの設定にして、作業環境マネージャを開くで名前を付けて、自動オープンの項目を設定し保存、これを３回繰り返して完了。では切り替えてみるかと、やってみると、PPPの設定は変わるが、TCP/IPの設定が変わらない。何度か設定をやり直してみたが同じ、でもARAにすると、きちんと設定変更されるではないか。その違いはリモートアクセスの項目をチェックしたかどうかだった。Apple Remote Accessだからリモートアクセスにチェックを入れたのだが、PPPも全てそこをチェックしないといけなかった訳だ。

ま、当方の勘違いではあるが、言葉の定義の難しさかも知れない。以前Eudora Proの件で書いた事があるが、バージョンが変わるにつれ、同じ事をするための言葉が変わってきていた。Netscapeでも同じようなことを経験している。今度のiMacではInternetへの接続はすべてリモートアクセスと言う言葉とか、似通った言葉で意味が違うものが有るととまどうものだ。

話が脱線するが、方言の話。ここ茨城県には独特の方言が色々ある、初めて来た頃は思わぬ勘違いもあった。入社早々、地元出身の私より若い人に重量物の運搬を頼んだ。その人が帰って来るなり、「こわかった」と言うのだ。何をいい年をしてと不思議に思っていた、しばらくして茨城では疲れることを「こわい」と言うらしい事が分かって、納得した次第。

さらに脱線、ある時CDとは何か？と何人かに聞いてみた。なんとCompact Disk,Cash Dispenser,Cost Downと様々であった。左様に言葉の定義は難しい、誤解を受けるような言葉を自分勝手に使っていないか、改めて考え直した一件である。

1998/8/25
　真夏の夜の怪。

ここ夢荘の周りは、今も自然が残り虫も多い。以前は秋になると、うるさいほどの虫の声であった。だが、昨年の秋の夜、ばかに静かである、虫の声が聞こえないのだ。妻に「この辺も自然が少なくなったのかね、あれ程聞こえた虫の声が全く聞こえないね」と言うと「え、・・・・！？すぐ近くで鳴いていますよ、スイッチョ、スイッチョって聞こえない？」　しばし無言。私の耳には全く聞こえないのだ、虫の声が無い訳ではなく、私の耳に聞こえなかったのだ。

今年、真夏の夜であるが、また同じ会話が有った。やはり虫は鳴いているらしいが、私の耳では感じない。老化か、でも、そこまでの歳でも無いだろう、耳鼻科で診てもらうことにした。問診、耳付近のX線撮影、聴音テストを実施。聴音テストでは通常のテストに加え、片耳に騒音をいれてのテストも実施。結果は異常なし、歳相応に高音から低温まで聞こえている、片耳に騒音を入れてもきちんと聞こえている。医者も首を傾げるだけ、虫の声もこの音域に入っているはず、聞こえないはずが無いと言う。

訳が分からないが、これから聴力の低下が起きないか定期的に調べることにはした。さらに不可解なのは、今日何気なく聞いたカーラジオでカンタンと言う虫の声を流していた、なんとそれはハッキリと聞こえるのだ。帰宅途中には草むらのコオロギの声も聞こえた。本物が聞こえないで、録音されてスピーカーからのものは聞こえるのか、馬追いの鳴き声スイッチョだけが聞こえないのか、謎は深まるばかりである。

1998/8/22
　今回の新規インストールで変えた環境の話、その一。このページはAdobe PageMill� 2.0Jで作っている。出来たページの確認はこれまでNetscape Communicator4.05とInternet Explorer 4.01で確認していた。今回のインストールでMacOS8.1CDROMに入っているNetscape Navigator 3.01 [ja]とインターネットエクスプローラ3.01もそのまま残し、確認のプラウザを増やした。

　そこで感じたのは、各プラウザで見え方が微妙に異なるのだ。文章ならまだ改行位置が少し変なくらいで済むが、写真ではかなり見難くなる場合がある。このページでは「お奨めスポット�１」の木の桶がインターネットエクスプローラ 3.01で見ると、重なってしまう。Windows版でもそのように見えたから3.Xの癖なのかも知れない。スペースの開け方によっては、Netscape Navigator 3.01 [ja]では改行されてしまう場合もありそうだ。そこで今のページは既にこっそりと、どれで見ても一応それなりに見えるように変更してある。

　それと、以前Windows版で文字化けしているとか、3.Xでは化けるようだと書いたが、どうもMac版の上記４っのブラウザでは、どれも文字化けは無いようだ。SoftWindowsから確認したWindows版のインターネットエクスプローラ3.01でも化けない、でも正規のWindowsでは化けている。恐らくPageMill� 2.0Jでのバグなのかも知れないが、私の力では解消出来そうも無い。

