夢荘日記    98年9月

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1998/9/27(WindowsとMac間のファイルのやりとり)
 今、朝の6時少し前、コジュケイの声が聞こえた。妻の話によると、昨日の昼間、山(夢荘から川に至る斜面を、我が家では山と呼ぶ)に猫を見た少し後、コジュケイの異常な鳴き声を聞いたと言う。この間見た親子5匹が襲われたのだろうか、今の鳴き声から、全滅ではないだろうが心配だ。

 今日はその話では無い、WindowsとMac間のファイルのやりとりについてである。仕事関係で社外の人とファイルのやりとりをする事も多い。私の環境はMac-M.S.Ofiice98,SoftWindows-Office97-Word98で、近くにはWindows95-Office97のDOS/V機もあるから受け取ったファイルが読めないことはまず無い。でも、こちらから送るファイルでは問題も有る。

 ファイルのやりとりでは送る方が相手の環境を配慮して送る、受け手は読めないファイルが来たら、こんな具合で読めない、当方の環境はこれこれだから、そのスタイルで再送して欲しいのメールを出す、このキャッチボールが速やかに行われないと問題が解決しない。

 この応答(キャッチボール)が意外と無いものである。fj.sys.macの投稿を見てもQ「こんな拡張子の読めないファイルが来たけど、どうしたら良いか教えて下さい」A「相手に送り返したら・・・」なんて問答に良くお目にかかる。読めないままに悶々としている人も多いのかも知れない、でもそこはメールの利点を生かすのがベスト、ベテランが冷たそうな回答をする「送り手に投げ返す」のが一番の解決法のようだ。

 そんな応答のなかで、不思議に思ったのが一つ有る。WordとPowerPointがいくつかある資料をフォルダーに纏めてMacLHAで圧縮して送信した。直ぐにある方から、解凍してファイルが出てきたがPowerPointが開けないとのメールが来た。こちらではDOS/V機の方で確認して送信している、Mac側でLHA Expanderでも問題が無い。試しにStuffIt Expanderで解凍して見ると、出来るファイルはアイコンは見えるけど、開けないものであった。色々試行錯誤してみると、フォルダーに纏めないで、一個一個MacLHAで圧縮して、StuffIt Expanderで解凍すると見えるファイルになる。(何故だか理由は分かりませんが)

 これも、送り手に応答があったから解決出来た例だ。でもWindowsとMac間のファイルのやりとり、結構難しいなと感じた一件であった。


Mac初心者からMac初心者へを更新しました。ファイル終了のさせ方についてです。

1998/9/23
 「Mac初心者からMac初心者へ」のコーナーに興味を持たれた石田さんからメールを戴きました。少し引用させて戴きます。

「MACトラブルニュースを読んでいて、「夢荘」のホームページを知り、さっそく見せていただきました。

「Mac初心者からMac初心者へ」に特に興味を持ちました。僕もそうでしたが、始めの頃は解からないことやトラブルがあっても、それをどう説明すればよいのかすら解からず、大変苦労したものでした。誰でもが同じような経験があるはずなのに、何故か初心者に解かりにくい説明が雑誌等を含め多すぎるなあと思っていた矢先のことで、こんなページがあれば助かる人も多いのではないかと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・途中省略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日もMAC初心者の知り合いから「インターネットを始めたくて、雑誌を読んだけど、頭がパーになってしまったのでSOS」という連絡をもらい、書いたのが添付の書類です。「頭がスッキリしたので、すぐ行動に移します」というFAXが返送されてきて、嬉しかったです。
・・・・・・・・・・・・・・・・以下略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 私の拙いコーナーに賛同戴き、本当にありがとうございました。戴いた資料「インターネットを始めよう」を「Mac初心者からMac初心者へ」に掲載させて戴きました。会社のパソコンでInternetは見ているが、自宅でやるにはどうしたら良いのだろう・・・と思われている方などのお役に立つことと思います。

 このメールを戴いて、皆様に提案があります。「Mac初心者からMac初心者へ」のコーナーに賛同し、投稿して戴ける方を募集します。初心者への提言を持ちながら、自分のページで公開するにはチョットとか、ホームページを持っていないので、言いたくても公開の場が無い方など、気軽にお申し出下さい。「Mac初心者からMac初心者へ」に掲載して行きたいと思います、そうすることで私の独善では無いコーナーにして行けたら良いなと考えています。

