夢荘日記　　　　2000年8月

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8/30/2000（古いベージュのGossamerと最新G4,500MPを比較）
新しいMacが売り出され、デザインとともに性能も気になるところ。Macお宝鑑定団さんのベンチマークに早速G4Cubeのデータも出ている。このデータを使わせて戴いて、今使用中のG3DT233改がどれくらいの位置づけかを見てみた。
（G3DT233はRev.2にPowerFoceG3,ZIF466、STF66(DPTA-372050)、ProFormance3+を取り付けている）・・・下記ではProfomance3+と表示・・・・・・

ではその改造DT233(Profomance3+)の総合評価は

ビデオでも

ディスクは

実際の操作ではこれほどの力は出ないのかも知れないが、DT233を改造したのもかなりの特性。ビデオ、ディスクがG4,500MPの90％で、総合性能はほぼ同じ。私の環境ではATI Nexus128のビデオ性能はかなり悪い。ビデオ性能でG3DT266と私のDT233をジャンパー設定でクロックアップしたものの差はRev1,2の違いかも知れない。

と言う事で、古いMacも比較的簡単に新機種並の特性を出す事が出来るようだ。

たまたま、8/29発売のMac People139ページに「周辺機器で抜本的にスピードアップ」が出ていました。

（注）測定条件
(1)PMG4(Gigabit)500MP,450MP,500/AGP,450/AGP,G4Cube/500,G4Cube/450,PMG3_233はいずれもMacお宝鑑定団さんのベンチマークから引用。
(2)ProFormance3+,Nexus128,PowerForce466,PowerMacintosh233(266Up)は私の測定、System Info5.0.3で、256色,ディスクキャシュ128K,Apple Talk Off。
(3)PowerMacintosh233(266Up)はG3カード、STF66,ProFormance3+無しのDT233オリジナル構成。
(4)他のデータはSystem Info5.0.3付属データ。

8/28/2000（グラフィックアクセラレーターカード、何が正しいの？）
今使っているMacはG3DT233をG3カードで500MHZにしたもの。更にATA66カードと対応するハードディスクを取り付けている。これでかなり早くなったのだが、ビデオ性能が不十分のようだ。ゲームをする訳でもないので、これで十分なのだが、不足の部分があると補いたくなるのが性分。ビデオカードを取り付ける事にした。

Macに使われているとの理由でATI Nexus128を購入。ところがこのカードは、インストールしたATIディスプレイから機能が選択出来ないし、NortonのSystemInfoの測定ではむしろ遅くなってしまった。購入店のサポートセンターに問い合わせると、機能が選択出来ないのは仕様、NortonのSystemInfoは当てにならない、実際には速くなっているはずとの説明。どうも納得いかないのに加え、ATIのドライバを読み込む段階でフリーズする事もあったので、購入後２週間で処分。返却は中古品買い取り扱いとの事で、購入金額の半分は返ってきたが、高い買い物だった。

しばらくそのままにしていたのだが、やはり速くなるなら速くしたい病が頭を持ち上げProFormance3、16M+を購入。先のサポートセンターではProFormance3でもNortonのSystemInfoでは速くならないと言われたが、速くなっている。

　ビデオ性能（PM6100/60を100として）
　　　　ATI Nexus128=611　DTオリジナル=701　ProFormance3=1105

さて、この結果をどう解釈するのだろう。NortonのSystemInfoは当てにならない、ProFormance3だってATI Nexus128と同じ結果で速い測定結果にはならないってのが間違いなのだろうか。あるいは測定結果は実際とは別物、どちらも同じように速くなっているのだろうか。ともかくProFormance3なら速くなっている気はする。NortonのSystemInfoの結果を見た偽薬効果なのか、真実なのか、ゲームで確かめてはいないので、定かでは無いが、今度は買って損をした気はしていない。

今のところ安定しているし、同じ解像度でも高い周波数が選べるからか、画面も綺麗になった気がする。どこかに書かれていた、黒が黒では無いが+でも少しあるようだが、良しとしよう。これでUSBカードを合わせ３っのPCIスロットは埋まってしまった。まだまだG3DTは現役だ。

8/26/2000（奨めるMacに悩んでいる）
義兄夫婦がパソコンに興味を持ちだした。60歳を越えているから、バリバリと使いたい訳では無くて、メールと年賀状と趣味の短歌の整理が出来れば良いとの事。我が家はMac派とWindows派がいるので、どちらにするか迷っているようだが、勿論Macを奨めている。