　PageMillの上で何回か書き直していると、その部分が化けるのかも知れない。どうやってもMac上では化けていないので、Mac初心者からMac初心者へ発信するこのページでは関係無いと思うが、もし、何かの調子でここを訪れたWindowsの方、文字化けが有っても気にしないでください。出来れば解決法などご教示戴けたら嬉しいのですが。

　最後に私の環境だけの問題かも知れないのだが、新しいG3になったらCommunicator4.05がクラッシュする事がある、幸い最近出た4.06では問題が無い。と言うことで、確認ブラウザは、Netscape Navigator 3.01 [ja]、Communicator4.05、Communicator4.06、インターネットエクスプローラ 3.01、Internet Explorer 4.01（全てMac用）の5種類である。

（8/25　お詫び、MSのアイコンをそのままコピーーペーストしたので、半角片仮名の使用になっていました、お詫びして訂正いたします。MSって半角片仮名が好きなのかな？）

　お奨めスポットも更新しました。素材、塩漬け、燻煙にこだわりを見せる手作りハムです。

1998/8/20
iMacの話題で一杯である。Think Differentを標榜するAppleの答えであり、元気をそして力を取り戻す具体的な「もの」でもある。

　昨今、理工系離れとか言われ、金融、流通、サービスの人気が高く、理工系でも手を汚して物作りに励むよりは、ソフト的な仕事が好まれるようだ。これも時代の流れで、やむを得ないところも有るが、行き過ぎは良くない。大手製造業が拠点を海外に移し、それを支えた関連企業も海外に出ていく。製品開発は国内で、製造は海外でとは聞こえが良いが、物作りの心も失われていくのではないだろうか。物作りの場が有り、新しいものを考える夢と心が有り、それを支える技術、技能が有ってこそ、新しいものを生み出す力になる。

　Microsoftに無くてAppleに有るのは、物（ハード）を作る場とそれを支える夢と心と技術、技能だと思う。ここ何年かはその夢が見えなかった、混沌とした泥沼にPerfomaもソフトも沈み込み、もはや熱狂的なMac信者以外からは見捨てられそうになっていたと思う。そこから抜け出す兆しを見せたのは、MacOSへの回帰、Think Differentのアピール、そして今度のiMacだ。ソフトもハードも作れるAppleの気概を見せてくれた。

　で、戴けないのが、販売戦略である。iMacを販売するのは、初心者へのサポートが十分出来る販売店に厳選する云々、これが顧客の事を考えての処置と考えていたら、大きな間違いであると私は断言する。これまで取り扱っていなかった楽器店に置くのは結構、でもこれまでのパソコン店、Perfomaを扱っていた家電店にも置くべきだ。皆の目に触れ、馴染みの店で買える、Windowsユーザーもオッと言わせるのが顧客のことを考えた正しい販売戦略と思う。

　iMacをどんな人が買うか、多分これまでのMacユーザー、そしてパソコンに興味が有ったが二の足を踏んでいた人、PCに飽きたWindowsユーザー。話題だからと音楽CDと間違えてWindows95を買った人みたいに、家電品と間違えて買う人はいないですよ、多分。それに、なんたってMacですよ、いじっているうちに何とか操作は覚えるし、親切なMacユーザーがいますよ。

　iMacの話題で「Macintosh礼賛」という本を思い出した。1984年Macintosh誕生から、丁寧に、思いやりを込めてMacが語られている。その内容の大半はWeb上でも公開されている、ここMacintosh礼讃です。

　お金と場所さえ有れば、Old MacとiMacを並べて置きたくなる、そんな本です。

1998/8/18
今日は煙草の話をしたい。私は大の煙草嫌いだ、ただの好き嫌いではなく、煙草の煙に恐怖すら感じる。他人の吸った煙草の煙を吸い込むと、心臓が苦しくなってくる。広い部屋のなかで、誰か一本吸ったとしても、心臓が締めつけられたようになる。これは精神的な事では無く、見えないところで吸われた一本が、心臓を直撃するのだ、変だなと思って周りを見渡すと、遠くに煙草の煙が見える事がある。

９日間の長い夏休み明けで、久しぶりに煙草の煙に触れ、こんな話をしたくなった訳である。

　こんな私もずいぶん前には煙草を吸っていた時期がある。電車に乗り込んで吸いたくなると、エチケットのつもりで「吸ってもよいですか」なんて周りの人に聞いて吸い出したものだ。今考えるととんでもない事をしていた訳だ。