 賛同戴ける方は、公開条件(名前の範囲、ホームページ、E-mailアドレスの可否等)を付けて、情報をお送り下さい、お待ちしております。

1998/9/22
 9月21日付けの朝日新聞天声人語を見て唖然とした。これまで木綿は自然のもので、環境に優しい繊維と確信していた。ところが実状は相当違っているようだ。

 綿花栽培地は地球の陸地の2%に過ぎないのに、そこに撒かれる農薬は、なんと全農薬生産量の
26%なのだそうだ。自然の恵みを受けた、環境に優しい繊維と思っていたら、とんでもない量の農薬漬けで、環境やそこに働く人たちの健康を損ないかねないものだったのだ。

 ややもすると、合成繊維=有害な化学物質を撒き散らす、環境汚染物質:天然繊維=化学物質に頼らない、自然に優しい物質、の図式が出来ていないだろうか。虫の付かない野菜、雑草の無いゴルフ場の芝生、傷も無くすんなりと育った木、皆農薬をたっぷり散布した結果なのだ。綿花もその例外では無かった。

 綿花も農薬を使わない自然栽培にチャレンジする人達も現れ、文字通り環境に優しい自然繊維への試みも進んでいるそうだ。それは大変良いことであるが、合成繊維ももう一度見直す必要がありそうな気がする。これまでのような化学物質の垂れ流しでなくて、汚染物質を外に排出しない、再利用も考えた生産システムが進めば、合成繊維こそ環境に優しい物質となるのではなかろうか。

 自然はすばらし、でもそこには多くの生物が生息し、生物連鎖を形成している。一面の綿花畑はそれだけで生物連鎖を無視した、異常な形なのだろう。同じ野菜、同じ木が広がる景色、それは農薬という化学物質の助けを借りないと成り立たないものなのだ。ここでは化学工場のようなクローズドなシステムは作れないだろう。多様な植物群のなかで、虫食いも気にしないことで初めて成り立つシステムのようだ。

 化学物質=環境破壊と短絡的に考えないで、どのようにしたら、一番地球を汚さないか、人類に害を及ぼさないか、もう一度考え直さないといけないのでは無いだろうか、21世紀に豊かな自然を残すためにも。



 M.Iさんからメールを戴きました。ご自身の経験から「インターネットをはじめよう」を纏めています。明日にでも、「Mac初心者からMac初心者へ」のコーナーで、ご紹介します。

1998/9/20
 昨夜、泊まり掛けの研修から帰ってきた。社内研修は深夜に及ぶ討論が恒例の当社、今回も例外で無く土曜日の午前2時まで続いた。苦手な煙草の煙に包まれ、早寝、早起きが習慣になった身には、心身とも疲労困憊してしまった。ぼんやりした頭で日曜日の朝Macに向かっている。

 かなり前の初心者向けMac雑誌に「Macの常識、非常識」とか言う名の特集が有った。何でこんな事を思い出したかは、最後まで読むとお分かり戴ける。

 「Macを買うと貧乏になる」これは常識だそうだ。Macは周辺機器の接続も簡単だし、色々やりたくなるので機器もソフトも欲しいものが一杯出てくる。今のMacでも十分使えても、新しいMacも欲しくなる。家庭内LANもやりたい、Macを置く机も部屋も欲しい。欲しい、欲しいで際限なくお金が出ていく、だから貧乏になるのは常識なのだそうだ。

 本当に貧乏になったかは分からないが、これまでMacにかけた金を貯金していたら、相当な金がたまっただろうし、別のものにかけていたら、生活もまた別のものになっていただろう。でもMac貧乏も良いものだ、得たものが多いし、これまでの世界とは違った楽しい別世界を経験する事が出来ているのだから。

 今現在でも、あれも欲しい、これも欲しいが有るし、これからも際限なく欲しいものが出てくるのだろう。本当に「Macを買うと貧乏になる」は常識なのだ。

 借金トッシュ9号さんにリンクしました。良い名前ですね、Macを買うと貧乏になるを良しとし、楽しんでいるような名前で、こんな洒落、粋が私は好きです。

趣味のページで「日本庭園の美」さんにリンクしました、疲れた心身を癒す、心洗われる庭園の美があります。

1998/9/16
 iMacが一般のマスコミで話題になっていることは、うれしいことだ。(と言ってもAppleとは全く関係のない私ですが、何故か喜ぶのがMac好きのmac好きたる所以)