では、どのMacを奨めるか、これには少し悩む。経済的には余裕があっても、メールとワープロ程度では、AirMacを入れて40万円を超すG4 Cube、Studio Displayではお金を掛けすぎるかなと思う。iMacならこの半分ですむが、マンションの書斎の机には、少し奥行きが有りすぎるようだ。iBookはこの中間の金額でスペースもとらない、でも、液晶画面が老眼の眼に耐える大きさだろうか。

最終的には実物を見て貰って、決定する事にしている。義兄の住む地域にはiMac展示店があるから、見られない事は無いのだが、これまでパソコンのパの字も無い老夫婦には少し敷居が高い。ここには近くに無い。これがMacを買う障害になるのだが、これは何とかなるだろう。

本当はこんな初心者に奨めたいのは、液晶一体型のデスクトップ機、iMacの液晶版でiBook程度の価格。そろそろ出てくるかなと思っていたのだが、現行iMacの色変わり程度の新製品だった。無い物ねだりは出来ないので、今はiMacを第一候補に考えている。奥行きが大きすぎたら、机を前に出して、IMacのお尻を飛び出させて置けば良い。

と、あくまで林檎中毒者のお薦めスタイル。果たしてこの成果は如何。義兄夫婦は一ヶ月後にこちらに来ると言う。それまでにMacの良さをPRしておかねば。

8/24/2000（講演の前に体調を整える、これもMacのため？）
夏バテだろうか、あまりにも身体の調子が悪く、午後には帰宅。食事後、しばらく昼寝をすると、イヤな症状が消えた。チョットした昼寝で回復するのだから、大した事は無いのかも知れないし、又起こるかも知れない。ともかく、心配してもしょうがないことだから、治った事にしよう。

24日は、都内某大学の記念館で、5時間の講義。セミナー屋さんに頼まれた講演だ。受講者はかなりのお金を払ってくるのだから、いい加減な話は出来ない。だから体調も万全にしておく必要がある。今朝の状態では心配だったが、どうやら大丈夫のようだ。

以前、先輩から講義の準備は、講義時間×受講人数が必要と聞いた。人に教えるって大変なのだなと思ったものだが、こちらは教えるのが専門では無いし、教え方を学んできた訳でも無い。だから、先生方に較べたら教授法では無くて、一方的なしゃべりになっているのかも知れない。それでも、回を重ねる内に、眠くならないようにするにはどうするか、ノートを取る時間を作るにはどのくらいのスピードが良いかは、私なりに掴んできた。

この講義は私の仕事の延長だから、あまり負担にはならない。仕事のPRをしながら、講演料が貰えるアルバイトと言っても良い。この講演料が私のMac資金。だから独身貴族でも無いのに、比較的自由にお金を掛けてきた。勿論、このお金を貯めて、うまく運用すれば、かなりのものになったかも知れないから「Macを買うと貧乏になる」の常識からは外れてはいない。

さて、体調を整えて、明日の講義の筋書きを考えておこう。受講者には受講料を払った見返りを、私にはMac資金の見返りを、そしてセミナー屋さんには開催の見返りを、これなら三方皆利益となるのはずだ。体調良く話が出きればの事だが。

8/22/2000（ATA66カードのファームウエアアップデートで、何かが起こった。）
先日出たAEC6260M Firmware Updateで加賀電子のStorage Fighter STF66のファームウエアをアップデートした。加賀電子から正式に発表されたものでは無いが、OEM製品だから動作するだろうとの思い。Macを開けて、STF66カードからケーブルを外す、別のディスクから起動して、アップデートは１分弱で無事完了。

一応再起動してから電源を切り、STF66カードにケーブルを挿して起動、何事も無かったようにATA66のハードディスクから立ち上がる。これまでこのディスクからは起動出来なかったAdobe ImageReady2.0も、やっと立ち上がる。何がどう変わったのかは分からないが、これまで使えなかったソフトが使えるようになるのは、この辺の知識の無い私には不思議な事だ。

これがパソコン関係の常識なのだろうが、不具合が有りながら売り出されて、アップデータで改良されていく。こんな事は通常の商品では考えられない。特定の番組が見られないテレビとか、思った所に行けない自動車なんて聞いたことが無い。ところがこれがパソコン関係になると、当たり前。更に、このアップデータはSTF66の発売元からは何のお知らせも無い。例え問い合わせても、それは保証外になりますの回答だろう。

