夢荘日記    2001年2月


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2/28(ホント、アップルって融通の利かない公務員みたいらしい。)
今、出張の途中、喫茶店でこの日記を書いている。2時からの打ち合わせなのに12時30分、時間はかなりありそうだ。WorkpadにGoTypeを付けただけだから、喫茶店の小さなテーブルでも邪魔にならないし、バッテリーも気にならない、それにATOK13で変換も心地よい。小さなパソコンも良いが、テキスト入力だけなら、これで十分と思う。

話は変わってサミいさんが書いていたアップル公務員説。同じような話は一杯聞いている、販売店ではアップルの傲慢さに多くの店員が嫌気をさしているようだ。Macユーザーだつた人達もいざ売る立場でアップルと話をすると、アップル嫌いになるらしい。売っていただくでは無くて、売らせてやるの態度らしい。

勿論全てがそうでは無いのだろうが、他のパソコンメーカーと比べれば、愛想の良いお店とお役所の違いなのだろう。やはりこれは競争の有無なのだろうか。でも、かつてはMacと言うだけで特定の良い顧客を確保できていたのだろうが、今やWindowsの操作性も向上しMacで無ければが無くなってきている。相手はWindows陣営だから、本当は多数の競争相手を持つのはアップル。もっとも競争に晒されているのがアップルなのだ。それを未だに昔の栄光の亡霊を見ているのだろうか。

PowerBookG4をお店で見てくださいと宣伝しても、地方のお店には無い、あるいは置けない。これでは見て触れる機会はない。機能やスペックだけで購入を決めるヘビーユーザーも居るのだろうが、大部分は見てから買いたいのが本音だろう。何しろアップルもお店で見て触れてくださいと言いだしているのだから。ここまで気が付いたのだから、こちらからは見て触れる事の出来る店を地方にも作って下さいと言いたい。この一年がアップルにとっては生きるか死ぬかですよ。解っていますか!

あっ、そろそろバスの時間だ。

WorkPadのメモ帳からMacにホットシンクして、アップしてみました。
これは親切な公務員を誹謗するものでは有りません。一つの比喩と考えてください。

2/25(13枚のCDが一枚に?、とんだ思い違いに暫し悩む。)
雨の土曜日、22日に発表されたiTunes1.1をダウンロードして遊んでみた。これでCDの書き込みが純正の内蔵ドライブ以外でも可能になった。ヤマハのCRW4416SXも簡単に認識してくれた。初期設定の詳細設定タブをクリックすると、デバイス:YAMAHA CRW4416Sと表示されている。これでMP3で圧縮したものが焼けると大喜び。

早速、音楽ならぬ落語のCDに取り組む。好きな志ん生のCD「志ん生/江戸物語」全13巻、黙々とエンコードを始める。聞きながら、他のことをしながらMP3ファイルが出来てくる。大まか一枚のCDが50M弱。途中で食事をしたり、買い物にいったりしながら全巻完成。全部で640M、ナントCD一枚分ではないか。13巻が一枚のCDに納まる、これは画期的だ。

新しいプレイリストに登録し、CDを作成をクリック。ん!オリジナルのCDと同じものしか選択されない。何かの間違い?と思いながら再設定。それでも状況は同じ。何故なのだろう?としばし悩む。

オッ!そうか、これが当たり前なようだぞと考え出す。全部を一枚のオーディオCDに焼けたら、10時間以上の超ロングランCDが出来てしまう。CDプレーヤーで再生できるのは一枚1時間程度のはず。容量を圧縮しても時間は圧縮出来ないのがオーディオCDだった。良く考えれば当たり前の事を、しばし悩んだとんだ思い違い。

それでもこの640MをToastでデータとして焼けば1枚に納まる。ポータブルCDプレーヤでCD-ROMが読み出せるものが出来れば、13枚のCDを1枚に納めたものが聞ける訳だ。そう遠くない時期に、そんな事も可能になるのだろうか。

とんだ思い違いをしたが、iTunes1.1は素晴らしいソフトだと思う。こんな良いものがバンドルされているMacがもっと日の目をみても良いと思うのだが、相変わらずこの町ではMacは片隅に追いやられている。なんとも残念な事だ。

2/23(iMacの新型を発表、果たして売り上げ増に繋がるでしょうか)
帰ってきました。新しい発表は新型iMac。少しアッと言う外観でした。CD-RWドライブが付いたので、またiMacがベストテン入りすると良いのですが、どうでしょうか。TVコマーシャルでは、何が出来るかを表に出したものになってはいるようです。イメージ広告から少し変身でしょうか。



2/21(いよいよですね、ワクワクするような新製品を期待。)
あと十数時間で基調講演。東京でも何か新製品が発表されるだろう。あちこちで期待やら想像が書かれている。Appleに不平不満があっても、このときばかりは楽しい期待が前途に広がっている。

