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これまでの日記 1998年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
1998/12/31(小さな工夫が大きな効果) 年末恒例で照明器具の掃除をした。居間のは60Wの電球が5個上向きに着きそれぞれに乳白色のガラスのシェードのついたシャンデリアタイプである。電球を外し、シェードも取り外して水洗い、組立直すと電球2個が切れていた。予備の電球を探すと、一個はブランド名NのM社製、一個は米国G社の名も付いたH社製、どちらも日本有数のメーカーである。 取り付けて電源を入れてみると、片方のシェードには黒い線が浮き出ている。ガラスの傷かなと思ったが、どうもそうでは無い、電球の違いらしい。電球を外して良く観察すると明らかな違いがある。透明なガラスで覆われたその電球の発光体にヒントが有りそうだ。H社製の発光体は両電極間を直線でつないでいるのだが、M社製はアーチ型に湾曲してつながれている。 一直線につながれた発光体では、二本の電極が明確な陰を作ってしまうが、湾曲した発光体の方は多方面からの光で陰をキャンセルしているようだ。どちらの電球も照度の測定では同じような値を示すのだろう、でも灯りは照度のような物理量だけで評価出来るものでは無い、見た目、ムードも重要である、その点からはH社製の電球は落第だ。 こまかな所に、どれだけ心を配るかで商品の善し悪しは変わってくる。今年のApple製品はどうだったのだろうか。iMac旋風も有り、一年前に比べれば元気が出て来ていることに間違いはないだろう。でも、相手をカタツムリに喩えたCMは、ただ早さのような物理量を誇示していたように思える。使いやすいOSとMacのさらなる発展に心を配った製品、それを伝えるCMの出現を来年には期待したい。 がんばれApple、がんばれMacだ。 6/19に開設した初心者のこのページにお出で戴いた皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。 1998/12/29(こんなソフトが無料!) 画像の入ったフォルダーをドラッグすると、かなり早く一覧表示する。勿論こんなシェアウエアも有るが、それより素速く、快適に表示できる。でも、こんなことで驚いてはいけない、圧巻はJPEGファイルを保存するときに、圧縮率を10段階で設定出来るのだ。ファイルー別名で保存でファイルの形式を「JPEGカスタム」を選び、保存をクリックすると圧縮レベルの画面が現れ1(最高画質)から10(最高圧縮率)まで選べプレビューで画質を見られるとともに、テストをクリックするとファイル容量も分かるのだ。自分の好みの画像と容量を設定出来る。 Web Master日記の著者は通常画像10KB、大きな画像でも20KBを目安にし、複数の画像を配置するときは更に小さくしているそうだ。そんな設定がこのソフトを使うと簡単に出来てしまう、なるほど「Photoshopを捨てられるくらいPhotonickは快適!」なのだ。さらにダウンロードしたフォルダーに含まれる日本語パッチを当てると表示も日本語になるし、画像調整もかなり細かく設定出来る。こんなソフトを無料で提供される作者に感謝、感激である。 このページの「お奨めスポット」でも画像を扱っているので、早速利用ささせて戴いた、JPEG画像が1/3から1/2に圧縮されかなり軽くなったはずである。 1998/12/28(日米の煙草事情) 顧客との打ち合わせ、数人の方と延々4時間もの討議もあったが、誰も煙草を吸わない。これが日本なら、部屋中に煙が渦巻き、壁が霞むくらいの状態になるだろう。長時間の討議でも、疲れや思考の澱みが無かったのは、この無煙のおかげである。 ファミリーレストラン的なところも比較的高級なレストランでも喫煙の有無を聞かれたが、煙草の煙に悩まされることは無かった。日本では禁煙席が設けられていても見かけだけのものが多い、煙はどこにでも進入するからだ。アメリカの喫煙人口が少ないのか、公の場では煙草を吸わないエチケットが徹底しているのか、どこでも清々しい気持ちで食事が出来た。 