Entrance second floor fence![]() |
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Classical style クラシカルスタイル 日本の鍛冶仕事は、農具や道具、武具甲冑等を中心に発達しましたが、 ヨーロッパの鍛冶仕事は、それらにとどまらず建築構造物と結びつき、 室内外の装飾物として発達した経緯があります。 それぞれの時代背景、建築様式に合わせて技法や意匠が発達しました。 近現代に入り西洋文化、建築の影響を受け、 日本でも多く見られるようになりました。 厳密にいえば、様式によって区別されるものですが、 ここでは大まかに唐草を含めた古典的な意匠、 またそれらを踏襲しアレンジしたものなどを、 クラシカルスタイルとし、いくつかの作例を紹介します。 →ヨーロッパの鍛冶屋のお話 |
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Entrance second floor fence 一般住宅 玄関室吹き抜け2階手摺 幅3m /2010制作 洋館スタイルの建築。 施主様の希望に沿ってクラシカルな手摺デザインを提案した。 唐草や接合部をはじめ、全体から細部に至るまでに鍛造成型した。白漆喰と手摺曲面が印象的に仕上がった。 |
Screen![]() |
一般住宅 室内用スクリーン/コーヒーテーブル 2015制作 施主様はヨーロッパのアンティークの蒐集が趣味で、 室内にもその趣向が表れていた。 スクリーンのデザインはその趣向に合わせた。 鍛冶技法は唐草、バンド巻きを多用し、細部も造り込んだ。 表面処理は、蜜蝋仕上げとし、ナチュラルな鉄の風合いを活かした。 |
施主様は、所有の古い火鉢をリメイクして、コーヒーテーブルを希望していた。日本的な火鉢を、この洋風空間に合わせるにあたり、オリエンタル趣味のアールヌーボー風でまとめた。スクリーンとも合う、アップリサイクルができたと思う。![]() |
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![]() ![]() 写真:工房作業中。 スクリーン細部 |
Signs![]() ![]() |
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→表札(ネームプレート)のページへ →動植物細工例 バラ制作一例のページへ 突き出し看板の作例 唐草を入れ、ヨーロッパの街角にありそうな雰囲気が出した。 文字ロゴ等は真鍮板切り文字。 Chicken sign 写真:工房内作業途中 ダイニングバー看板/2014制作 h70cm 鶏看板は図案持ち込みされたものを、鍛造意匠にアレンジ。 Chiropractic sign カイロプラクティック看板/2015制作 h50cm ダ・ヴィンチ人体図と唐草で西洋整体のイメージを出した。 Accessory shop sign アクセサリーショップ看板/2007制作 スワロスキーのクリスタルを使用。 |
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壁面看板の作例 Grape signboard Art Nouveau style アールヌーボースタイル看板/2018制作 葡萄をモティーフ。 w80cm |
Rose gate![]() |
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Rose gate 一般住宅 親子開き門扉幅1m/門柱/左右に柵 2014制作 。 施主様希望に沿ってバラの門扉制作を制作した。 バラは洋風鍛冶屋の伝統的モティーフともいえる。 アールヌーボーを今風に品良くまとめたかった。 カンヌキとオトシは真鍮、門柱は I ビーム鋼。 防錆亜鉛メッキ下地、ウレタン塗装仕上げ。 写真:塗装後工房内撮影 |
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Candlestick 2020制作 個展用に燭台を制作した。 装飾的でゴシック風クラシカルなイメージ。 または、ビクトリア朝建築に置かれても違和感のないデザインを目指した。 技法的には鋼管(パイプ鋼材)を用いたユニットを連続させた構造。 リベット接合等を用い細部も造り込んだ。 |
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Balcony fence![]() ![]() ![]() Balcony fence 店舗建屋 2階バルコニーフェンス 3m×2基 /2016制作 洋風建築のバルコニーの落下防止柵。 外部なので、太めの部材を選び華奢にならないようバランスをとった。 鍛冶技法により、唐草とバンド巻き、リベット留。 屋外なので防錆亜鉛メッキ下地、ウレタン塗装仕上げ。 |
Stairway fence | |
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Stairway fence 一般住宅 階段手摺 2016制作 唐草とひねり技法を用いた階段手摺制作。 蜜蝋仕上げ。 装飾的だが、あまり重い印象にならないようにデザインした。 鍛造により部材制作。 組み立てはできるだけ、リベットカシメ留めを用いた。(部分的に溶接も併用) そうすることで、ディテールの仕上がりがきれいで、細部に説得力が出る。 |
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