私の想像はiMacとCubeの合体。一世を風靡したiMacもいまやベストセラーの上位に顔を見せる事もない。今のiMacデザインの延長線上では機能アップしても魅力は少ないように思う。ならば液晶iMacの新規開発かCubeの活用。開発コストをあまり掛けないで、コンパクトなMacを作るとなると、Cubeの活用。Cubeが売れなかったのはデザインやコンセプトが悪かったのでは無くて、価格と初期不良だったと思う。液晶タイプで20万円前後、CRTタイプで10万少し、シネマディスプレーには無料で付いてくる、そんなiMacとCubeの合体を想像している。

でも、本当に欲しいのは私の想像を絶するもの。さすがAppleと言いいたい、夢をもった製品を期待している。凡人では考えも及ばないような、アッと言わせるのがAppleの魅力。前述したものなど誰でも思い浮かぶ。明日はそんなビックリを期待して出かけてみたいとワクワクしている。まさかiMacの単なる性能アップだけって事はないでしょうね。

2/18(Appleよ目を覚ませ! ホントいい加減に起きて周りを見て欲しい。)
サミいさんが2月17日の記事「Appleよ目を覚ませ! 」でGatewayのサブノートに触れられている。日本のメーカーでは無くて外国に本拠を置くメーカーが、日本の市場に合わせた製品を投入してきたことが、Appleへの警告になっているのだ。

サブノートもそうだが、宣伝にも目を覚ませ!と言いたい。Gatewayのサブノートは金曜日、朝日新聞朝刊の全面広告で見た。一週間ほど前に見たPower Book G4の宣伝とは違って、直感的で分かり易い。実物大のサブノートが秤の上に乗っている。大きさ、重さが直ぐに目に飛び込んでくる紙面。下半分はカタログでよく見掛けるアイコン表示の特徴PR。ともかくこの全面広告で実物がイメージ出来、価格、サービス等も良く判るように出来ている。

アップルの全面広告はこれに反し何が何だか判らない。あらかじめ知っている人がほくそ笑むだけの紙面。それにお店で見て欲しいと書いてあっても、この辺では何処のお店にも無い。最近進出したパソコン専門店にはPower Book G4の写真に発売日がマジックで消され、発売延期と表示されていた。恐らくこの店もアップルの対応に嫌気がさして、発売延期と朱記訂正することで抗議しているのではと思う。

Apple、アップルに欠けているのは、お客さん(ユーザー、販売店)に解って戴く努力の心、迷惑を掛けたら済まないと素直に謝る心、お客さんの立場になって、何が望まれているかを考える心が欠けているようだ。これらが欠けていても存在する企業が不思議なもの。その不思議さを支えているのは、熱いMacユーザーなのだと早く気が付いて欲しい。Appleよ目を覚ませ! ホントいい加減に起きて周りを見て欲しい。

2/15(公開質問状:拝啓 茨城県知事公室広報広聴課広聴担当殿)
公開質問状(茨城県知事あての「私の提案」に投稿しました)
拝啓 茨城県知事公室広報広聴課広聴担当殿

日曜日のボランティア活動で近くの川辺を清掃しました。ゴミの多さには驚いたのですが、それ以上に驚いたのが自然破壊。川の流れを真っ直ぐにするためか、大型機械が川底を削り、のり面の木を根こそぎ取り払っています。何故こんな工事をするのか、ボランティアで集まった者全員(と言っても5人)が呆然としました。

昨年も川底を削るような工事が行われ、県に抗議しました。何しろ遠くのサミいさんまでが抗議したものだから、県も回答をしてきました。その答えは洪水を防ぐための堆積した土砂を取り除く工事、地域住民に説明が不十分だったので、今後は気を付けるとの趣旨だった気がします。

ところが今度の工事は昨年よりも大がかりに思えるし、地域住民への説明も有りません。なにしろ市会議員が調べられないと言うのですから、住民無視も甚だしいものです。この川では春から夏は鮎釣りでにぎわい、秋は鮭が上ってきます。あの鮎や鮭が産んだ卵はもう海に落ち着いたのでしょうか。川辺の葦や木立にいたカワセミの住みかはどうしたのでしょうか。

これだけの工事をしているのですから、何か意味があるのだろうと思います。土木予算を議員の関係した企業にばらまくだけの工事とは思いたくありません。でも、工事の効果と自然破壊とを天秤に掛け、どうしても必用と考えて行われている工事なのでしょうか。もしそれなら、正々堂々と地域住民に説明をすべきと思います。

昨年の回答は只の取り繕い、時が来れば忘れるだろうと考えていたのでしょうか。今度こそ茨城県知事公室広報広聴課広聴担当の正式な回答をこのページでお待ちします。
(ホームページでは私の住所氏名、工事中の場所は省略しました)  

2/11(怒り心頭、何なのだこれは!)
サミいさんから連絡頂きました。なにやらオークションにMac OSを安く売り出している人がいるらしい。まっくりんねっとに投稿されているので詳細はそちらをご覧戴くとして、こんな事を平気でやっている人、それを利用する人が居ることに怒り心頭である。