成田に降り立つとこの気分が一変した、あちこちから煙草の煙が立ち上っている。喫煙ゾーンが有るものの、開かれた空間では喫煙も禁煙も関係無く煙りが襲う。くわえ煙草で歩き回る人もいる、余りにも違う煙草のマナーに改めて唖然とした。 先日の朝日新聞天声人語には全社で禁煙にした企業のいくつかが紹介されていた。健康面だけでは無く、空気清浄機が不要になることや清掃代の低減で年間1000万円の費用が浮く試算も有るらしい。 煙草好きからは嗜好の問題、エチケットを守れば良いでは無いかの発言も有るが、どうも非喫煙者とはエチケットの定義に違いが有るようだ。いくら守っているつもりでも、煙にはエチケットは無い、吸いたくない人の所にも断りも無く押し寄せてくるのだ。 日本は何故これほどの煙草天国なのだろう、少しずつでも煙の無い環境が生まれているのだろうか、いつの日かアメリカで感じた清々しさを味わえる事を夢見ている。 1998/12/27(日米での緑の比較) アメリカでは比較的田園地帯に滞在したので、落葉樹の林をあちこちに見た。おそらく植林されたものでは無くて原生林の残りなのだろう、楢、クヌギの類である。住宅地もこれを切り開いて存在している。どの住宅も広々と全面芝生の庭、すっきりとした光景だが、何かが違う。そう、あまり木が植えられれていないのだ。 今住んでいるこの住宅地を見ても、どの家にも木が植えられれている。ここも自然の木が生い茂った小高い丘を開発した住宅地。田舎なので比較的恵まれた広さだがアメリカに比べたら猫の額。でも、それぞれの住宅には生け垣や何本かの木が植えられている。住宅地全体の緑の割合で比べたら、何倍もここの方が多いのではなかろうか。 アメリカのごく一部を垣間見たに過ぎないので、日米の緑の比較などとはおこがましいのだが、小さな路地にも鉢植えの緑の有る国と、広々とした、隠れどころの無い芝生の国、自然や安全への考えが根本的に違うのだろう、そんな思いがした光景である。 1998/12/26(スリムノートの期待) なんとその方は自宅ではPower BOOKユーザーなのだそうだ。これを見て下さいとVAIOの画面。なるほど、右側にアイコンが並んでいる、ごみ箱は右下だ。 MacにはVAIOのようなスリムノートが無い、それでは営業の仕事が務まらないが理由だそうだ。価格、性能、故障のなさで満足の選定の由。 本当にどんなものが出てくるのだろうか、一時はスリムノートを否定する発言が有ったかと思うと、最近のトーンはそうでも無さそうだ。詳しい仕様は公表出来ないにしても、製品コンセプトみたいなものはそろそろ公表して欲しいものだ。 欲しいのはMacが動くVAIOタイプ。どこまで待つかVAIO+FUSIONに挑戦なのか、思案の年末である。 1998/12/22(MacOS8.5.1アップデート速報) 以前の日記で8.5にしたら、クラリスドローとFinderPopがぶつかり、同時に使えない事を報告した。二者択一なのでFinderPopを外していたが、使い勝手が良くなかった。 8.5.1にアップデートしたら、両者が問題なく使えるようだ。まだ使い初めなので、本当に安定して使い続けられるのかは確信出来ないが、良い感じである。 使いやすく高性能なドローソフトが有るのがMacのメリットの一つと思っている。それがOS全体の使い易さを向上させるFinderPopとともに使える、8.5.1万歳である。 と思ったら、これは7600/200(会社)での現象、G3DT233(自宅)では相変わらずこの組み合わせでは落ちる。使用ソフトも機能拡張もほとんど同じなのに、何が違うのだろう。また一つ一つ機能拡張、コントロールパネルを外しながら調べるしか無さそうだが、年末で時間が採れない、原因解明出来たら後日報告したい。 それにしてもMacの奥は深そうだ。 1998/12/19(リンカーンの生家) あまり見るところも無いですが、リンカーンの生誕地ですから、その記念は有りますとの事。T君いわく「野口英世の家みたいですよ」。 朝早くなので開いているかどうか心配したが、大きな公園風のその場所は人影は見えないものの管理事務所も開いていた。少し歩くと広い階段の上に星条旗を掲げた大きな建物が見えた、その中に生家が保存されているらしい。 