　酒は断れば良いが、煙草は吸いたくなくても、他人の吸った煙を無理やり吸わされることになる。まるで無理やり口を開けられて、酒を流し込まれたのと同じだ。いくら酒癖が悪くても、そこまでやる輩はいないだろう、でも煙草ではそれと同じことが、平然と行われている。

　以前、新聞の投書に駅のプラットフォームはオープンエアーの環境だから禁煙にするのは無茶苦茶である旨の発言が有ったが、煙草嫌いにとっては、とんでも無い話で、たなびく煙を吸っても嫌なものである。こんな話も聞いた、さるご主人は家族の事を考えて、家の北側に出て煙草を吸う習慣にしていた、ところが自分の家の北側は隣の家の南側である、夏など窓を開けていると、煙が入り込み嫌な思いをする、でも近所付き合いを考えると文句も言えない。

　煙草も嗜好の問題だから、全ての場所で禁煙とはいかないのだろうが、煙は傍若無人に、何処にでも進入してくる事を、もう少し喫煙者には気を付けて欲しいと、切に思う。Macだって、きっと煙草が嫌いですよ。

　Mac初心者からMac初心者へも8/16更新（フォントの話）しました。宜しかったらご覧ください。

1998/8/16
新G3DT233の話。新品に交換されたG3DT233 はロジックボードが新しくなり、OSもG3専用のものになっている。

　入手時はMacOS拡張フォーマット(HFS+)でフォーマットされていた。まだこの方式は早いかなと思うのと、パーティションを３っつに切って使いたいので、標準フォーマットで初期化し直すことにした。
第一の違いはＣＤドライブ、ボタンが丸から7600/200のような薄い長四角になっているし中のトレイも少し違うようだ。それに稼働時の音、振動がまるで違う。これまでのG3が不良ロットだったかも知れないが、振動はすごかった、まるで本体全体が震えているような感じだったのが、新G3は音はするものの振動は感じられない。でも起動音はばかに大きい。インストール画面を見ていると、G3用云々の表示が出て、あとはこれまでのMac OS8.1と同じように終了。

　メモリー交換時にオンボード・ビデオ・チップを見るとATI3D Rage Proだったようだ（気が急いていたので確証は無い）。これまでのG3ではATI3D RageII+DVDだったから、この違いが新G3のポイントなのかも知れない。で、機能拡張マネージャを見るとこれまでの8.1に無いこんなのが有ります。

　やはりATI関係は変更されています。現在の我が家では関係ないですが、10/10FastEthernetも有ります、CD Driverも違います、何故かモニタandサウンドも違います。新モニタandサウンドのせいか、起動音がやたら大きかったのですが、システムサウンドを相当絞らないとすごい音がします。壊れたG3は起動音も無かったせいか、新G3の起動音は感動もんでした。G3の音が小さいなんて書き込みがfj.sys.macに有ったので、これまでが変だったのかも知れない。
　これらの機能拡張のためかSystem Enabler 777もインストールされています。

　具合の悪かったG3と新G3を比較するのもフェアーでは無いが、新G3は静かで、早くて申し分のない使い心地がする。

　話ががらりと変わるが、米国で昨日売り出されたiMacはこの新G3の仕様に近いロジックボードなのだろうか。あのデザインと価格とこの性能なら、向かうところ敵無しの製品だろう。でも、とんでもないところに敵（障害）がありそうだ。tktrさんの8/15付けトビトビ日記tktrのMac Beginner's Diaryにも有るように、顧客に売っている店を探し回らせる販売方法は何とも戴けない。製造者、販売者の利益を優先するのでは無くて、顧客の利益を優先するのが、これから生き延びていく企業の条件である。iMacの敵はApple自身のようだ。

　Mac初心者からMac初心者へも更新（フォントの話）しました。宜しかったらご覧ください。

1998/8/15
息子二人が相次いで外国へ旅立つ。夏休みを利用したホームステイでの語学研修だ。長男は英国ロンドンへ今日、次男は米国LAへ昨日出発した。

　二人とも語学が得意と言う訳では無さそうだが、全く言葉の心配はしていないようだった。親から見ると、少し長期の旅行に出かける感じで、荷物が多いものの海外に行く不安や気負いは感じられない。むしろ妻や祖母、叔父、叔母のほうが心配で、何かと世話をやいている。世代、時代の違いなのだろうか。Internetの世界で無くても、国境をそれほど意識しない時代になっているし、飛行機も直通便で、成田を出るといきなりロンドンやLA近郊に着いてしまう、グローバル化が文字だけでは無い、現実のものになっているようだ。