パソコンを普通の商品のように、買ったままで使っている人が多い。プリンターのドライバーが古いので、新しくしないの？と聞くと、これは最近買ったのだから新しいと答える人もいる。どうも売る側の考えと使う側の考えは大きく食い違っているようだ。

パソコン関係の開発者、製造者、販売者とも、もう少し常識を消費者側にシフトして欲しいなと思う。色んな環境、使用者が有って、進歩の早い業界だからの言い訳もあるだろうが、パソコンが家庭に広まる時の勝者になるのは、きっと、消費者の常識に少しでも近づいたところだろう。

ファームウエアをアップするたびに、Norton UtilitiesのSystem Infoの結果が遅くなるのは何故だろう？速度より安定性を改良しているのだろうか。体感速度としては分からないのだから、問題は無いのだが、数字で出されると、あまり気持ちの良いものでは無い。これも何の説明も無いのだから・・・まっ、これが常識か、な。

8/19/2000（ソフトの日本語化って、そんなに大変なのだろうか）
Palm Desktop 2.6.1Ｊがやっと登場した。PalmとかWorkPadを使用していない人は余り実感が無いと思うが、Palmユーザーには待ち望んだバージョンアップだ。実はMacOS9.0.4になって、PalmとMacをシンクロするHotSyncが、USBでは出来なくなっている。皆が出来ないかと言うとそうでもなく、中には出来る人もいるようだ、私も最初は出来ていたのが、しだいに出来なくなり、最近ではほとんど駄目。USBの問題は、このへんに有るのだろう。

Palm Desktop 2.6.1の英語版はしばらく前にでていたが、日本語版は音沙汰無しだった。ビジネスショーの時にPalmのコーナーで質問すると、不具合は承知しているので、日本語版を開発中との答えだったが、何時までに出来るかの答えは無かった。その間、どれ位の努力が続けられたのか、知る由もない。私はソフトを作る知識は全く無いので、日本語化がどれくらい大変なのかは知らない。アドレスリストなど、日本語独特のものが有るので、単なる翻訳では済まないのだろうが、不具合を承知しながらにしては、どうしてこんなに遅いの！が実感。

この辺は日本の弱点かも知れない。これからのIT革命で、日本が後れをとる危険性は大きい。MacOSはマルチリンガル対応で、各国版が同時リリースされそうだから、何らかの手はあるのだろうか。ともかく、ソフト開発の方は大変でしょうが、よろしくお願いしたい。

ところでこのPalm Desktop 2.6.1J、ネット上でシリアルNo.無しで配布されているだから、だれでも自由に使えるのかも知れない。Palmが無いから関係ないと思わないで、試しに使ってみると、かなり良いもののはず。これで名刺を整理しておけば、電話をする時に探し回る必要は無い、Macの画面から検索、たちどころに目的の人が出てくるのだ。一度試されたらどうだろう。Palmを欲しくなってしまう危険性は大きいが。

そうそう、USBでのHotSyncは問題なく出来るようになった。但し、初期設定のシリアルポート設定でポートの設定を、ご自分のUSBアダプターにするのを忘れずに。

8/16/2000（Mac派とWindows派は、田舎派と都会派か？）
盆と正月と言う位だから、今の時期は全国的に、休みの人が多いだろう。我が家の息子二人も帰省してきた。ところがこの二人、まるっきり違う行動。長男は休みを全部我が家で過ごし、次男は日帰りした。まだ学生で時間の有りそうな次男が日帰りで、サラリーマン一年生の長男が実家で過ごす。これは学生とサラリーマンの違いでは無さそうだ。

次男は都会好き、田舎には居たくないと言う。更に、じっとしているのが嫌いで、帰省しても家に居ることは少ない。一方の長男は、のんびりと、何もしない時間も楽しむようだ。たまたまこの二人、学校も勤務先も狙ったのかどうか知らないが、長男は地方都市、次男は都心だ。これが逆だったら大変だろうなと思うが、うまく出来ているものだ。

そして、この長男がMac派、次男はWindows派。田舎好きの私がMac派だから、Macは田舎に似合うのだろうか。こんな連想をするのも、手元に有る「Macintosh改造道」（今井隆著、MacPower編集部編）の著者プロフィール。そこには好きなものに、田舎、海、太陽、のんびり、締め切りのない生活、アップルとその製品。嫌いなものには、都会、ノルマ、携帯電話、時間に追われる生活、マイクロソフトとその製品と書いてある。