 それはさておいて、MACお宝鑑定団の9/16Afternoonの記事で、「やっぱり」と「おやっ」の感じがした。

 「やっぱり」は"インテル社が、iMacに似たPCを発売するそうです。"の記事。以前ここの日記でも、ぐずぐずしているとiMacを真似たDOS/V機が出て、お株を奪われるよみたいな事を書いた。これだけ話題になっていれば、狙わないはずが無い。でも、2001年の発売だそうだ。それまでにAppleさん頑張って、iMacが何処でも買える販売体制、次のiMacや携帯できるノート型iMacの開発等々、大きく水を開ける戦略を進めて欲しい。でも、何故Intelなのだ、真似の好きな日本のメーカーかと思ったが、不思議だ。

 「おやっ」は"これまでのAppleの平均的なユーザー層よりも高い年齢層に購入されていることで、28%が50歳以上だとしています。"の記事。50歳以上の私としては、「おやっ」と共に嬉しい感想だ。どこかで見た情報では50歳以上でInternetをやっている人は0.3%だとか(数値はうろ覚えで正確さを欠きます、1%以下だったとは思います)確かに私の年代でパソコンをいやいや使わされている人は多いが、積極的に使おうとする人はそれ程多くなく、ましてや自宅でInternetをやり、ホームページまで作ろうとする好き者は周りにはいない。(Win95騒ぎで購入し、埃を被っているパソコンの所有者は結構いるみたいだが)

 同記事で"39%が簡単さが購入動機の重要な理由と回答"とある。iMacを購入した50歳以上の方が、簡単に使いこなし、Internetにも接続、ホームページでもデビューとなって欲しいものだ。Macなら仕事で使うパソコンとは全く違う世界が広がるはずだ。「それまでお待ちしています」と言っても、その人たちはこのページを見ていないと思うので、ここを訪問された方、周りの人でiMacを購入された50歳以上の方にお気づきでしたら、ぜひ夢荘をよろしくお伝えください。

" "は「Macお宝鑑定団」さんの記事をそのまま引用した孫引きです。元記事は「Macお宝鑑定団」さんのページからリンクされたページを参照ください。

1998/9/14
 前回の日記、ピースとブルーベリーの網の話は唐突の感じがしたと思うが、何のことはない、当日ブルーベリーの最後の収穫をして網を取った、そのため春先の話を思い出したまでのことだ。そこで、今度はブルーベリージャムの話に飛ぶ。

 何回かに分けて収穫するブルーベリーは、その都度ジャムに加工する。もっともこの作業は収穫、加工を含め妻がやるので、私はもっぱら味わうだけである。ジャムはブルーベリーに砂糖を加え煮込むだけだ、それ以外のものはいっさい加えない。でも、出来たものは綺麗な赤紫色で、味は素材の風味を生かした酸味と嫌味の無い食感である。手前味噌になるが、市販のどんなブルーベリージャムよりおいしいと思う。何故、市販品は色素や香料や酸味料はたまた増粘剤を加えるのだろうか。安く作るためには必要なものかも知れないが、かなり高級なところで高く売っているブランド品でも、この余計なものが加わっていることが多い。

 この余計なものを称して、子供が小さい頃「まずさのもと」(不味さの素)と表現した。今でもうまい表現だなと思っている。神戸のYとテレビで良く宣伝するBが、見たところは同じような菓子を作っている、それを食べた子供が、Bの方には「まずさのもと」が入っていると言い出したのが始めかも知れない。食べた一瞬、おいしいかなと思うのだが、直ぐに何ともいやな後味が口一杯に広がる、余計なものが入っている食品の特徴である。

 味は好みだし、Bもその辺のスーパーには一杯置いてあるのだから、根強い需要もあるのだろう。でも、私は本当の味にこだわりたいと思う。良い素材を、丁寧に加工すれば、なんとも言えない良い味を醸し出してくれるはずである。そこに手抜きやごまかしがあると、後味の悪い味になる。「まずさのもと」は入れてはいけないのだ。

 「お奨めスポット」で紹介している、味噌屋さんやハム屋さんは、「まずさのもと」の無いすっきりした味だ。紹介はしていないが、日本橋高島屋地下Fの食パンや田舎パンに乳酸飲料で有名なK食品の無塩バターを付けたもの等、「まずさのもと」の無い、何時までも口の中においしさだけが残る、私の好きな一品である、これに自家製ブルーベリージャムを付けたのも勿論である。