　息子と言う一つの言葉で表現したが、この二人はかなり性格も違う、同じように育てても自然に個性が現れる、いろんな遺伝子のなせる技なのだろうか。今回の行き先も二人の個性が明確に出ているようだ。長男は歴史の有る町ロンドンを選び、せっかく行くのだからと、朝から夕方まで外国人用の語学学校へ通う、頭で英語を学んでこようと言った感じ、一方次男の方は、新しいものが有りそうなLAを選び、午前中に少し語学研修、後は遊びながら身体で英語が分かれば良いの感じだ。どちらが良いか、今後の役に立つかは分からないが、それぞれの個性に合った選択と思う。

　いずれにしろ若いときに異文化に触れることは良い経験になると思う、百聞は一見にしかずだ。これから２１世紀を生きる息子たちには、生まれた国を大事にする心とともに、国境のないグローバルな世界での生き方も学んで欲しい。そんな思いにふける旅立ちの日である。　

1998/8/13
新しいPower Macintosh G3DT233からの更新である。これまでのG3があまりにも壊れるので、購入したパソコン店に交渉し、新品との交換になった。この経緯はすごくスムーズで気持ちの良いものであった。

　購入店PC DEPOTの本部のホームページには掲示板が有る。そこにこれまでの故障、修理の経過と、これは初期不良でこれ以上修理しても駄目で、新品への交換の打診を書き込んだ。すると２時間後には「大変申し訳ありませんでした。店舗の方と連絡を取り、早急にご相談させていただきます。」の書き込みが有り、その２０分後には新品交換の手続きについてメールが来た。そして翌日には新品到着である。朝の１１時に書き込みをして、翌朝の１０時前には新品が到着した、なんとも顧客を大事にする、気持ちの良い対応である。

　今回の不良G3の責任はどこにあるのだろうか。第一はAppleかアップル、更に悪いのはクイック・ガレージ。最初の修理で交換したハードディスクも壊れたのはAppleの品質管理が悪いのだろう、でも２回目、３回目の修理はクイック・ガレージに責任がありそうだ。３回目の修理品は起動音も鳴らなかった。これはなんの確認もしないで、たんに部品を交換しただけに過ぎない、修理ならきちんと動作確認をして、正常に使えるものを顧客に返すべきだ。起動音に気がつきませんでした、配線をつなぎ忘れたかもしれないでは、プロの仕事とは言えないだろう。

　こんないいかげんな対応と正反対なのがパソコン店PC DEPOTだった。今回の不具合に関しては、販売店はむしろ被害者かも知れない、不良ロットを掴まされて、更には変な修理をされた訳だ。でもメールでは「たいへん申し訳ありませんでした。長い間不調でさぞご不便だったと思います。」が最初の言葉である、クイック・ガレージにはこのニュアンスは全く無かった。

　この違いは競争の有無かも知れない。厳しい競争を続けるパソコン販売店と、Macの修理を一手に引き受けているところ。競争の無いところに進歩は無いと思うが、こんなすばらしい対応を採るパソコン店は大きく成長して欲しいし、ぬるま湯に浸かった修理会社は、気を引き締めて精進して欲しいと感じた一件で有った。

このパソコン店のホームページはここ楽天市場】 PC DEPOTです。DOS/V機だけのようですがはMacも扱ってます。

1998/8/11
　日本語変換システム（以下IMと略）の話。Macを使いはじめた頃は「ことえり」を使っていた。ワープロ専用機やDOS/V機からの鞍替えであったからか、どうもその変換がしっくりこない。何と言うか思考を妨げられる感じが強い。Mac使いのアドバイスは「変換効率ならATOKだが爆弾の原因、安定なのはMacVje-Delta」。そこでMacVje-Deltaを導入した。しっくり感はかなり向上、１年以上は使っただろうか、でも、今一の感じがしている時に、当面バージョンアップはしないとの情報。これに変わる良いものはないだろうかと探しているうちに、ATOK11開発中の話を聞き、乗り換えを決意、発売日に購入した。

　これは凄いが第一印象だった。変換でいらいらしたり、思考を妨げられる事が大幅に現象した。これでIMの悩みは一件落着と思っていたら、時々変な空のウインドウが出現、はたまた自宅のMacは問題ないが、勤務先のMacは良く落ちるようになった。fj.sys.MacではATOKユーザーをばか呼ばわりする輩もいる、そんな折り今度はEGBRIDGE9.0の発売、そこで再度乗り換え。