勿論都会派のMac派も多いのだろうが、我が息子達とこの本の記述、人に優しいMacは田舎好きの人に、すんなりと受け容れられる、何かがあるのだろう。ともかく私は、今井隆さんと好きなもの、嫌いなものが同じ事は確かだ。

8/14/2000（Macの電源容量は大丈夫？）
通常15日発売の日経MACが13日に到着した。夏休み中に配達するとは、顧客サービス度がかなり良い。休み中ならゆっくり読めるが、休み明けでは大抵大忙しだから、しばらく放置する事になる。編集の方も休み前に大変だったのだろうが、なかなか良い対応。

そのなかの「即効テクニック」にPower Macintosh 7500にG3カードを購入し、さらに大容量のハードディスクを内蔵しようと販売店に尋ねたら、「電源容量が足りないからできない」と言われた、との質問と回答が出ている。

答えは「電源容量は余力十分です」だ。販売店もかなりいい加減な答えをするものだ。新しいMacを買わせたい為なのか、安全を見て絶対に大丈夫と言えないからなのか、無知なのか、いずれにしても適切なサポートでは無かった。これがMacだから良く分からない、だから、出来ないと答えておいた方が良いとされたのなら、残念である。Macは古い機種も、手を加えることで、最新のOSで快適に使い続けることも可能なのだ。

私のMacはG3DT233だが、500MHz、ATA66カードで高速HDが動く、USBも使えるから、最新のMacとそれほど遜色が無い。内蔵HDが３台、外付け１台で電源容量に少し不安が有るが、快適に動いている。だから上の7500の問題も、日経MACの回答に納得。

ここで思い出すのが、最近行ったカー用品のお店、黄色い看板の全国チェーン。ATFオイルの交換をレジで聞くと、詳しい説明が有り、走行距離が多いので全部は交換しない方が良いとの事。オイルが汚れている場合、全部交換すると、他の部品を傷めるらしいし、汚れ過ぎていたら、交換しないでそのまま使用した方がが良いとの説明。最終的には整備の方の説明で、半分交換になった。

丁寧な態度と説明に、気持ちよく整備して貰った。Macのお店も、こんなお店が有ったら良いなと思う対応。先日はApple Storeの注文確認でアップルから電話が有ったから、少しずつ良くなってくるのだろうか。そうなって欲しいと思った一件だった。

8/13/2000（プリンター購入予定を変更）
デジカメを購入したのを機にプリンターの買い換えを計画した。ここは個人のページであり、この日記もプリンター各社を誹謗するものでも無いので、メーカー名（通称名）をそのまま記述する。

今使用しているのはエプソンのPM-700C、写真画質の走りの機種である。機能に不満が有る訳では無いが、敢えて言えば、プリントの保存性とプリント時に紙が濡れたようになること。これは今のインクジェットプリンターでは避けられないところだから、買い換え候補はアルプスのマイクロドライプリンターになる。上記の欠点はほぼ解決しているようだ。

近くのパソコン店には展示は無かったが、聞いてみると在庫が一台有る。売れないのかと聞くと、発売当初の納品がこれ一台しかないから、展示もしていないとの事。何だかAppleみたいだなと思う。展示が無いから、印字サンプルも無い、実物も見られない、なんとかカタログは有るとの事で、それを入手して家に帰る。

アルプスのMD-5500,確かに商用印刷に近い品質のようだ、それも普通紙への出力で。お店に現品が有れば、衝動買いしてしまったかも知れないが、一度家に帰れば、パソコン雑誌の特集をひっくり返して見ることも出来る。写真画質については、インクジェットプリンターも更に進歩しているようだし、保存性も紙の改良でそこそこの所になっている。調べるうちに引っかかったのが、印字面のマージン、印刷できない余白の部分だ。新しいインクジェットプリンターは上下3�程度なのに、MD-5500では下側は15�。これは今のPM-700Cと同じ、これでは買い換える気分が削がれる。

パソコン店にはインクジェットップリンターは、エプソン以外にも、キャノン、HP、ゼロックスと多彩だ。今はエプソンが一人勝ちしているが、キャノンも黙ってはいないだろう。デジカメのIXYで見せた、あっと言わせる製品も期待出来る。