 「Mac 初心者からMac 初心者へ」にデスクトップの再構築を加えました、基本の当たり前の操作ですが、これをやらない初心者が結構いるようです。

1998/9/12
引き続いて鳥の話。鳥にもきっと話し言葉が有ると感じた実話である。

 芝生の庭と川へ下る斜面の境目付近には、ブルーベリーが植えてある。四、五本は有ろうか、実は脇芽が出ているので、正確には数えられないのだが、植えた時は4種類だったと思う。ブルーベリーは春にはドウダンツツジに似た花が咲き、夏には紫色の実が付くが、いずれもヒヨドリのかっこうの餌になってしまう。この鳥、ヒヨドリが正式な名前なのだろうが、この辺の方言では「ピース」と言う。鳴き声から来た名前なのだろうが、ヒヨドリよりも実体を捉えて、実に言い得て妙である、私ももっぱらピースと呼んでいる。

 花の時点で食べられてしまい、残った花に付いた実も食べられてしまっては、こちらの食べる分はほとんど無くなってしまう。そこで花の時期に網をかぶせてピースから守ることにした。これまで自由に食べられていたのが、突然、変な物に覆われたのを見たピース、最初のうちは遠巻きにのぞき込んでいたが、一匹が網の隙間から入り込んで花を食べ始めた。近ずくと逃げようとして網に絡まってしまった、暴れれば暴れるほど絡まってしまう、すると別のピースが一匹、絡まったピースに近寄り何かを話しかけるように旋回している。見かねて絡まったピースを網を切って逃がしてやると、旋回していたピースと、あたかも「大丈夫、よかった、よかった」と話し合うようにして、どこかに飛び去った。
 その日はあれほど花を狙ったピースは一匹も姿を見せなかった、きっと仲間達に近づくことの危険性を知らせたのではないだろうか。

 ところが翌日の朝、一匹のピースが網の隙間から潜り込んだ。危険を知らされても、そんなものに驚いてどうする、俺なら自由に入り込んで食べたいだけ食べてやると豪語した、無鉄砲な若者なのだろうか。近づくと逃げようとして慌てていたが、さすがに自信のある知恵者なのか、網の隙間から逃げ出した。このピースが仲間の所に戻りどんな報告をしたのか、それ以来網に近づくピースは一匹もいなくなった。

 網に絡まった恋人を思うピース、危険を省みずに入り込んだが命拾いをして、さすがの俺でも危ない目をしたのだから、絶対に近づくなと報告したピース。きっと鳥達には意志を伝達する高度な話し言葉が有るのではと思う。ドリトル先生なら、その言葉も分かり、ピースとブルーベリーをうまく分け合うことも出来たのかも知れないなと夢想した事件である。

1998/9/10
 先日、朝の食事をしていると、芝生の上にコジュケイの親子5匹が現れた。どうやら雄、雌と子供3匹らしい、実に愛らしくほほえましい光景であった。近くに「ケケケッ、ケケッケ・・・・」の鳴き声を聞くことは有るが、こんな近くに親子連れで現れるのは珍しい。まだまだここには豊かな自然が残っているようだ。

 ここに移り住んで20年と少しになる。夢荘から川へ至る斜面は我が土地なのだが、当時は篠や栗、どんぐり、桜の木などが生い茂り、足を踏み入れるのも大変であったし、蛇も多数出現した。これらの篠や木を切り、川までの道を付け、夏は草と蛇と格闘し今の状態になった。ちょっと手を抜くと元に戻ってしまうほど草や木の成長は早いが、かなり自然を壊したのかも知れない。

 最近ではあれ程いっぱいいた蛇もとんと姿を見せない。その代わりモグラが増えたようで、あちこちに土の盛り上がりが目立つ、蛇はモグラの天敵だったのだろう。コジュケイは変わった鳥で、地面を歩き回るのが常である、飛べるかどうか知らないが、ともかく歩いているところしか見たことが無い。こんな鳥だから巣も地面に作るのだろう、卵はきっと蛇の格好の餌食になっていたのではないだろうか。その蛇がいなくなったので、子供が育つようになったのかも知れない。

 自然を壊したのか、鳥を守ったのか、ともかくここの生物連鎖に手を下したのは事実である。ここには猫も良く出没する、3匹の子供たちが無事育つにはまだまだ試練が有りそうだ。そんな事を知ってか知らずか、可愛らしいコジュケイの親子は芝生からゆっくりと姿を消した。無事育てよと祈らずにはいられない、静かな朝の出来事であった。

1998/9/8
 S.Kさんのメールで知りました。何とMacintoshトラブルニュースの秋山先生のページにリンクして戴いていました。Link:Computerのトラブル一般に「Mac初心者からMac初心者へ」のページがリンク され、更には9/2の一番最後、その他に「私もこのようなページを作りたいものだと長年思い続けている.」と言う恐れ多いコメントまで付けて戴きました。多くの事を学ばせて戴き、ネット上で尊敬する秋山先生、ありがとうございました。