ドアを開けて入ると、アッ、こんな家で生まれたのか、T君の言った「野口英世の家みたいですよ」がまさに的を得ている。日本とアメリカの家の作りの違いから、形は違うものの、漂う雰囲気は同じである。その地域でもおそらく貧しく粗末な小さな家だったのだろう、荒く仕上げた木材と土で固めた外壁、小さな窓、野口英世の家よりも小さそうだ。 こんな所から大統領が出る、アメリカンドリームなのだろう、でも、ここに生まれたからこそ虐げられた黒人にも目を向けたのではなかろうか。そんな思いのする、リンカーンの生家訪問であった。 1998/12/14(見方を変えれば) 同じ時間なのに全く別の感じがする、見方の違いなのだろう。この見方を変えればと感じたのがもう一つ、雲のことである。 成田を発つ時は雨模様のどんよりとした曇りで、暗い雲に覆われていた。離陸してしばらくは霧の中を進むようで何も見えない。そこを抜けると青空で下には綺麗な雲海が広がっていた。地表から見たときは心も暗くなりそうな暗雲、ところが上から見ると明るく心が晴れ晴れとする綺麗な雲海。この雲はどちらも同じもの、ただ見る場所が違うだけである。 同じものを悲観的にみる人と楽観的に見る人がいる、この雲がまさにそれかなと感じた。太陽を受けて光り輝く雲も、太陽を遮られて暗く立ちこめる雲も、おなじ雲なのだ。同じものなら太陽を受けて光り輝く雲の方がよい、ものの見方も同じだろう、暗い面より明るい面を見ていきたいものだ、それが夢を見ることだろう。 雲の立ちこめる成田を出て、そんな思いをした旅立ちであった。 Mac初心者からMac初心者へに「インターネットを始めよう」を投稿された石田さんからメールを戴きました。「「インターネットを始めるために必要なもの」の文中もう一つ、モデムの規格には、flexとV2の二つの規格があり、のV2はX2の間違いでした。」フォローありがとうございます、訂正しておきました。 また、zappaさんからは4444のスクリーンショットをお送り戴きました。皆様からのメールに励まされます、ありがとうございました。 1998/12/3(行き違い) 郵便物が届かない日が1週間も続いた、これは変だと思い郵便局に問い合わせると、・・・・さんは転出して、転出先が不明なので、郵便物は全て宛先不明で送り主に返送しているとの返事。びっくりして私が・・・・で、同じ所に住んでいますと叫び、何とか元の状態に戻してもらった。 どうやら息子の郵便物を現在の息子の住所に送付して貰う手続きから混乱してしまったようだ。息子とは一字違い、私宛の郵便物も息子のところに行ってしまい、それは間違いと申し出たのが、いつの間にか転出先不明になってしまったようだ。配達する人も似たような名前で混乱したのだろうが、そこはプロ、注意深さと気配りが欲しかった。世帯主が突然行方不明なんて大事件ではないか、そこに疑問は無かったのだろうか。 これは前置き、Adobeの話だ。この事件が有ったので、直ぐにアドビに連絡をした。案の定宛先不明で戻っていたので、間違いを説明し再送をお願いした。で、待つこと10日あまり、なんの応答も無い。督促のFAXを出す、それでも応答無し、そんなやりとりが何回か続いてやっとアップグレードの案内到着である。 プッシュホンで申し込めるとのことで、直ぐに申し込むと、申し込み番号入力のところで、その番号は受け付けられませんのアナウンス。何回かやってみたが駄目であった。FAXで申し込んだが、はたして受け付けられたのだろうか? tktrさんのところでは、すごくスムーズに事が運んだようだが、あまりにも違う対応だ。どこかで行き違いが有ったにしても、その対応は良いものとは言えない。本当に一週間で届くのだろうか、半信半疑で待つことにしよう。 今週末から米国に一週間の出張になった。出かける前にやらなければいけない事も山ほど有り、更新は早くても14日になるだろう。PageMill3.0からの更新なのか、それともアドビに督促の電話をすることになるのだろうか。 年末でもあり、Mac初心者からMac初心者へに大掃除を追加した。Macを気持ち良く使い続けるための大掃除法の紹介。異色なのはパソコン店では無くて薬局に行くこと。 |