と考え出して、10月頃には出そろうであろう新製品を待つことにした。現物が有れば、衝動買いをしたかも知れないが、それが無かったから、冷静に考え直した。ユーザーに取っては良かったのかも知れないが、メーカーに取っては、売れる機会を失したようなもの。Appleも、こんな風に、機会を失っているのだろうか。

8/10/2000（休日の一日、楽しみながら夢荘の塗装工事）
夢荘も築10年、外壁の再塗装からも4年が過ぎた。4年前の再塗装も夏休みの一日、親子3人で取り組んだのを思い出し、再チャレンジすることにした。今回は夫婦だけで人手は少ないが、前回の経験を踏まえて準備。9日は曇り空で、素人が作業するには好都合、早めに起きて作業開始。

夢荘の外壁には、木のアクセントが有る、これが焦げ茶色で、外壁は白。いきなり塗装を始めると、木部が白くなったり、外壁が茶色になったりと、みっともない仕上がりになる。塗装工事は養生が大切と、マスキングテープを入念に張り付ける。ところが素人の悲しさ、マスキングテープが足りなくなる。慌てて買い出しに車を走らす。

それでも午前中に、外壁の2度塗りが完了。マスキングテープを外して昼食。一休みして、今度は壁にマスキングテープを張り付け、木部の塗装開始。ところが色がイメージと違う、黒色を混ぜれば良いだろうと、又DIY店まで車を走らす。

素人が足場も無く、中二階付き、急勾配屋根の建物を塗装するのだから、とても手の届かない所もある。そこは無理せず諦めて、夕方には全行程完了。一部に塗料のはみ出しが有ったり、高いところは古いままだったりしている。専門家に頼めば、もっとすっきりと出来るのだろうが、まあまあの出来映え。材料費は15,000円程度、工賃は無しの塗装工事。アルバイトと思ったら、とてもやれないかも知れないが、楽しみながらの夢荘の塗装も終わった。

芝生の椅子で、塗りあがった夢荘を眺めながら、ビールで乾杯。このビールのうまかったこと。外壁が綺麗になったのだから、中も少しは片づけようか、と思いつつ、そのままの状態で夢荘日記を書く。何も焦ることは無い、夏休みはまだ続く。

8/8/2000（暦の上では秋の始まり、そこはかとなく季節を感じる）
8/7は立秋、暦の上では秋になった。勿論、これは暦の上、暑さはまだまだ続くし、ここでは、これからが暑さの本番。でも、こんな風景も見らる、もう萩の花が咲いている。

萩は春遅く芽吹いてくる。やっと芽が出てきたなと思っていると、もうこんな花が咲き出す。萩は秋のイメージだが、夏の盛りにも咲き出す。立秋のイメージには、ぴったりかも知れない。
　でも、同じ時期に、ヤマユリや透かしユリが海岸沿いの山に、いっぱい見られる。

　　　　　　　　ヤマユリ　　　　　　　　　　　　　　　　　透かしユリ

秋の気配も感じられ、夏の盛りも感じさせる立秋の一日、思いっきり自然の中で歩いてきた。夏休みの、のんびりとした日々はまだ続く。

8/6/2000（新製品もMacの中の話か）
今回の新製品、G4,Cube,iMac,ProMouse,Prokeyboard全てがとまでは言えないにしても、結構良いものが出たと思う。Mac愛好者の間では、おおまか好意的に受け取られている。でも、あくまでもMacの中での話、Windowsユーザーまで振り向かせる製品では無いように思う。

CPUの速度も、iMacの色も、キーボードもマウスも「Macも、こうなったのか」位の印象だろう。iMacが出たときほどのインパクトは無い。Cubeがマニアの中で興味を持たれるかも知れないが、Macユーザーが寄せたような熱い視線はないだろう。

Cubeと液晶モニターのセットで斬新な姿を見せ、Macならではの親しみやすいインターフェースを分かり易く見せるPRが、テレビや近くのお店で見られたら、状況は変わるのかなと思う。ファイルを自由に移動したり、名前を変えたりしても、何事もなく動く。取り敢えず名称未設定をデスクトップに置いて、後から名前を付けて適当なフォルダーに整理する。こんな事はMacなら当たり前でも、Windowsでは出来ない。余り詳しくない多くのPCユーザーが、保存したファイルが分からなくなったとか、開かなくなったとか騒いでいるのを耳にするが、Macならこんな事は少ない。何しろ、適当でも済む、人間に優しいコンピューターがMacだ。