 更にMacintosh Treeの岸田さんにもリンクして戴きました。おかげさまでアクセスが急に増加しました。リンク先から訪れた皆様、一度きりで無くて、ぜひ又お出で下さい、ご感想、ご意見などメールもお待ちしています。

 Mac用のMS Office98を購入した。未だ使い初めなので、あまり結論じみた事は言えないが、以前のバージョンに比べて良くなったと思う。

 まずPowerPoint。これでやっとWindows95の方の添付資料が見える。社内でも、時には社外の方も最近PowerPointの使用が増加しているようだ。これまではSoftWindows95で見ていたが、なんとなくまだるっかしい感じだったが、これからはストレス無く見られるようだ。私自信はプレゼンテーション用のOHP等はクラリスドローを愛用しているが、PowerPointも試しに使ってみるかの気になった。もちろんクラリスドローの書類も張り付けられるようだ。

 次にExcel。これも互換性が高まったようだ。なんと言っても表計算ソフトはこのソフト抜きには話が出来ない。Macがビジネスの世界で市民権を得るためには、どうしても不可欠のソフトだ。よく使うソフトが、更に使いやすく、またWindowsとの連携もスムーズになることは大歓迎だ。MicroSoftとの提携をOS間の垣根を取る手段と考えると、良い結果になっているのではないだろうか、Excelを好きなOSの方で使えるのだから。

 最後にWord。これまで添付資料を読むためには使ったが、自分で書類を作成するためには使った事が無い。理由はマックライトIIと言うより使いやすく、軽いソフトが有るからだ。でも、これは新たな開発は中止だそうだ。クラリスワークスに切り替え始めていたが、この新しいWordとどちらにするか思案のしどころである。少し使ってみたが、表の作成で改行すると勝手に番号を付けてくれる、余計なお節介だと感じる私に馴染むかどうか、少し評価には時間が掛かりそうだ。

1998/9/6
 やっと、本当にやっとテレホーダイが復活した。数ヶ月前、NTTの明細を見るとテレホーダイの明記は有るが、どうもその料金になっていない事に気づいた。どうやら原因はカード利用の市外通話割引に加入していたためであった。

 NTTに出向いて話を聞くと、同時に二つのサービスは出来ないので、自動的にテレホーダイの取り扱いは無効になっているとのこと、カード会社に今のサービスの中止手続きをして、中止が確認されないとテレホーダイの再申し込みが出来ないことを説明される。

 妻に聞くと、申し込み時にはそんな説明は無かったし、手続き完了は忘れた頃だったらしい。あまり遅いのでカード会社に電話すると、NTTの手続き処理に3ヶ月もかかるので、当方ではどうにもならないと言われたらしい。

 で、今度の解約処理はどうなるかと懸念したが、やはり3ヶ月以上かかってしまった。このコンピューター処理が進んだ時代に、まるで飛脚が書類を運び、延々と稟議し、お上のお許しを待ち続けたようなものだ。この時代錯誤のスピードは何処かが狂っているとしか言いようが無い。

 ISDN導入の時にも同じような経験をした。電話で手続き方法を聞くと、ISDNが引けるかどうか調査するので暫くお待ちください、後日電話しますの回答。待つこと1ヶ月、再度電話すると、まだ良く分からないの返事、しびれを切らして、直接出向いて話を聞きたいと申し出てNTTを訪問した。

 約束の時間に約束の人が不在、用件を伝えると代わりの人が出てきた。話をするとたちどころに問題解消、直ぐにISDNが引けることが分かった。地方で、個人がISDNを引くのが珍しい時期だったとは言え、何とも変な話であった。

 幸い、今度のテレホーダイの再申し込み手続きは、担当の方がてきぱきと処理をしてくれた。どうやら同じ会社ながら、お役所的な組織を固守する人と、民間会社意識に目覚めた人とが同居するところなのだろうか。この事だけで巨大なNTTを云々することは出来ないが、何かを垣間見た気がした一件であった。

