橋のある風景(その1)

 日立市内で日立駅を中心とした南側に位置する川を溯って、橋を探しながら訪ねてみた。 川風に吹かれて水面を見ていたら、ふと曹洞宗大本山永平寺の石柱に刻まれた語句が頭の中 を過った。
 「勺底(しゃくてい)一残水 汲流千億人」(勺底の一残水、流れを汲む千億 の人)これは永平寺を開創した道元禅士の教えで、柄杓(ひしゃく)の底に残った水を大切に すればやがて川となって流れ、千億人を潤すという。ややオーバーとも思えるが納得もする。
 石柱は永平寺の正門(龍門)にあり龍門頭(りゅうもんとう)ともいう。何時の時代でも川の 水は大切にしなければならない。

1.久慈川
  久慈大橋、JR常磐線久慈川橋梁、留大橋、竹瓦橋、榊橋、常磐道久慈川橋梁
2.茂宮川
  新茂宮橋、茂宮新橋、JR常磐線茂宮川橋梁、南高野橋、清水橋、茂宮川橋
  新橋、大橋、元内橋
3.瀬上川
  渚橋、新瀬上橋、瀬上新橋、瀬上橋、新明橋、
4.大沼川
  海端橋、名称不明の橋、川萩橋、金畑橋、
5.金沢川
  南浜橋、毘沙門橋、金沢橋
6.大川
  大川橋、小沢橋、塙山橋、大久保橋
7.桜川
  名前のない橋、桜川橋、桜橋、城の内橋、上孫橋、樋口橋、境橋、羽黒橋
8.鮎川
  鮎見橋、大学橋、鮎川橋、上諏訪橋、梅見橋、梅林橋、水穴橋
9.川のない橋
  石名坂橋、風神橋、赤羽根橋、富士山橋、森山橋

参考文献
『河川大辞典』日外アソシエーツ(1991年)
『全世界の河川事典』丸善(2013年)

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