折角の新製品が、仲間内の喜びになってしまう。この商売下手はAppleの伝統なのだろうが、改善していって欲しいものだ。個人ユーザーとしては、一人でもこの人間に優しいMacの理解者、愛好者を増やしたい。たとえMac雑誌でしか、姿と良さを見せてあげられないとしても。

8/4/2000（青胡桃・・・の、句に寄せた思い）
8/3の「今日の独り言」に大きな病院で診て貰うと書いた。3時間待ちの数分診療で、「これはストレスでしょう。」の診断。自分では、障害をもたらすストレスは無いと思っているのだが、本当なのだろうか。ならば夢荘日記を書いてストレス発散。明日行けば15日までの長期夏休み、取り敢えずストレス説を受け容れておこう。

8/3付け朝日新聞朝刊の第一面「折々のうた」に出ていた句。

　　青胡桃みちのくは樹でつながるよ　　平畑　静塔

たまたま、この静塔（せいとう）さんは、精神医学を専攻した先生のようだ。この先生が診てもストレスの診断になるのだろうか。とは脱線で「青胡桃」をご存じだろうか。胡桃と言えば、茶色のデコボコで丸いものと思うのだが、ここに居ると青胡桃が実感として分かる。では、２週間ほど前に撮影した青胡桃を紹介しよう。これだ。

ストレス発散の大きな画像。（ご覧になる方は、大きすぎてストレス増加、すみません）
画面中央が青胡桃。この胡桃の木が、川沿いに何本も自生している。なるほど、ここはみちのくでは無いが、その入り口、「樹でつながるよ」も実感として捕らえることが出来る。

この青胡桃、どんな経緯で、あのクルミになるのだろうか。これからの散歩が楽しみだ。

8/1/2000（アップルプロマウスを見た、触った、感激した）
今、車中、某協会誌の編集委員会で東京への出張。早めにに出てきたので、秋葉原に立ち寄れる。お目当ては新型のマウスとキーボード。昨日アップルストアで注文済なので、善し悪しより、早く出会いたい気分。外は暑いのだろうが、ともかく楽しみだ。

仕事も終わり、上野駅、常盤線の待合室、外の暑さからほっと一息し、GoTypeにWorkPadを取り付けた。両脇に人もいないので、続きを書き始める。会議前に秋葉原で見た新しいプロマウス、これは欲しいの一言。もうあちこちで書かれている事だが、色、デザイン、機能とも素晴らしい。何故クリック出来るのか不思議なのだが、スッーと動き、確実にクリック出来る。これは注文して間違いは無かった。それに、キーボードもかなり良い。今のUSBキーボードに比べたら、ずっと感触が良い、これも注文して当たりだったようだ。今回の新製品は、キューブと共に魅惑的なものに仕上っている。やったねApple。これでG4のクロックアップと軽量ノートが出れば、Macの世界も大きく広がるだろう。おっ、車内清掃完了、乗り込み開始だ。

かく言う私は、今のG3DT233を暫くはアップグレードしながら、使い続けるつもりでいる。G3,500MHzで使っていると、1GHz位にならないと、変化を実感出来ないような気がしている。USBカードを差してあるから、キーボードもそれから使えば良い。ADBもシリアルもUSBも有る使い慣れたMac。

デジカメのカードリーダーもUSBだから、ハブを購入した。電源供給タイプと、そうでないのが有るとの説明で、勿論電源タイプを購入。まだキーボードが来るのは相当先なのだが、USBでの連動タップも購入、これで受け入れ体制は準備万端怠りなし。

それにしても東京は暑い。日曜日の午後の自宅、東側の部屋で寝転んで本を読んでいると、涼し過ぎて寒いほど、それが全く嘘のような暑さ。冷房の排熱でも温度が上がっているのだろう、目まいがするような暑さ。例えMac専門店が多くても、こんな所には住めないなと思う。私にとっては自然が第一、Macは通販でも良いと思わせる、余りの外の暑さだった。

さて、もう直ぐ到着のようだ。アップルから、注文確定のメールが来ているだろうか。

どうした事か、メールは来ていない。注文がうまく届かなかったのか、アップルの怠慢なのか分からない。アップルの事だから、もう少し待つことにしよう。ここでは、涼しい風、暑さは全く感じない。

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