1998/9/4
 iMacを見て、触れてきた。3日、東京出張、午前中の空き時間を利用して秋葉原のラオックスMac館で、あのiMacに会った。おっ、これか、思ったより小さいぞが第一印象。お店で見るからかも知れないが、結構コンパクトに決まっている。色やスタイルは雑誌で見た印象そのまま、少しスケルトン過ぎないかな、もうちょっと秘密めいたスケルトンの方が私自身は好みだ。触れてみる、再起動してみる、クラリスワークスをいじる。キーボードが見た目も、さわり心地も結構良い、マウスは時々どちらが上か確認したくなる、この辺はいろんな人が言っているのと同じかも知れない。何時も使っているDT233と同じ早さで、この値段とスタイル、確かに良くできたMacだ。

 秋葉原の駅を降りたら、iMacが飛び込んでくるかなと思ったら、Windowsの宣伝ばっかりで、いささか調子抜けしたが、出張目的地の地下鉄赤坂見附駅に降りると、有りましたiMacの横断幕。でも、これを見て、オッと思っても、何処で買えるか分からないのではなかろうか。たまたま飛び込んだパソコン店に有れば別だが、そうでないと、別のパソコンを奨められるなんて事も起こりそうな、今回のアップルの対応が腹立たしい。

 これでMacOSのシェアが増加するのだろうか。今のシェアはあまりにも低すぎるし、逆にMicroSoftのシェアが強大過ぎる。WindowsがDefacto Standerd(事実上の水準)になっている。数は力の考えではそうなのかも知れないが、Defect Standerd(欠陥標準)と揶揄する声も有る。(Macユーザーだからと言われそうだが)DefactoなのかDefectなのかの議論は別にしても、やはり五分五分のシェアを競わないと、本当にユーザー指向のOSになっていかないと思う。競争の無いところに進歩は無いのだ。

 会社のネットを構築するとき、第一のポイントはOSを統一することだそうだ。最小のコストで最大の効果を上げようと思えば、OSを統一し、カスタマイズやソフトのインストールを禁止し、全ての端末を同じ環境にすることが良いことは明白だろう。そこでDe・・のWindowsが採用されMacは排除されることになる。人間なら人種差別になるが、パソコンではそんなことにはならない。少数民族のMacは排除されても声も届かず、多数の前には押しつぶされてしまう。

 でも、これは正常な姿では無いだろう。ネット上には色んな環境が存在し、お互いのことを思いやり、どの環境でも通じ合うようにするのが、真の姿と思う。こんな良いMacを作ったのだから、どこでも買えるようにして、Macのシェアを上げてもらいたいものだ。ユニックスは別にしても、Microsoft1/3,Mac1/3,他(Beかな)1/3くらいで熾烈な競争をするとユーザー指向も高まるだろうし、そんな多様性、選択性があってこそ、ネットの世界も面白くなると思う、夢だろうか。

1998/9/1
 今日9月1日は防災の日だ。各地で訓練が行われるが、実施を取りやめたところもあるらしい。ここ幾日かの大雨で被害を受けた地域は復旧工事の真っ最中、訓練どころでは無い。被害を受けた方々には心よりお見舞い申し上げます。

 何故あれ程までに急激に川が増水したか、雨水をしっかりと受け止める豊かな森が無かったからだろう。人が自然を壊し、その自然から手痛いしっぺ返しを受けた、あまりにも無惨な仕返しである。都会はおろか田舎でも、森は切り取られ、アスファルトで舗装された空間に変身している。蛇行した川は、真っ直ぐに変えられ、両岸がコンクリートに覆われた水路に変身している。これでは降った雨は直ちに川に急行し、いきおいよく川下に向かうしかないであろう。

 今、急に森を元に戻すことは不可能であろうし、災害を受けた地域では、人工的なしっかりとした堤防を築く必要もあるだろう。でもその時、少しでも自然が戻るようにして欲しいと思う。聞くところによると、コンクリートの水路だった神田川の一部で、せせらぎが出来るよう川底に石をおいたり、水辺に小石を敷いた浅瀬を作る等の試みがされているとか。その結果小さな生き物が住み着き、魚も戻ってきているらしい。

 自然を破壊するだけで無く、こんな罪滅ぼしも必要なのではないだろうか。自然を大切にすれば、自然が守ってくれる場面もきっとあると思う。全て自然のままでは生活出来ないのだから、すこしでも自然の力を借りる努力を続けないといけない、それが21世紀への正の遺産である。

リンクのページを作りました。まだ工事中のようなものですが、おいおいユニークなものにしたいとは考えています。

前日に引き続きHannyaさん、tktrの高橋さん、デュ・バブレンの石橋さんからもメールを戴きました、ありがとうございます。更にG3 Macs are Goさん、デュ・バブレンさんのページにはリンクして戴きました、アクセスが急に増えて感激しています。

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