私は次のように投稿した
サミいさん、夢荘です。メールでの連絡ありがとうございます。

これはアップルには関係ない犯罪行為と思います。
OSを何枚買おうが、それはその人に与えられた権利で、転売は許されない事だと思います。そもそもクーポンが三枚あっても同じバージョンは複数枚購入出来ないはずですし、してははならないことです。

形あるものを盗めば犯罪、見えないものなら許される、そんな事は絶対にありません。モノは、形が有ろうが無かろうが、研究開発、設計、製造、品質保証、販売等々多くの人の努力の結晶です。それを踏みにじるような行為は絶対に許せません。

販売店の努力で少しでも安く供給する努力なら歓迎ですが、違法行為が堂々とまかり通り、それを利用する人がいるとは、研究開発者の端くれとして怒りを禁じ得ません。

私が違法コピーを使った事が無いかと言われれば、実は有るのです。それでも、使い慣れてずっと使い続けて行こうと思った時に、正規版を購入しました。これでも一時的な犯罪ですから、大きな声で言えることでは有りません。周りにはソフトは貰うものと考えているような人がいない訳では有りません。しかし、どんな言い訳も聞けません、売るのも買うのも犯罪行為。モノ作りの成果を踏みにじる行為に怒り心頭。何故こんな事がオークションに出てくるのでしょうか。

2/8(メーラーをEudoraからMicrosoft Entourageに移行を考えている)
先日のMac OS X HTMLクーポン券が受け取れなかった件、Apple Roomさんによると、どうやら真相はアップルからのHTMLメールがタグの書き方を間違えていたようだ。そのへんに詳しくない私ではEudora 4.3.2-Jでは受け取れず、Microsoft Entourageでは受け取れた訳だ。

Eudora、この名前には思い入れがある。Macを使い始めた時からの愛用ソフト。当初はフリーのEudora-Jを使い、Proが出るとその差も良く分からないのに切り替えた。この頃からWindowsの方とも添付資料をやりとりするようになり、やっぱりProにして良かったと感じ始めたものだ。メーラーと言えばEudora、それ以外は考えもしなかった。

Outlook Expressが出てきても、感じ悪いソフトだなの思いしかなかった。それが社内のメールシステムが変わり、標準メーラーがOutlook Expressになったり、義兄に奨めたiMacを設定するのに使ってみたりで、次第に慣れてきてしまった。Microsoft Office 2001についてきたMicrosoft Entourageを使い始めてみると思いの外良い。従来のソフトを徹底的に調べ、模倣し、使い勝手を向上させていくMicrosoftのやり方は気に入らないのだが、次第にその手中に納まってしまうのかも知れない。

本当はEudoraのせいでは無かったのだが、Mac OS X HTMLクーポン券が受け取れなかったと言う理由だけで、すでにMicrosoft Entourageに移行し始めている。フィルターなど使い勝手は未だEudoraの方が上かなと思うけれど、環境(ユーザー)切り替えの容易さや、文字の色等で見やすさを考えているのはMicrosoft Entourageに分がある。しばらくはサーバーに残した同じメールを、両方で受け取って様子を見ようと考えている。

何となくMacらしさが薄れて行くようなのだが、これも時代なのだろうか。

2/2(Cubeの市場が小さかった、とんでもないApple自身の責任では!)
MacWIREによると、Steve Jobs氏がCubeについて「この市場がわれわれの考えているほど大きくなかったのには落胆させられた。予想よりも小さい市場だった。」とアナリストに語ったとある。省スペースは市場が小さいと、又認識をしてしまったようだ。本当にこの市場が小さいのだろうか。大きな市場に受け入れられなかったのを、小さい市場と間違って認識しているのでは無いかなと私には思える。

もしこのCubeが液晶ディスプレーと組み合わされて20万円以下、そしてあの初期不良も無ければ相当に売れたのではなかろうか。コンセプトとしてiMacの液晶版の位置づけなら、拡張性は問題ないだろうし、従来のG3,G4とも重ならない。売り上げの落ち込んできたiMacの援軍としては強力だったはずだ。なにしろiMac以来のマスコミで話題になるデザインなのだから。

プロとコンシューマ機の中間の値付け、不良と顧客無視の対応、これがCubeが売れなかった理由だと思う。先日のMACWORLD Expo SF2001でも話題にも挙げなかったのも、市場が小さいと言う事で葬り去ろうとしているからなのだろうか。G4プロ、Cube(G3でも良い)、PowerBook G4(フルとサブ)、iBook、こんなシリーズとリーズナブルな価格、しっかりした顧客対応が有れば、Appleももう一度元気になると思うのは私だけだろうか。

折角良い製品を持ちながら、市場に受け入れられる努力をしない、そんなAppleの本質を見てしまった気がする。

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