　「う・・・・ん」が第一印象。なんかきちんとし過ぎているのか、しつこいのか、私のフィーリングには少し合わない、でもATOKの空のウインドウも気になる。そこで自宅の内蔵ハードディスクと勤務先のMacはEGBRIDGE9.0に交換、外付けHDはATOKにした。ATOKが原因と思われた勤務先のMacの不安定は解消されず、どうもネットワークの関係らしいことが判明、さらに今度は自宅のMacの内蔵HDがダウンで、またATOKに。

　空のウインドウ問題はアップデータで解消していたし、英数キーで鉛筆マークも縦になる。四つのIMをさまよったが、ATOKが私のフィーリングには一番合うようだ。純正の「ことえり」派、シンプルな「MacVje-Delta」、几帳面な「EGBRIDGE9.0」派、適当な「ATOK」派ってとこかなが、私の印象、皆さんはどのIMをどんな思いで使われているのだろうか。

1998/8/9
びくびく、こわごわの更新になる。前回の日記で３回目の修理でも内蔵ハードディスクから立ち上がらなくなったこのG3、外付けのハードディスクからはOKなので、しばらくはそれで行こうと書いた。しかし、症状はそんなに軽いものではなさそうだ。

　起動音も警告音も出ないのだ。クイック・ガレージに電話をすると、コネクターを接続し忘れたかも知れない、本体を開けて左側のコネクターをチェックしてくださいの返事。早速やってみたが、そこは異常無し、やはり交換したロジックボードの具合が悪いようだ。そのためかどうか判らないが、外付けハードディスクから起動して５分から１０分経つと、ポインターがスムーズに動かなくなり、フリーズしてしまう。強制再起動すると全く立ち上がらないか、アイコンパレードの前にフリーズ。
　こうなると、本体のリセットボタンで強制終了するしかない、そのあと起動すると何とか立ち上がるが、Disk First Aidで調べると、異常有りの診断。Disk First Aidでは修復不可能な場合も有り、ノートンの出番。そんなことを繰り返した数日だった。

　昨日、立ち上げ後しばらくそのままにしておいたら、この現象が起こらないことを発見。どうやら起動後の数分間で内蔵ハードディスクを探しにいって、そのときポインターの動きが変になり、そこで強制再起動するとシステムに異常を生じるようだ。しばらく放置すると、そんな作業を諦めて探しにいかなくなるのかも知れない。まだ油断出来ない状況なので、びくびく、こわごわ更新しているが、ここまで書いたところでは異常は起きていない、このままいけば良いのだが。

　昨日から１６日までの夏休みに入った。マックのまえに居る時間がたっぷり取れる予定であったが、こんな状況では落ち着いていじれる気分では無い。このホームページのリニューアルもしばらくはお預けのようだ。
　そんななかで、お奨めスポット第２弾の手作りハムの店を取材した。まだ出来て１ヶ月も経たない知る人ぞ知るの店、味はこだわりの一品。Macの修理が完了してからアップ予定。

1998/8/4　
　怒り、怒り、怒り、怒り心頭である。ハードディスク２度目の交換から４日後にダウン、今度は修理に１週間かかって戻ってきたら、なんと１０分で又ダウンした。幸い外付けのハードディスクからは立ち上がるので、しばらくこれで使おうと思う。

　何故こんなことになるのだろう。クイック・ガレージの話では、ハードディスクの在庫が無いので、アップルに依頼しているが、なしのつぶて、仕方がないので、別の顧客のハードディスクを付けてみたら、これも認識しない、これはロジックボードの不良かと思い、交換したらOKなので、それで良しとした、云々。ロジックボードも２回目の交換になる。

　最近G3用のハードディスクもロジックボードも、なかなか手に入らないとの事、アップルが何か問題を隠しているのだろうか。それともiMac用の生産が手一杯でAppleからこないのだろうか。ともかく、顧客満足度０の対応だ。

　先日、週間アスキーがMac特集みたいだったので、珍しく購入した。そこのデスクトップPC売れ筋ベスト10で、なんとG3DT233が１位、２,3位が富士通で４位がG3DT266,５位がソニーバイオなのだ。Mac系の雑誌ではないのに、びっくりする結果である、これでiMacが投入されたら、すごいことになりそうな予感がする。でも、こんな顧客対応、こわれやすいMacでは、その後が心配です。

　どうして、こんなひどいロットを掴まされて、まだAppleの心配をするのか、不思議な気はするのですが、変ですね。

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